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2018年03月08日
あちらを立てればこちらが立たず、作文の見直し
新小6になり、理系の成績が上向いてきたな、と思ったら、今度は反対に文系、作文、適性検査Tの成績が落ちていきました。
特に作文は、それほど時間をかけなくても得点源になるのでは、と安易に考えていました。しかし、理系を重視し、作文演習を受講していないが故の演習不足か、偶々テーマが自身に合っていたから良い点が取れていただけなのか、それとも受検学年になって採点基準が厳しくなったのか、テスト結果で粗が目立つようになりました。
学判、模試の作文直しは、まず自分でやらせてみましたが、誤字脱字を直す程度しかしていませんでした。塾は書き直したら添削するという方針でしたので、とにかく家庭で直しをするしかありません。慣れるまではとガッツリ赤を入れました。
【この頃よく指摘した点】
@口語体、小説風
・『けど、』で書き始める
・『誰々は言った、「〜〜〜」と。』のような書き方
・体言止めを多用
→これらは見つける都度、指摘するしかありません。どう書き直せば(語句を入れ換えれば)良いかも併せて伝えました。
A一貫性がない
→e塾の講演会などでもよく言われていたので、小学生作文のあるあるだと思いますが、体験を書いているうちに方向性がずれ、意見とまとめがつながらないことがありました。まず、意見に沿った体験を書くこと、まとめの際に『これらの体験から、〜〜〜(私の意見)であると気づいた』などのように一旦引き取る書き方を意識して直すよう伝えました。
Bまとめが意見の繰り返しになっている
→Aの裏返しとも言えますが、一貫性はあるが(あり過ぎて??)、同じことを繰り返し書いてしまうパターンです。意見を引き取って終わりではなく、発展させるように伝えました。しかし、「発展させよ」と言われても意味不明だと思いますので、その意見を踏まえて、『今後どう行動していくべきか、どんな人になりたいか』などを書くと良いよと伝えました。
作文の答案をコピーし、上記の指摘をコメントすると、真っ赤になります。それを読み直して、再度、原稿用紙に字数制限どおり書き直してもらいました。また、そうして直した作文は、後から再度読み返すことができるよう、Wordを原稿用紙設定にして、私が入力し、印刷して作文ストックファイルに綴じていきました。書き直した手書き作文をそのままコピーしても良かったのですが、テスト前など限られた時間内で読むには、活字の方が適しているのではと考えたからです。
また、答案を真っ赤にしましたが、以下の点は守るようにしていました。
【指摘する際に意識したこと】
@本人の意見は変えない
→じっくり時間をかけられるのであれば、筆者の意見を踏まえてどのように考えるべきか?話し合い、本人の意見を固めていくのが王道だと思います。ただし、私たち父娘は周回遅れで既に受検学年に入っていること、また、下手に考え方をいじると混乱し、作文が書けなくなるのではないかとの思いから、意見はそのまま受け入れました。
→なお、娘は筆者の意見に反対することがありましたが、これについては余程の自信がないかぎり、以下の観点から止めた方が良いと伝えました。
・出題者は筆者の意見に共感している、もしくはこのような考え方を身に付けてほしいと思っている。
・それを論破するには、十分な材料が必要だが、字数も時間も、そして経験も足りない。
A書いた体験も変えない
→例えば家族旅行や父娘で参加したイベントなど、共通して持ち合わせている体験で、もっと適したものがあれば、「〇〇の方が今回のテーマに合っているんじゃない?」と提案しました。それ以外の学校での体験などはそのままにし、冗長な表現で字数を無駄にしている箇所を削ったり、意見に沿った体験だと読んでもらえるよう、強調するポイントを変えたりしました。
また、ある程度の創作は見逃しました。体験、経験が思いつかない場合でも、何か書かなければ部分点すらもらえないからです。しかし、やり過ぎると、大人が読めばあり得ない場面設定だとすぐに分かってしまいますので、その場合はこれまでの体験の中で当てはまるものがなかったか、一緒に考えました。
ちなみに、娘の作文でこれはやり過ぎだなと感じたのは、以下のようなものです。
・私の祖父母が昔住んでいた集落は、ダムの底に沈んだ。
→マンガや小説でよくあるシーンだね。絶対ないとは言えないけどさ…
・私の両親が子どものころは、まだ白黒テレビだった。
→自分の両親が何歳だと…
結局、この作文直しは直前まで続けました。そして、代表的なテーマ13編でできた作文ストックは、受験キットの一つとして当日、会場に持参しました。娘の受験キットについては、またいつか触れたいと思います。
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2018年03月02日
他流試合、思い込みをただすために。新小6に成りたてのころ
3月に入り、昨日は都立高の合格発表。e塾の校舎ブログでは合格速報の記事が多数投稿されています。この校舎ブログ、それぞれの塾長の個性が出ていて、結構面白いのです。「そもそも都立中を受検するのは何のためだっけ?」といった投げかけをしているものもありました。本部は嫌がりそうなテーマですが、そのあたりは自由なのかもしれないですね。
都立中受検からもう1か月も経ったのか、というのが実感です。親も時間感覚を取り戻せていないのかもしれません。近況として、2月で、通っていた校舎での新中1コースをやめることになりました。授業内容がどうとか、ご縁があった子となかった子の関係がどうとかそういうことではありません。ずっと続けている習い事に時間を割きたいのと、ちょっと勉強から遠ざかりたいみたいです。先取り学習をしておかないと、付いていけなくなるのでは?勉強を続けるのが当たり前!というような焦りが親にあったのかもしれません。
* * * * *
さて、昨年の2月、新小6になったころを振り返ると、父はe塾の保護者会や色々な入試報告会に参加していました。志望校以外の入試報告会は、参加することも、聞いた内容も娘には伝えていません。軸がぶれると思ったからです。ただし、急に方向転換を余儀なくされた場合、そこから情報収集を始めても遅いかもしれないので(成り行きでe塾に入れた私が言えた立場ではありませんが…)、情報収集は親の仕事と考え、行動しました。
そのころ、e塾内部の学判(確認テスト)ではまだまだ結果が伴っていませんでしたが、年末の都立中合判や年明けの適性検査模試など、適性検査型の初見の問題で良い結果が出ている状況でした。娘がやったテスト直しを見ると、作文や記述がまだまだ不十分なので、私が赤で直しをたくさん入れているにもかかわらず、採点では丸が付いてしまうのです。
これでは勘違いしたまま行って痛い目に遭いそうだな、と危機感を持ち、他の塾の模試を受けさせてみることにしました。悪い点を取って、ガツンとショックを与え、謙虚に勉強してほしいと考えたからです。始めはEの公立中高一貫オープンを考えていましたが、調べるうちにW進の「そっくり模試」を見つけました。模試のあとに解説授業があり、希望すれば親も同席できるので以後の参考にもなりそうです。
結局、新小6の2月にW進の「そっくり模試」を申し込みましたが、娘は朝から体調不良で何とか受験したまで、午後の解説授業も3コマ中1コマ目でギブアップし帰宅となりました。成績はもちろん悪かったのですが、何でそうなったのかハッキリさせることはできませんでした。
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都立中受検からもう1か月も経ったのか、というのが実感です。親も時間感覚を取り戻せていないのかもしれません。近況として、2月で、通っていた校舎での新中1コースをやめることになりました。授業内容がどうとか、ご縁があった子となかった子の関係がどうとかそういうことではありません。ずっと続けている習い事に時間を割きたいのと、ちょっと勉強から遠ざかりたいみたいです。先取り学習をしておかないと、付いていけなくなるのでは?勉強を続けるのが当たり前!というような焦りが親にあったのかもしれません。
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さて、昨年の2月、新小6になったころを振り返ると、父はe塾の保護者会や色々な入試報告会に参加していました。志望校以外の入試報告会は、参加することも、聞いた内容も娘には伝えていません。軸がぶれると思ったからです。ただし、急に方向転換を余儀なくされた場合、そこから情報収集を始めても遅いかもしれないので(成り行きでe塾に入れた私が言えた立場ではありませんが…)、情報収集は親の仕事と考え、行動しました。
そのころ、e塾内部の学判(確認テスト)ではまだまだ結果が伴っていませんでしたが、年末の都立中合判や年明けの適性検査模試など、適性検査型の初見の問題で良い結果が出ている状況でした。娘がやったテスト直しを見ると、作文や記述がまだまだ不十分なので、私が赤で直しをたくさん入れているにもかかわらず、採点では丸が付いてしまうのです。
これでは勘違いしたまま行って痛い目に遭いそうだな、と危機感を持ち、他の塾の模試を受けさせてみることにしました。悪い点を取って、ガツンとショックを与え、謙虚に勉強してほしいと考えたからです。始めはEの公立中高一貫オープンを考えていましたが、調べるうちにW進の「そっくり模試」を見つけました。模試のあとに解説授業があり、希望すれば親も同席できるので以後の参考にもなりそうです。
結局、新小6の2月にW進の「そっくり模試」を申し込みましたが、娘は朝から体調不良で何とか受験したまで、午後の解説授業も3コマ中1コマ目でギブアップし帰宅となりました。成績はもちろん悪かったのですが、何でそうなったのかハッキリさせることはできませんでした。
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