2017年10月02日
アガベの育て方(種まき方法から鉢上げまでのまとめ)
1.はじめに
アガベを数種類育ててるが,これまで種をまいて育てたことは無かった,アメリカーナやフランゾシニーやフェロックス等がメインだったから,吹いた子だけでも,相応に増やすことはできるから,種まきにはさほど興味は無かったのだが,あまり場所を取らない小型種を種から育てて見ることにした
2.アガベの種の入手
アガベの種はネット通販とオークションで入手した,安い物から高いものまでイロイロである,特にオークションなんか10粒300円とか,5粒980円とか,5種×10粒=50粒で1,200円とか,種類も値段もいろいろ様々である,とりあえずコロラータ等の小型種をいくつか購入した
◆こんな感じで種が届く
◆ちょっとした説明書付きのものもある
◆種の実物の状況は大小様々である
3.アガベの種まき用の用土と容器
ネットを検索すると,皆さんいろいろ工夫してアガベの種まきしてるようだが,当方は種まき用の用土は根腐れを防ぐために腐敗防止剤が入ってる市販の種まき用土を,また種まき容器は移植時の根傷み防止の観点から5×6の30穴のセルトレイを利用した(写真参照)
4.アガベの種まきに挑戦
6月の上旬にとりあえず種をまく,セルトレイに用土を詰めてならしてから用土に水をかける,落ち着いたら竹串等で種まき用の穴を開ける,深さは5mmくらい,ここにアガベの種を1個ずつ落とし込んでいく,数が多いとちょっと気分的に疲れる作業ではあるが,延々と作業する
種をまき終えたら穴をふさぎ,表面を落ち着かせるために優しくかん水する,この作業は細心の注意が必要である,水量が多いとセル内が水であふれて,種が表面に浮いてしまったり,ひどい場合は,どこかに流れていってしまう,もしそうなっても小さな種の場合は探すのは極めて困難である
またこの種まき作業は風が無いときに行った方がいい,アガベの種はペラペラだし,非常に小粒のものもあり,手でつまんで,穴に入れるとき風に煽られてちゃんと穴の中心に入らなかったり,どこか違う場所に落ちてしまったりすると,用土と似た色の小さい種を探すのは大変である
5.アガベの種まき後の管理
アガベの発芽適温は種類にもよるだろうが,おおむね25℃〜30℃くらいという記載が多い,当方が種まきしたのは6月なので温度確保は特に気を遣わなかった,梅雨期なので雨が直接当たらないように当初は軒下で管理した,また表面が乾燥しないように適宜かん水した
6.アガベの発芽
種をまいてから1週間ほどしたら芽が見えてきた
7.アガベの種まき後14日めの状況
2週間したら下のような状況になった,この段階で軒下から出してよく日光が当たる場所に置いた
8.アガベの苗を鉢上げ
種をまいてから3ヶ月ちょっと(9月の半ば)には下のような状況になったので,9cmポットに鉢上げすることにした,用土は観葉植物用の市販用土とサボテン・多肉用の市販用土を5:5に混ぜたものを使用した
◆苗をスプーンで取り出す
◆根の状況はこんな感じ
◆9cmポリポットに鉢上げ
◆水をかけて鉢上げ完了
9.アガベの種まきの時期
ここで説明してるアガベの種類は,アガベ・パリーだが,6月上旬に種まきして9月中旬に鉢上げしたわけだから,鉢上げまでに3ヶ月ちょっとかかっている,非常に暑い時期を経過したが,特に問題は感じなかった,梅雨期を避けてもう少し早い5月から種まきを始めてもいいのではないかと思った,この辺のことに関しては,別記事でまとめてみたいと思ってる,→後日まとめた記事(詳細は→こちら)
10.おわりに
種まきしてから発芽する様子を毎日観察してて気づいたんだが,入手時期や購入先等でだいぶ発芽率に差がある,ちゃんとしたショップの種子でも,発芽率ゼロというものもあった,この辺の状況については後日まとめてみたいと思ってる,→後日まとめた記事(詳細は→こちら)
11.関連記事
◆アガベの種(タネ)は好光性種子か嫌光性種子か?(詳細は→こちら)
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