誤解されていると思うのだが、AEDはあくまで補助的なものであり、基本は単なる心臓マッサージに過ぎない。
心臓マッサージには何の機械も不要であり、着衣のままで行うことが可能だ。
AEDという機械をつけなければいけないという説明に問題があるのだから、真っ先に、AEDがなくても心臓マッサージが必要なら力を込めて心臓マッサージをするように公言するのが、本当にAEDというか心臓マッサージをすれば助かる人を助けるための活動だろう。
なぜ、そんなに苦労してAEDをつけることだけにこだわるのか意味不明だ。
NHKNEWSWEBより、
AED 女性への使用に抵抗感? 京大調査
2019年5月6日 7時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190506/k10011906471000.html?utm_int=news_contents_news-main_006
記事より、
・学校で心停止になった子どもにAEDが使われたかどうかを調べたところ、小学生と中学生では男女差がなかったのに対して、高校生では女子生徒に使われる割合が、男子生徒より低い傾向にあることが、京都大学などの研究グループの調査でわかりました
・京都大学などの研究グループは、平成20年から27年にかけて全国の学校の構内で心停止になった子ども232人について、救急隊が到着する前にAEDのパッドが装着されたかどうかを調べました
・AEDは心臓の動きを正常に戻す医療機器で、鎖骨の下などの素肌に直接パッドを貼る必要があり、研究チームでは女子高校生の場合、近くにいた人たちが素肌を出すことに一定の抵抗があったのではないかと分析
・心停止の状態で何もしないと、救命率は1分たつごとにおよそ10%ずつ下がるため、救急隊の到着する前にできるだけ早く胸骨圧迫=心臓マッサージをして、AEDを使うことが大切
・呼吸をしていない、またはよくわからなければ、胸骨圧迫=心臓マッサージを始めます
・石見教授は「AEDのパッドは貼るべき位置に貼れれば、服をすべて脱がさなくても問題はない。女性であっても男性と同じだけの救命のチャンスが与えられるべきで、訓練の場などで女性への対応のしかたを広く伝えていきたい」と話しています
AEDを使わないだけで心臓マッサージをしていたということではないだろう。
無くなった女子高生は心臓マッサージさえされていなかったと考えてよいと思う。
AEDの使用ではなく、心臓マッサージをすることに抵抗があったとすると、それはAEDの問題ではない。
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