2013年04月05日
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
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★★★★☆
面白かった
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自分の中で昔から素朴な疑問だったものが、いくつか解けた。
例えば、よく見る果物はなんで人間にとって都合の良い味や見た目の良さを持っているんだろう?とか。
この本を読むと、そういう疑問がいくつも解ける。
あと印象に残ったことといえば、人類の歴史の中で、疫病や惨殺で他国を支配してきたという場面がいくつか出てくる。これは必然性があったとはいえ、やはり心は痛む。
その点については、人類の経験と知恵を生かすことで、今後は繰り返してほしくないところだ。
内容はかなり面白かったので、早く下巻を読み進めたい。
ただし、この本の読みやすさはというと・・・
翻訳文の特徴なのかもしれないが、長~い一文の最後までいかないと疑問文なのか平常文なのかが分からないことがしばしば。特にこの本は、各章や段落の冒頭あたりで、読者に疑問文で問いかけることが多々ある。しかも、その疑問文が長い。だから、へ~と思いながら読んでいても、文の最後の方で、なんだ疑問文かよっ・・・、って思うこともよくある。
でも重要なことは何度も繰り返し言われるので、その点は分かりやすい。
全体的にも、このような類の本の訳文としては、まだ読みやすい方なのかな。
上下巻セット
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タグ:人類史
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