（脱IT業界）大手メーカー系に転職した者のつれづれなる日記

初めての方、初めまして。
2度目以降の方、ご愛読ありがとうございます。

ピエロです。
久しく連載しておりませんでしたが、仕事も一段落したので
書かせていただきたいと思います。

前回までのおさらい。

ブラック中小IT企業に入ってしまったらどうするかということで、
以下の3つを挙げさせて頂きました。
�@会社に残る場合
�A転職を行う。（脱IT）
�B転職を行う。（IT業界内）

前回は�Aを紹介させて頂きました。今回は、最後の�B転職を行う。（IT業界内）
について書かせて頂きます。

このブログ自体が脱ITをうたっていますが、今回はIT業界内での転職を
取り上げたいと思います。脱ITをしたくても（年齢や働く地域などの条件で）
出来ない人向けです。

この業界の人間を2つのタイプで分類すると、以下に分かれるかと思います。
�@技術者志向の人
�A管理やコンサル向きの人
�@ですが、俗に言う「プログラミングが得意な人」です。
多くの言語の知識を持っている人、ひとつの言語に精通している人など、
どちらかといえば職人気質の人です。
�Aは�@の職人さんたちを纏めて上げプロジェクト管理、顧客交渉などを得意とする人です。

今回の記事では、�@の「プログラミング職人さん」の場合を中心に書いていきます。

こういった人たちは技術力や経験があるので、比較的簡単に内定が
取れる人たちではあるのですが、いわゆる紹介派遣業界に行かざる得ない状況が
多いのもこの人たちだといえるでしょう。また、精通している分野に
大きく左右されやすいのもこのケースです。

�@の場合は、以下の流れになります。

1．自分がもっている技術や経験を整理する。
　　　　　　　　　　↓
2．その中で、強みとなる部分を見つける。 （需要と供給のバランスを見極める。）
　　　　　　　　　　↓
3．アピールするポイントを絞り、自分を売り込む。

1．自分がもっている技術や経験を整理する。については、
（脱IT業界）転職活動、就職活動についてpart2 自己分析を参考にして下さい。

2．その中で、強みとなる部分を見つける。 （需要と供給のバランスを見極める。）
ですが、ここで重要なポイントは、自分の武器（経験やスキル）が
どのくらいの威力を持っているかというのを認識する事です。

いくら、VBの知識があっても必要とされていない言語であれば、
それは単なる雑学程度の知識しかないという事です。
逆に今トレンドの技術の知識を持っていれば、それだけ大きな武器になるという事です。
需要と供給のバランスを見て、転職に際し自分の価値を知ることです。

需要と供給を知るためには、エージェントの利用や求人を見るのが一番でしょう。
今のトレンドとしては、クラウド技術やobject cなどがトレンドです。

ただし、気をつけていただきたいのが単なる流行なのか？
今後も必要とされる技術なのかという事です。
クラウド技術は今後も伸びる技術の一つだと思いますが、
object cなどの技術はいずれ廃れる可能性が高いと考えられます。

3．アピールするポイントを絞り、自分を売り込む。
2で自分の武器が判明した所で、どのように自分を売り込むのか？ですが
やはりエージェントや転職サイトを見るのがもっともポピュラーなやり方です。
ですが、それだけでは年齢によっては、エージェントも本気になって
取り組んでくれないこともあります。
その場合は、現在の顧客の人へ売り込むのが転職の近道です。
自分の現場の人たちであれば、その会社の状況も比較的分かりやすいですし、
自分を売り込むには適しています。
現に、何人かは、このやり方でお客さんの会社に転職した人もいます。

追記。。
ピエロが分析した分野ごとの需要と供給を書かせていただこうかと思います。
参考になれば、幸いです。

汎用機ベースの技術者ですが、いわゆるコボラーの技術者です。
金融や保険、大手の基幹システムに使われている技術なので、比較的に需要は高いです。
ただ、汎用機から一般のDBへの移行が多く、先細りする可能性も高いです。

WEB系、アプリケーション系の技術者ですが、需要はあるものの
年齢によって敬遠されがちです。プログラミングの技術だけではなく
もう一つアピールするポイントが必要となってきます。

組み込み系の技術者ですが、この分野は他の分野に比べ経験が非常に重要となってきます。
ハードウェアや電気回路の知識も必要になり、比較的年齢が高くとも、
経験があれば内定が取れる可能性大です。

また、一番ホワイト企業に内定がもらいやすいのも、この分野に精通している人でしょう。
なので、がんばれ給与や待遇はいい所にもらえる可能性が高いです。

以上が�B転職を行う。（IT業界内）です。


最後に。。
「（脱IT業界）ブラック中小ITに入ってしまったら。。。
ブラック中小ITにしか内定をもらえなかったら。。。」というタイトルで
part1〜part4までに書かせていただきました。

学生さんや現在IT業界に従事している人に少しでも参考になればありがたいです。
現在、ブラック企業で喘でいる人たちが、ピエロの記事をみて少しでもいい環境に
自分を置くことが出来れば、ピエロにとって、一番うれしいことです。

自分の今の環境を変えることが出来るのは、自分だけです。
そして、それは簡単なことではありませんが、出来ないことでもありません。
脱IT企業、脱ブラック企業は脱会社依存です！！
会社に言いなりになる自分から、自立し自分で考えて行動できる力を持っていきましょう！！

なにより、よりよい未来や将来のために、今をがんばって行きましょう！！
正しい方向に向けて、十分になされた努力は報われます！
ピエロが転職活動をして学んだことです。

ご愛読ありがとうございました。