当ブログでは切っても切れない関係の人ですね、おなじみガンダム、イデオンなどの監督の富野由悠季監督の展覧会です。クリエーター単独の展覧会はコンテンツ単独より更にあんまり行われないので結構貴重なものですね。入り口にはデカデカとダイターンが記念撮影用?に立ってます。
まず生誕からアニメの世界まで、父親の与圧服の仕事から宇宙服のイメージを膨らませたとか、幼少期に見たSF映画の映像に圧倒されたがシナリオは退屈だった的な回想が語られています。映画監督目指していた時の自主制作映画と当時のカメラが展示されていました。手塚のもとで仕事していた時代の絵コンテがあるのですが、動きの癖がすでになんかそれっぽく感じます。
その後CM会社に入るもののCMでは名前が出ない。そしていろんなアニメに関わるコンテマンから勇者ライディーンを経てザンボットへ、それからダイターン、ガンダムへと向かっていきます。その後はイデオンへ、後はだんだん時系列関係なくなっていきます。基本的に絵コンテの展示とたまにアニメ、原画、関連グッズ。
とりあえずGレコ率が高いですね、丸々1コーナー。ライディーンのOPの絵コンテがフルに展示されているので、ライディーンのOP見てから入ると楽しめると思います、歌に合わせてどう動くか指示されているライディーンが見れます。一応非ロボット作品のラ・セーヌやトリトンも少し言及されています。基本的に全部の富の作品がありますね、ただ小説全部あったかな?
当時の玩具なんかもオマケ的に展示されていますが、クローバーのダイキャストガンダムさんが居ますね。
規模はかなり大きいです、サブカル系の展覧会だと4室くらいとかかなり小規模なものも結構ありますが、この展覧会は県立クラスなので標準的な特別展クラスの規模はあります、つまり大きい。展示面でも結構気合入ってびっしり押し込まれてる感じですし、熱的なものは感じます。
チケットの絵柄は会場や日にちによって違うみたいですね…。物販は書籍とかのグッズ類、監督団扇なんかもあり。
あんまり語られないライディーン以前の話がそこそこの規模で語られているのはなかなかレアかもしれない。
結構混んでる、静岡で東京クラスの混雑
そして思ったのが割と混んでる事。静岡県立美術館という割と田舎の美術館で上野公園のそこそこの展覧会レベルに人が居る、少なくとも横浜の1000円以上の展覧会の大半より遥かに人が居る感じでしょうか。(展覧会は横浜と東京で全く人の入りが違い、横浜だと東京の5割程度はザラだったりします、展覧会のクラスにもよりますが…)。
富野展は福岡、兵庫、島根、静岡、富山、青森となんとも言えない感じのエリア、青森、島根とかなり田舎を含む…正直一回行くのを諦めました、今回行けたのもただの偶然ですし。
よく考えるとアニメ監督単位での展覧会自体が試み的にほとんど聞いたことが無いですね、漫画家でも相当売れてかつ大ベテランクラスでないと大規模展覧会はまず無いですし(ジョジョとか)、って考えるとこの行きにくいエリアなのも仕方が無いのか?と。
アニメーターでもないですから画展って形にも出来ないですし、あくまで絵コンテと監督自身が作画していない絵、後ちょくちょく関連商品とかが交じる形なので。調べたところによると福岡と青森美術館が監督に直接2年近く交渉してやっと決まったそうな。
そして田舎の美術館の大半より混んでいる、私の場合美術展は一応真面目な洋画系からサブカル系まで全国各地数百は見てきたハズなので、その大半より混んでいますし、サブカル系としてはかなり規模があります、内容も美術館にふさわしい内容にしようとしている感じですし。
実は偶然
首都圏住みの私に取って、静岡まで行くタイミングがあったかと言うと微妙なので最初から諦めていました、別の理由で静岡に行ったらポスターを発見して「あ、やってる」という感じでそのまま生きました。
ちなみに前に島根に行ったときは会期とニアミスして入れませんでした。
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