「1.スピーカー修理4セット」を紹介します。
これを実践することで、あなたの愛用スピーカーが
一生ものになりますよ!
ホント!※ エッジ修理法を調査していた頃は、これから説明するような細かいことは、記述されてませんでした。
エッジの製作工程の写真を撮ってませんでしたので、完成品の写真をアップします。
修理中は、ミスが無いよう集中して作業しているので、写真撮影など、すっかり忘れていました。
エッジの作り方は、ネット検索すればいろいろヒットします。
基本は、そちらを参照してください。
(1)JBL Control 1
(2)DIATONE ブックシェルフ3wayスピーカー
(22cmウーファー)
このエッジは、最高にきれいに製作できたのですが、
なんと完成後に視聴したとき、右のスコーカーがお亡くなりになりました。
ウーファーは、いい音鳴りました。
(3)ONKYO D-77X 3wayスピーカー
(32cmウーファー、10cmスコーカー)
エッジの形を形成するのに、次のようなバックアップ材を使います。
エッジの断面は、半円形ではなく、Ω型になるよう、
バックアップ材を約4:6の比率で、カッターで切りとり、
6(幅広)の方を、両面テープでMDF材に貼り付けます。
エッジの母材に、ポリエステル100%の100均のTシャツを布として使います。
この
伸縮性が良いのですよ!
液体ゴムを4〜5回ほど塗り重ねて仕上げます。
左の2つは、JBL Control 1 に使用した型
右のは、D-77Xの32cmウーファーに使った型
D-77Xの10cmスコーカーに使った型
バックアップ材の6割幅の方でエッジの形に合う長さに切って
速乾ボンドで円形になるよう接着します。
それを両面テープでMDF材に貼り付けるのです。
ここでちょっと
"ノウハウ" が 必要です。
布をMDF材に貼り付けるために、一般粘着力の両面テープを貼ります。
バックアップ材の輪(円形)を貼り付ける部分には、
更に強粘着力の両面テープを重ねて貼り付けます。
小さく切った強粘着両面テープを円形に16ケ所に貼り付けます。
8ケ所だと8角形になりますが、16ケ所にするときれいな円形になります。
強粘着は、バックアップ材が、はがれないようにするためです。
一般粘着は、液体ゴム塗ったときには、布が剥れなく
乾燥しゴム化してからは、きれいにはがれるような
微妙な粘着力が必要です。
次に、液体ゴムを塗るときにも、上手にエッジを作る
"こつ" が あります。
エッジを3ケ所に分けて、液体ゴムを絵筆(平筆)で塗ります。
(1) エッジのロール部分
(2) 内側(コーンに貼り付ける)部分
(3) 外側(ユニットのフレームに貼り付ける)部分
布が両面テープで貼り付いてる部分@Aは、液体ゴムの水分で布がはがれやすくなります。
バックアップ材に触れてるロール部分Bは、その心配がありません。
液体ゴムの塗り方1回目・・・(1):しっかり染み込ませる、(2)(3):薄く表面に塗る(まばらでもいいです)
2回目・・・(1):しっかり染み込ませる、(2)(3):薄く表面に塗る(まばらでもいいです)
3回目・・・(1):薄く表面に塗る、(2)(3):薄く塗る
4回目・・・(1):薄く表面に塗る、(2)(3):しっかり塗る(乾いたら光沢が出るように)
5回目・・・(1):塗らない、(2):薄く軽く塗る、(3):しっかり固めるように塗る
【ポイント】(1)は稼働部分なので、裏側にしみ込んだら、表面は固くならないよう気を付ける
(2)はコーンに接着して振動する部分なので、軽くなるように塗る
(3)はフレームに接着させる部分なので、しっかり固くなるように塗る
これで一晩乾かして、エッジ整形は完成です。
翌日、成型したエッジを型からはがして、
(2)の幅3〜4mm、(3)の幅5〜6mm程 残してハサミで切り取って
エッジ完成次に、完成したエッジをユニットに接着します。