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中国でGmailやGoogleを使う方法
2016年10月現在、中国ではGoogleのサービスが全体的に使えない。
これは今に始まったことではなく、2012年からGoogle系はすべてシャットアウト中…。
GmailやGoogle Play、ウェブマスターツールやもちろんGoogle検索も使えない。
これではネットで仕事をする人にとっては不便なこと極まりなし。
ということで登場してくるのがVPNというサービスなのです。
VPNとは
VPNとは(ヴァーチャルプライベートネットワーク)の略称。
簡単に言うと、中国からネットを接続する際に日本を経由して接続する仕組みです。
この仕組みを使えばGoogleのサービスがすべて使えるようになりますし、
FacebookやTwitter、そして日本のサービスであるFC2も見られるようになります。
FC2が見られないとFC2ブログやFC2動画も見ることができないので非常に不便ですね。
Naverまとめの中にある画像も読み込まないこともあるので、そのようなときにはVPNの出番です。
日本にもVPNサービスがあるのですが、私が実際に使ってみて満足できたのは海外のVPNサービスです。
もし中国で上にあげたサービスを使ってみたいということでしたら、
海外VPNを推す3つの理由をご覧ください。
VPNがなかったころ
中国に引越してかなりショックだったのがGmailやGoogle検索が使えなかった点ですね・・・。
今はYahoo検索もGoogleのエンジンを使っているため、たまにYahoo検索も使えないことがありました。
関係性があるのかはわかりませんが、GoogleとYahooどちらの検索エンジンも使えない時の不便さと言ったら・・・。
百度(バイドゥ)は日本ページ少しは表示してくれますがやっぱりGoogle検索ですよね^^;
ということで、中国でグーグル系のサービスを使いたい人は要注意です!
オススメ記事:気軽にお試し!HideMyAss!が7日のVPN無料トライアル期間を開始!
中国でGmailを使う裏技:QQメールを使う
この方法はネットで紹介されていて、「おおなるほど!」と感じた方法です。
iPhoneやiPad、Androidで「QQメール」というアプリを使って、Gmailのアカウントを登録するという方法です。
基本的にはVPNを使ってグレートファイアーウォール(金盾)を回避しなければいけないのですが、QQは中国でもメジャーなソフトウェア。このアプリを使うことで仮想的にGmailのブロックを回避できるようです。
ちょっと専門的な仕組み解説としては、GmailのメールデータをダウンロードするときにQQメール、という「外部メール」を使うことで受信できるというわけ。
iPhoneでの設定方法は、まずQQメールをiPhoneにダウンロードします。
その後、右上の「+」ボタンから設定(设置)をタップ。
添加账户(アカウント追加)をタップすると、その中には「Gmail」の項目が。もしくはExchangeでも使えると思います。
アカウント情報を入れるとGmailが送受信できるようになります。相変わらずGoogle検索などは使えませんが。
Gmailで設定しなければいけないのは、基本的に「帐号(アカウント名)」と「密码(パスワード)」だけなので簡単だと思います。
その他のQQメール用語集
- 收件箱(受信トレイ)
- 星标邮件(星付きメール)
- 草稿箱(下書き)
- 已发送(送信済み)
- 已删除(削除済み)
- 垃圾箱(ゴミ箱)
QQメールは日本語対応していませんが、ある程度感覚で使えるところがあると思います。
iOSやAndroid等限定ですが、中国でGmailを使いたい方はこの方法もあるというのを覚えておくといいと思います。
中国のメールアドレスに転送するだけではGmailは使えない
一つ覚えておいてほしいのが、日本で使っていたGmailの設定で転送を使う方法はあまり再現性がないというところです。
具体的には、Gmailで受信したすべてのメールを「163.com」のような中国のメールアドレスに転送して読めるのか?というと、受信ができません。
理由は、送信側がGmailの場合、受信側が中国のメールアドレスだとはじかれてしまうから。
参考:相手がGmailだと送れない。相手がGmailだと受け取れない。鉄壁の中国メール規制事情。
それで、もしGmailから別のメールアドレスに転送するとしても、中国のメールアドレスはダメで中国から規制されていない日本のアドレスに送るしかないということになります。複雑…。
例えば、家にプロバイダーメールがあったりすればそれでもいいですし、有料のメールサービスを使う手もあります。
どちらにしても、中国当局が規制しているドメイン(sample@test.comの場合、@の後の文字列)の場合すべてはじかれてしまうのでVPNを使わないで自由に送受信するのは至難の業…ということです。
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評判はいかに?格安VPNホープムーンを中国で使ってみた!
業界最安値の月額300円で、同時接続が6台可能なホープムーン。
http://www.cup.com/staticip/
私は半年前くらいに使ったことがあります。
大体2015年3月くらいですね。
ちょうどそのころYahoo検索も使えない状況だったので、
VPNを探していた時に「うわっ安い!」と思って入会してみたのです。
今回は格安VPNであるHOPEMOONを中国で使った感想やいち利用者として口コミを書いてみます。
ネットの評判を見ていると可もなく不可もなく、という感じですが、中国広東省で使った結果は微妙でした。
値段や機能は魅力的だけど・・・
まず、結論から言ってしまうとホープムーンは私の住んでいる広東省からは繋がりませんでした。
正確に言うと繋がらないのはiPhoneやiPadなどのモバイル機器。
パソコンを使ってですと、SoftEtherクライアントからの接続は可能でした。
ホープムーンはPPTPやL2TP/IPSec以外にもSoftEtherからの接続に対応しています。
いくつかの接続方法に対応しているので、本来はつながりやすいはずなのですがおそらく接続サーバーが中国にバレているのでつながらなかったということだと思います。
SoftEtherはWindows限定で接続設定が若干複雑ですが、サポートページを見てやれば何とかなると思います。
ただ・・・最初にも書いたようにモバイル機器から繋がらなかったのは痛恨でした。
というのも同時接続6つが売りのホープムーンですが、同時接続できてもモバイルから接続できないのであれば、「何のために使っているんだろう」と思わざるを得なかったからです。
パソコンからしか接続しないということでしたら、月額300円使えるのはメリットが大きいと思います。
ただ、今は外出先からスマホでの使用もあると思うので、モバイル機器から使えないホープムーンは正直オススメできません。
サポートは評価できる
モバイル機器が繋がらなかった時に、サポートセンターに問い合わせたところ
「最近、特に規制が厳しくなっているようです。
ですが、上海でも1年間も当社を使い続けているお客様もおられますので、接続するプロバイダーによるのではないかと思います。」
このような返事をもらったりしました。
やはり中国のVPN規制は中国のプロバイダーによるところが大きいと思います。
私のいる華南地区の中国電信では規制が強いようでホープムーンに接続することはできませんでした。
しかしこのようにすぐに返信してくださるホープムーンのサポートは評価できる点だと思いました。
解約もカンタン
「ペイパルの定期購読をキャンセルすると、即退会される仕様になっております。」
私はペイパルで支払いをしていたのですが、ペイパルの定期購読を解約するとすぐに退会できるようになっています。
PCのソフトイーサーでの接続に成功していたので、若干残念ではありましたがモバイル機器から接続したかったので解約しました。
月額が安いのでもし興味のある人は1か月だけでも試してみるといいかもしれません。
ホープムーンの評判まとめ
一個人としてホープムーンを使ってみた感想ですが、やはり「VPNサービスの値段と接続品質はある程度相対的なもの」というのが印象です。
実際にFreeGateなど完全に無料のVPNで中国のネット検閲をパスすることも可能ですが、やはり快適なネット環境構築には少し投資したほうが良いというのが私の考えです。無料VPNや格安VPNばかりにこだわっていると、重要な快適さが失われてしまいます。
ホープムーンの接続できるVPNサーバーは既に中国プロバイダーからブロックされているものもあるということだったので、後は住んでいるところで使えるかどうか?というところになると思います。
私の住んでいる中国南部、広東省では繋がらなかった、ということは確実に言えますからね…。
スピードの感想ですが、ソフトイーサーでのVPN接続は平均的でした。
Youtubeの動画を見たりするのは若干ラグがあったり読み込みが遅い印象でした。
PPTP、L2TP/IPSecでの接続は私のところからは繋がりませんでした。
ホープムーンに関心のある方はこのいち口コミを参考にしていただければ幸いです。
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関連記事:中国のVPNでオススメは?本当に繋がるVPNをお探しの方は読んでみてください!
タグ:国内VPN
パンダVPNってどうなの?中国でつながる?
パンダVPNは無料のVPN接続サービス。
公式サイトはこちら。
仕組みは、IDとPASSとIPが表示されているので、これをWindowsに標準装備されているコントロールパネルの「ネットワークとインターネット」の部分から設定するだけ。
もしかしたらパソコンに詳しくない人からするとちょっと難しいかもしれないです。
それでも、パンダVPN公式サイトにしっかり図解で接続方法が載っているのでその通りにやれば設定はできるはずです。
ただ、つながらない
設定はできたとしても、問題は中国でつながらないこと。
原因としては、無料VPNなのでサーバーの数が少ないことと、すでにこのパンダVPNのサービス自体が中国政府に監視されてしまっているためにブロック対象になっていること…。
それで、Windowsで設定する場合はまれにつながりますが、iPhoneやAndroidなどのモバイル機器ではまったく接続ができません。
モバイルでまったく接続できない件については、VPNサービス提供者や中国電信や中国聯通、中国移動各ISPにも聞いてみましたがほぼ同じ回答で、「ブロックシステム(金盾)のプログラムでモバイル機器は特に厳しく制限されている」とのことでした。
モバイル機器がつながらなかったのは有料VPNの「ホープムーン」も一緒でしたね。無料や格安だと規制がかかりやすいんでしょうか。
⇒評判はいかに?格安VPNホープムーンを中国で使ってみた!
無料VPNは、契約も必要なくすぐに使えるのが魅力的ではありますが、その分接続先の情報(IP)も公になってしまっているので、それも中国政府の規制にかかりやすくなっている原因なのかもしれません。
無料VPNが繋がりにくいのは、つくば大学の「VPN Gate」(サイト内リンク)も一緒ですね。
ということで、日本でVPN使うのであればパンダVPNは手軽でありだと思いますが、中国ではつながらないので設定したりする時間がもったいないなぁと思います…。
短期間で、とりあえずVPNの使用感を試したいときは海外VPNの「HideMyAss」がいいかもです。7日間以内だったら無料トライアルができます!
関連記事:HideMyAss!VPNが7日の無料トライアル期間を開始!気軽にお試し!
タグ:国内VPN