原因はシンプルで安いからマツダ、安くて高性能、かっこいいマツダだったのだ。
これが1割も値上げだと、高いマツダとなってしまう。
プレミアムブランドにはマツダはなれないということを思い知らされたのが、今回の結果だ。
とてもシンプルな話だ。
明らかに戦略失敗。
これを取り返すことは難しいのではないか?
当面はとにかく値下げをするしかないだろう。
Yahoo!より、
期待のMAZDA3は、なぜアメリカで売れないのか
9/24(火) 5:10配信 東洋経済オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190924-00304127-toyo-bus_all&p=3
記事より、
「これまでマツダに接点のなかったユーザーに対しても、自信をもって訴求できるコンパクトSUVだ。CX-5に続き、今後のマツダを支える主力車種として育てていく」。マツダの丸本明社長は9月20日、国内で初めてお披露目された新モデル「CX-30」を前にそう語った
CX-30は「スカイアクティブ」というマツダ独自の開発思想のもと、プラットフォーム(車台)とパワートレイン(エンジン周辺部分)を刷新した「新世代商品」の第2弾。今年5月に国内で販売された小型セダンの「MAZDA3」とともに、この先同じコンセプトで開発された新車を展開していくため、マツダの近未来を占う重要なモデルとなる。
足元のマツダの業績は低迷している。2019年度第1四半期(4〜6月)の営業利益は前年同期比79%減の69億円となった。主要地域が軒並み販売を落としたことが原因だ。
とりわけ足を引っ張ったのは、マツダの最大重要市場である北米で、同地域の営業損益は前年同期の127億円の黒字から12億円の赤字に転落。メインとなるアメリカで4〜6月の販売台数が前年同期比15%と絶不調だったのが原因だ。
2018年に、マツダがアメリカで販売する約半数を占める15万台を売り上げた主力SUV(スポーツ多目的車)「CX-5」が、競合となるトヨタ自動車の「RAV4」の後塵を拝し、販売が振るわなかった。さらに、大規模な広告宣伝費を投じて4月に発売を開始したMAZDA3も、期待を裏切っている。
近年マツダ車は、その流麗なデザインなどからモータージャーナリストだけでなく、ライバルメーカーからも高く評価されている。MAZDA3も前評判は高かったが、アメリカでの販売成績が芳しくない。
不振を招いているのはマツダの価格戦略の失敗だ。
MAZDA3はセダンタイプが2万1000ドルからに設定され、1万9000ドルがスタート価格だった旧モデルに比べて1割強値上げした。さらにMAZDA3に対するインセンティブ(値引き原資となる販売奨励金)は、発売月の4月に1613ドルに引き下げている(3月は1台当たり2487ドル)。
もともとマツダはほかの日系メーカーに比べても販売力、商品力が弱く、値引きに頼った販売を行っていた。アメリカの販売店は、マツダ以外のメーカーの車を扱う併売店も多い。そうした併売店にマツダ車を売ってもらうために、多額のインセンティブを必要としていた。
幸いスカイアクティブ、魂動デザインを打ち出した2011年頃からマツダ車の評価はうなぎ登り。これに意を強くしてMAZDA3では価格を引き上げ、インセンティブ抑制、「プレミアム路線」を一気に加速させた。だが、現状を見る限り、消費者はついてきていない。プレミアムなブランドを定着させるにはやはり時間がかかる。
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