★禁煙の効果とコツ　【禁煙徒然日記】　日常のお悩み　ご参考にどうぞ

　禁煙をすると、様々な離脱症状があらわれます。
　吸いたい、吸いたいだけであれば、まだいいのですが、夜眠れなくなる、気分が落ち込む等の症状が出現する場合があります。禁煙によって、体にどのようなことがおこっているのでしょうか。

　

セロトニンとは

　セロトニンとは、いわゆる神経伝達物質のことで、「ノルアドレナリン」、「ドーパミン」と並んで、特に重要な役割のあるものです。アドレナリン、ドーパミンは耳にすることがありますが、セロトニンは少し聞きなれない言葉かもしれません。
　セロトニンの役割は、「ノルアドレナリン」、「ドーパミン」をコントロールして、心のバランスを整え、安らぎ・安心感などの感情を生み出す働きをします。
　

セロトニンが不足すると

　セロトニンは心の平静を保つ働きがありますが、このセロトニンが不足するとどうなるのでしょうか。
　セロトニンが不足すると、気分が落ち込む、やる気がでない、集中力がなくなる、イライラして怒りっぽくなる、感情的になりやすい、睡眠障害、ストレスが溜まりやすい、うつ病などの精神的な症状等、様々な影響を及ぼします。
　気分が落ち込む、疲れやすい、眠れないなどと感じる時は、このセロトニンが不足していることも考えられます。
　また「脈拍」「体温」「血圧」などを低下させ、睡眠の準備を作用させる、メラトニン。メラトニンはセロトニンがあって初めて分泌を促進させるものなので、セロトニンが不足→メラトニンも不足→結果、睡眠障害という図式も成り立ちます。

禁煙とは何が関係あるのか

　この神経伝達物質、セロトニンと禁煙の関係はいったい何なのでしょうか。
　もともと喫煙していると、ニコチンの作用によって、脳内はコントロールされてしまい、神経伝達物質もニコチンによってコントロールされています。そこで禁煙、タバコを吸うことをやめて、ニコチンの供給がストップされると、この神経伝達物質の放出が抑制される（ダウンレギュレーション）、セロトニンが不足し、心がコントロールが効かない状態に入ります。
　禁煙、ニコチンの供給のストップにより、セロトニンの不足→気分の落込み、セロトニンの不足→メラトニンの不足→睡眠障害となります。
　私は本当にこの原因かどうか分かりませんが、気分の落込みがあり、禁煙の途中からニコレットガムを噛み始めました。プラシーボ効果もあったかもしれませんが、徐々に回復したように感じました。

セロトニンを増やすには

　セロトニンを増やすにはどのようにしたら良いのでしょうか。タバコを吸うのを再開するのでは意味がありません。
　セロトニンを増やすには以下に注意する必要があるようです。

• 早寝・早起　規則正しい生活
• 朝の太陽の光を浴びる
• 食事は良く噛む
• スキンシップ
• リズム運動をする
• トリプトファンを含む食品を摂る

　


　が有効のようです。

　なかなか実際は、セロトニンが増えたというのは目で見て分かるものではないですが、私は前述のニコレットガムで当座のニコチン補給と、上記での「規則正しい生活」、「朝の太陽の光を浴びる」、「トリプトファンを含む食品を摂る」（バナナやヨーグルト等）を意識的に行いました。


　セロトニン不足による禁煙ブルー、「タバコは一番大事な脳内をコントーロールしていた」と、やめてみて実感できる禁煙の離脱症状のひとつです。


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