高校3年生でそうした理由で水泳の授業を男女一緒にしてはいけないというようなことが罷り通るとなると、一体、多様性というのはどういうことなのかという話になる。
多様性とは考え方もそうだが、見た目も同じでどんな体型であろうと多様性が認められることが必要であれば、この程度のことで違和感とかいうことを許容してしまうと、多様な人間、そして自分自身もオリジナルであるということを受け入れる気持ちが失われてしまうだろう。
水泳だけでなく、体操服での授業についても同じような話が出るだろう。もっと言えば制服についても。
もちろん、こういう類の意見が出ること自体に問題はなく、教育する側がこうした言葉に左右されずに、多様性とは他人を受け入れると共に自分自身も含めて受け入れることだときちんと教える必要がある。
モンスタークレーマーばかり生み出すような教育は教育ではなく放置だ。
Yahoo!より、
男女一緒のプールに生徒ら疑問の声 仙台二高、水泳授業3年ぶり再開
6/15(水) 6:00配信
河北新報
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb67116418dd74b64e16175c0bf96e0c6ccb439a
記事より、
同校で水泳は各学年の必修授業だが、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年度に中断し、球技で代替してきた。宮城県内の感染状況が落ち着きつつあることなどを踏まえ再開を決めた。
県内の高校で唯一、50メートルの競技用プールがあり、女子は全体の3分の1のエリアを使う。女子は更衣室、男子はプールサイドのテントで着替え、準備運動までは男女ともジャージーを着る。水着の指定はない。
声を寄せたのは、20年度に入学した現3年生の男女3人。共通するのは「男女混合の水泳授業はおかしい」という点だ。
女子生徒は「男子の視線が気になり、プールに一緒に入ることに嫌悪感を覚える」と強調。男子生徒も「体形などさまざまな面で、異性だけでなく同性の目も気になる。不快な思いをして授業を受けることに疑問がある」と話す。
同校は生徒の声をどう受け止めるのか。体育担当の早坂馨教諭は「3年になって水泳の授業を初めて経験することに戸惑いがあるのだろう」と指摘。3人は希望者のみか選択制の水泳授業を望むが「他校にはない貴重なプールなので使って卒業してもらいたい。最初の授業で学ぶ『溺れた時の対処法』は大切な経験になる」と理解を求める。
文部科学省は昨年4月、都道府県教委などに宛てた通知で、水泳授業の実施時は十分な感染対策を講じるとともに「児童生徒や保護者の理解を得ること」を求めた。宮城県教委保健体育安全課は「水泳の授業が不安な際は体育教員や養護教員、スクールカウンセラーに相談してほしい」と呼びかける。
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