棒人間ニュース〜今日の気になるニュース〜

これだけ不正が明らかになっているにも関わらず性善説の指針には笑ってしまう。
最低基準を決めたらそこに収斂するのがこの業界。
この程度の基準では10年間乗り切ればなんでもありだ。
Yahooより。
くい到達判断の指針公表＝データ改ざんで国交省
時事通信 11月25日(水)20時37分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151125-00000168-jij-pol
目視で建物に傾きやひび割れが見つからなかった物件については、
(1)正常なくいから支持層の深さが分かり、改ざんが見つかったくいの長さが別の資料で必要な長さと確認できる
(2)くい打ち時に詳細な地盤調査をし、支持層を確認している
(3)くい打ち時に第三者が立ち合っている　←第三者さえ立ち会えばよく一番緩い。
のいずれかに該当すれば、支持層に到達していると判断できる・・・
問題なのは、第一のハードルが単なる「目視」であること。
マンションなどは10年しか瑕疵担保期間がないので、10年もてばよい。
適当な施工をして資料さえ作っておけばOKだ。
しかも第三者が立ち会ってさえすればデータさえいらない・・・
これで確実に現場の施工の質は劣化するだろう。
あまり適当で笑うしかない。
モノづくりを無視して業界を守るという姿勢が端的に表れた指針。
いったい誰がこんなものを認めているのだろうか・・・
すごいとしか言いようがない。
繰り返すが適当な指針が出されれば、そこに現場の質は収斂する。
現状追認の気持ちは分かるもののあまりにずさんな指針としか言いようがない。

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