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2010年11月17日

尖閣問題、主任航海士の処分について考えてみる

ども。ミロです。
尖閣事件で、仙谷官房長官から、
領海侵犯した中国人よりも悪人扱いされた海上保安庁の主任航海士が出て来ましたね。

主任航海士のコメント

私が今回起こした事件により、国民の皆様、関係各位には、多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫(わ)び申し上げます。海上保安庁の皆様、中でもお世話になった方々や今回の件でご苦労されている方々に対しては、申し訳ない気持ちで一杯です。

 今回私が事件を起こしたのは、政治的主張や私利私欲に基づくものではありません。ただ広く一人でも多くの人に遠く離れた日本の海で起こっている出来事を見てもらい、一人ひとりが考え判断し、そして行動して欲しかっただけです。

 私は、今回の行動が正しいと信じておりますが、反面、公務員のルールとしては許されないことであったと反省もしております。

 私の心情をご理解いただければ幸いです。



そうだね、ルールと現実というのはそんなに安定した関係ではなく、
つねに「鬩(せめ)ぎ合っている」ものなのじゃないのかな。

思い出したのは、戦後の混乱期に、
ヤミ米を食べることを拒否して「餓死」した裁判官がいたことだ。

法に基づいて人を裁く立場にいるものが、
明らかに法を破って流通している「ヤミ米」を食べるわけにはいかぬ。
だが、配給米だけでは生存するのに十分ではない。
ルールを守って死ぬべきか?生きるためにルールを破るべきか?

…こんな愚かな選択に迷わねばならない現実状況があった。

ほとんどの日本人はヤミ米を食べることを選んで生き延び、
この裁判官だけはルールを守ることを選んで死ぬことによって、
後世の人々に長く記憶されることになったわけだ。

法とは何なのか? 正義とは何なのか?

この場合、彼が人を裁く「裁判官」という職業であったことが、
大きな意味を持つ。

一般の日本人と国の法を守って人を裁く立場の裁判官では、
法の重みに違いがあったと考えるべきだろう。

一般の日本人にとって、法律を守ることよりも、
自分や家族が生き延びることの方が大切だったのは当然だろう。

通常、法は、大多数の人々の利益を守るために作られている。
国民は法の存在が、自分たちにとって利益があるから守るのだ。

だが、しばしば、
法を守ることが必ずしも利益にならない状況に直面する。

現行の法に限界を感じたら、
人々は反乱を起こすか、究極的には革命を起こして、
法そのものを変えるしかないだろう。

赤穂浪士の討ち入り明治維新を思い起こすべし!
青年将校の決起というのもあったな。


「悪法なれども法は法」という言葉がある。
それほどに法の存在は大切だということだ。

だが、現実は一気に変動することがあるが、
法は簡単には変えられない。

その現実と法とのタイム・ラグが、
今回のような不幸な事例をしばしば生み出して来たわけだ。

さて、この主任航海士はどういう裁きを受けるべきなんだろうね?

尖閣諸島事件では、そもそも、
那覇地検が独自の判断で領海侵犯者たちを解放してしまっているが、
これは日本のどの法律に基づいて行われた処置なのか?

いったい日本には、
法律違反者を裁判にもかけずに釈放してよいという法律は存在するのか?

これは日本国の存立にかかわる基本事項なので、
はっきりさせておくべきだろう。

公務員が個人の判断で、勝手に業務上知り得た秘密を公開してしまっては、
国家の規律が保ちえないという意見がある。

国のルールを破ることは、
一主任航海士には許されないが、検事には許されるのか?

それが許されるんなら、
司法府が立法府や行政府の上に立っていることにならないか?
日本国って「三権分立」してるんじゃなかったっけ?

そもそも、領海侵犯して来る「中国様」に、
どうして日本国民が遠慮せねばならないんだ?

仙谷官房長官に、そんなことを国民に押し付ける権限があるのか?

そんなことでどうして日本人の手で日本国を守ることが出来るのか?

…ひとっっっつも、民主党政権は国民に説明をしていない!
ただ、領海侵犯した中国漁船が日本の巡視艇に衝突して来た証拠映像を、
国民に対して隠しただけだ!

真っ先にその事実を国民に知らせないで、
どうやって民主党政権は中国政府と戦おうというんだ?

世界各国の首脳が集まっているところで、
堂々と大ウソを公言するような国を相手に?

それとも最初から中国政府と戦う気概はなく、
中国政府の言いなりになるハラだったのか?

それこそ「売国」の極みだろう!

今回私が事件を起こしたのは、政治的主張や私利私欲に基づくものではありません。ただ広く一人でも多くの人に遠く離れた日本の海で起こっている出来事を見てもらい、一人ひとりが考え判断し、そして行動して欲しかっただけです。

はい。それが民主主義国家というものだと思います。
それに反したことをやったのは、本当はいったい誰なんでしょうね?

名前だけ「民主党」でも、
民主主義を推し進める意志なんて、これっぽちもないんじゃあ、
なんのために存在してるのやらさっぱりわからない。

まあ、「民主主義」の意味が中国と日本では全然違うようだから、
民主党の民主主義は中国型ということなのかも知れない。

主任航海士には、
「真実を教えてくれてありがとう!」と言いたい。
「日本の民主主義を守ってくれてありがとう!」とも。

ただ、やはりルールを破ったことには違いないから、
それなりの罰は受けなければならないだろう。
残念だがここはひとつ泣いてくれや。

停職処分6カ月くらいというところが順当か?
その間の生活費ぐらいは、みんなでカンパする手もある。
心ある国会議員が中心になって呼び掛ければ、
国民の気持ちが彼に届くだろう。

ひとりぐらいはこういう馬鹿が
居なきゃ世間の 目はさめぬ


星野哲郎さんの歌詞の一節が浮かんで来た。

追悼しながら、聞きましょう。


posted by ミロ at 08:22 | 国防論
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園芸愛好家で、庭作り・寄せ植え・ハンギングバスケット作りに精を出しています。茸狩り、山菜採り、鉱物採集が趣味で、その成果を追々紹介していきたいと思ってます。あなたのガーデニング・ライフの参考になれればいいな。
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