2009年10月12日
星の王子さま―オリジナル版
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★★★★★
何年か前に箱根の星の王子さまミュージアムに行ったことがあったが、肝心の原点であるこの本を読んだのはつい昨日のこと・・。
あのミュージアムで、なぜ作者自身のことがあそこまで大きく紹介されていたのかがわかった気がした。
それは、読むとこの本を書いた人の素性を知りたくなるような本だからだろう
この本には主人公や星の王子さま以外にも、何人かの人々が登場する。その中で最も印象に残ったのは、実業家だわ
一見徒労と思われるようなことでなぜかバランスが取れてる実際の世の中を風刺しているような。いや、もはやバランスがとれないから、徒労という見せ掛けの仕事に頼るほかないのかもしれない。
とか色々と考えさせられた。いや、考えさせれたというより、自分の中にある元来の疑問を具現化してくれて、共鳴させてくれたような。
一方、遠くから一輪の花を想う王子の優しさがあり
他にも何人かの象徴的な人物が出てくるけど、それぞれに作者の強い想いや疑問が込められているように感じた。
最近、小説の『スカイ・クロラ』シリーズを読んでた。戦闘機乗りの子供の話。
この『星の王子さま』の語り部(主人公?)も、飛行機乗りで、実際の作者も飛行機乗りだ
なんだか、飛行気乗りに共通する感性というのがあるように思えた。
自由を渇望するから空に向かう。そういう人は、自由な思考を持っているだろうから、これらのような囚われの少ない視点で物事を見ることができるのかもしれない。
砂漠という舞台も、自由な考えを象徴しているのだろうか。他の小説でも、砂漠をそのような役割としてとらえているものがあった。頭への情報のインプットが極めて少なくなるから、想いふけるのに適してるんだろうか
あと、挿絵の一つ一つが、あの感じが、それぞれのメッセージと共に、愛らしく、とても忘れられない
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