5kgで6千円などだ。
備蓄米の放出で果たして価格は下がるのか?
Yahoo!より、
消費者からは“ボロカス”生産者からは「よく言った」備蓄米放出のJA福井の苦悶…コメ高騰、悪いのは「農家の手足縛った」自民と農水省
3/4(火) 9:10配信
みんかぶマガジン
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b12b9d1019b8b2103fbbc2745b31acd217f57ba
記事より、
備蓄米がついに放出される。スーパーによっては税込みで5キロ5000円を超すような状況にもなっている。日本人の食事に欠かせない米の大騒動になぜ政府はここまで放置したのか。経済誌プレジデントの元編集長で作家の小倉健一氏が解説するーー。
これは自民党と農水省の無策のせいなのに
全ては自民党と農水省の長年続く無為無策なのだが、米価格の高騰は国民の怒りを大きな買い、その一部がJAへと向かっているようだ。
全国のスーパーの店頭からコメが消えた「令和の米騒動」において新米流通後もコメの価格高騰が収まらず、国は備蓄米21万トンを市場に放出する方針を決定した。JA福井県五連の宮田幸一会長はこの国の方針に対して当初反対の立場を表明していたが、後に受け入れる方針へと転換した。
宮田会長は1月の会見で「農業団体としては備蓄米放出に反対していきたい。もし足らないのであれば生産調整をしている面積を増やし、主食用米を作れる状態にして需給バランスを合わせてもらう」と明確に備蓄米放出への反対姿勢を示した。この発言の背景には「生産者の安定した収入のため」という考えがあった。
なぜ備蓄米放出に反対なのか
2月25日に開催されたJA県五連の定例会見において宮田会長の姿勢に変化が見られた。会見では「政府の備蓄米の放出については、消費者の目線があり、コメが高くなると消費が落ち込むところもある。政府の方針に従って受け入れをしたい」と述べた。
この方針転換について宮田会長は「1月に備蓄米放出反対と言ったら全国から色んな反響があった。生産者からは『よく言った』と言われたが、消費者からはボロカスに言われた」と胸の内を明かした。さらに「生産者の先頭に立ってコメの価格を安定化させるのがJA福井県の狙いで、基本的には備蓄米放出に反対していかなければならないが、国が放出を決めた。国の立場もあるので、それはそれで我々も従っていかなければならない」と苦渋の表情を浮かべながら説明した。
JA福井県としては基本的な備蓄米放出への反対姿勢は維持したものの、国の決定した方針に従う形で受け入れを決断した。この決断は消費者からの厳しい批判を受けたことが大きな要因となった。宮田会長の一連の発言からは生産者の利益を守りたいという農業団体としての立場と消費者の声や国の方針との間で揺れ動く心情が読み取れる。最終的には消費者への配慮と国の決定を尊重する判断に至った経緯が明らかになった。
コメント
米価の高騰が続く中、政府がついに備蓄米を放出する方針を決定したが、本当に価格が下がるのかは疑問だ。スーパーでは未だに5kg 6000円といった異常な価格が続いており、消費者の負担は大きいままだ。
JA福井の対応を見ると、農業団体としては生産者の利益を守るために備蓄米の放出には反対しつつも、消費者の批判や政府の方針を受け入れざるを得なかったという苦渋の決断があったようだ。だが、そもそもここまで価格が高騰した背景には、自民党と農水省の長年の政策の失敗がある。需給バランスの調整が適切に行われず、結果的に消費者が負担を強いられる状況になってしまった。
ただ、備蓄米の放出だけで価格が安定するとは限らない。市場全体の流れや流通の仕組みを見直さなければ、一時的に価格が下がったとしても根本的な解決にはならないだろう。
English Comment:
Despite the government's decision to release its stockpiled rice, it remains uncertain whether this will significantly lower prices. Consumers are still facing exorbitant costs, with some supermarkets selling rice at 6,000 yen for 5kg-a price that remains unsustainable.
JA Fukui’s stance reflects a difficult balancing act. While the organization initially opposed the rice release to protect farmers’ profits, public backlash and government policy forced them to comply. However, this entire situation highlights the long-standing policy failures of the LDP and the Ministry of Agriculture. The inability to properly regulate supply and demand has ultimately placed an undue burden on consumers.
Simply releasing stockpiled rice may provide temporary relief, but it won’t fix the underlying issues in the market. Without structural reforms in distribution and supply chain management, any price drop may be short-lived.
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