棒人間ニュース〜今日の気になるニュース〜

糸魚川市の大火はあくまで火事である．
しかも重大な過失があったと考えられる、上海軒の店主の周が鍋を火にかけたまま外出してしまうという異例の犯罪的行為をしたことによる、一個人の責任によって起った火災なのである．
仮に国がこのようながれき処理の費用を負担したとしても、税金の無駄遣いを問われる可能性が高い．
その場合には二階堂幹事長個人が負担をするということに最終的にはなり、また、原因者である上海軒の店主の周に支払い義務が発生するだろう．
なぜ、火事で国がその費用を負担する必要があるのか．
ただ選挙で勝つ為という税金の私的な流用は許されるものではない．
事務的な検討を経て、あの発言は実現不可能だった、と白紙撤回することが重要だ．
Yahoo!より．
糸魚川大規模火災　二階俊博幹事長「がれき処理は個人負担ゼロ」と明言　激甚災害指定の見通しも示す
産経新聞 12/31(土) 13:18配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161231-00000522-san-l15
常識的には火災保険による救済の範囲を広げるなどの運用面での調整だろう．
大火だから？
火災保険がある以上は、それ以上の支援を行政、ましてや国が行う話ではない．
そもそも地元の自治体の糸魚川市でさえ、個人の財産に対しては一定の見舞金程度の対応をするということで収めていたものだ．
住民の要望というのは常にあるものだ．
そんなものをいちいち言う通りに答えていたら税金を今の何倍にも上げる必要がある．
国が払うということは、税金であとから全国民から金を集めるということだからだ．
何もないところから国の金は払えないのである．
今回は、木造密集地で何ら大火への備え、耐火にすることをしてこなかった人の家や建物が燃えただけであり、奇跡の家と言われたような、防火、耐火にしたものはきちんと燃えずに残ったのである．
努力した人が報われないということはあってはならないものだ．
これでは、自民党も危ない．
バラマキ批判にとても答えられないだろうし、こんな調子で金をばら撒かれるのは誰もが嫌だろう．
この結果として、
当初の予想をはるかに上回る、がれき処理、と称したゴミ処分がどこからか湧き出して何年分、地域の面積の何倍分もの「がれき処理」が国費によってなされることになるだろう．