2007年11月18日
僕の七つ道具F〜図鑑
図鑑
キノコの検索のためには、図鑑が必要です。それも1冊では足りませんね。
キノコって、出る環境によって、同じ種類でも全く違う色や形をしていることが多いからです。
何冊かの図鑑を駆使することで、ようやく同定できる場合が多いです。
採ってきたキノコが食べられるか、食べられないか?ということは大問題ですね。
ちょっと工夫するだけで、キノコ中毒から身を守る方法があります。
それは、あらかじめ図鑑を見て、「毒キノコ」の方をしっかり覚えておくことです。
それは、食べられるキノコよりも毒茸の方がずっと数が少ないので、
覚えやすいからです。
ニガクリタケ、ドクササゴ、ドクツルタケといった、
山でよく見かける身近な猛毒キノコから優先的に覚えていくといいですよ。
これらは誤食すれば死に至るキノコたちです。
次に頭の中に叩き込んでおきたいのは、似た食茸のある毒茸です。
よく秋になると新聞を騒がせる種類の毒キノコですね。
クサウラベニタケとウラベニホテイシメジ、ツキヨタケとムキタケなどが横綱・大関です。
前者が「毒」で、後者が「食」です。
よく似ているので、たまに出会うとけっこう迷います。
キノコはその名の通り、木に依存して生えることが多いので、
どういう木にどういうキノコが生えるのか、図鑑で調べておくとかなり役立ちます。
アミタケ、ハツタケは松林、ハナイグチは落葉松林、シメジ類は広葉樹林、
ナメコやムキタケはブナやミズナラの倒木、という風にです。
どんな木が生えているか見るだけで、そこで採れる可能性のあるキノコの見当が付くわけです。
山には持っていきませんが、図鑑はキノコ採りの大事な七つ道具のひとつです。
僕が愛用している図鑑。
『山渓カラー図鑑 日本のきのこ』(山と渓谷社)
『カラー版 きのこ 見分け方 食べ方』(清水大典・伊沢正名 家の光協会))
『山菜・きのこ・木の実フィールド日記』(水野仲彦 山と渓谷社)>
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