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2020年06月28日

吉松隆 「朱鷺によせる哀歌」

1981年初演。吉松隆が、西村朗と「世紀末音楽研究所」(だったかな?)をやってた頃の作品。初期の作品と言っていいと思います。

名曲です。美しい音楽です。美しすぎて溜息が出ます。

吉松隆は、慶應義塾大の工学部を中退して、音大にも行かずに作曲家になったという超変わり種。独特なイラストを描いたり著作が何冊もある、マルチな才能の持ち主でもあります。

弦楽オーケストラとピアノのためのこの曲は、まず冒頭の弦楽のAm6のコードから始まります。現代音楽のくせにAm6。チャレンジャーです。ある意味、茶化してます。

美しい音響の中、弦のハーモニクスや特殊奏法が散りばめられます。このへん現代音楽っぽいですが、でもなんか儚い感じ。

しばらくすると、ステージの両翼に配置されたヴァイオリンが、呼応するように朱鷺のモチーフを奏します。胸を締め付けられるようです。できればライブで聴きたい箇所です。

途中で現れる雨だれのように訥々としたピアノに、優しく絡みつく弦楽。この美しさはただ事ではありません。

そして曲は、最後に夢か幻かのように静かに終わります。

素晴らしい曲です。私の宝物のひとつです。

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