2016年03月12日
メーカー子会社の実態について
初めての方、はじめまして
2回目以降の方、ご愛読ありがとうございます。
ピエロです。
よく2chなどでは、メー子はITの中でもまだマシだというレスが散見されますが、
果たして本当にどうなのか?
ピエロの会社にも、システム子会社があり、工場や本社のシステム開発を行って貰っています。
実際に子会社の方に聞いた事や見ていて感じた事を、今回は書かせて頂きます。
メーカーの子会社という事のため、やはり生産に関するシステム開発が中心です。
その為、生産管理システムや生産ラインの制御システムなどの知識は非常に深くなりますが、
保険、金融などの業務知識、開発経験を得る事が難しくなります。
その上、仕事上のやり方は、親会社の影響を強く受けた方法で行うため、
自分のやり方や進め方がなかなか出来ない、ということもあるそうです。
工場の生産システムにトラブルが起こった場合は、すぐに対応しないと
生産が停止する危険性があるため、トラブル時はかなり精神的、肉体的に負荷が掛かります。
(2〜3時間生産が止まると、億単位の損失になる場合があります。)
親会社の意向に大きく左右されることがあるため、不本意な転勤や所属変更は
往往にしてあります。
上司も、親会社からの出向者が多く、IT関係に疎い人が付いた場合は非常にやりづらい
という事もかなりあるそうです。
その反面、給与や、待遇については、親会社のルールとほぼ同じなので、
他のSIerよりかはマシに思えました。
また、納期や、価格面では、非常に恵まれていると感じました。
ピエロは現在の所、顧客としての立場で関わっていますが、
納期面はかなり優遇されていると、感じました。
また、見積もりの段階でも、単価として無理に下げるような要求が
出来ない仕組みになっています。
というのは、システム子会社であっても、下請けという立場は変わりはなく、
下請法や、コンプライアンスなどの取り決めがしっかりなされています。
そのため、子会社に対して、過度な要求を行うと、コンプライアンス違反として
会社の監査部門から注意勧告を受けてしまいます。
よって、単価や、納期面については他のSIerと比較すると非常に有利だと感じます。
以上のことをまとめると以下の通りになります。
<メーカー子会社>
待遇面 ◎:コンプライアンス、労務規定は守ってくれる。
経験値 △:1つの分野については詳しくなるが、幅の広い経験は出来ない。
安定性 ◎:親会社から仕事がもらえるため、安定性は高い
仕事上 △:親会社からの出向者次第では、非常にやりづらくなる可能性あり。
IT業界を自分の腕一本で渡り歩こうとしている人にとっては、
メーカー子会社は息苦しく、やりづらい会社に感じると思います。
しかし、普通のサラリーマンとして、IT業界に従事しようとしている人にとっては
独立系よりメーカー子会社の方がメリットがあると感じます。
これはピエロが見聞きした情報を元に書かせていただきました。
もちろん、他にも多くのメーカー系子会社があるため、
一概には言えないですが、当たらずとも遠からずかと思います。
皆様の転職活動や、就職活動の糧になれば幸いです。
最後まで読んでいただきまことにありがとうございます。
2回目以降の方、ご愛読ありがとうございます。
ピエロです。
よく2chなどでは、メー子はITの中でもまだマシだというレスが散見されますが、
果たして本当にどうなのか?
ピエロの会社にも、システム子会社があり、工場や本社のシステム開発を行って貰っています。
実際に子会社の方に聞いた事や見ていて感じた事を、今回は書かせて頂きます。
@メー子のデメリット
メーカーの子会社という事のため、やはり生産に関するシステム開発が中心です。
その為、生産管理システムや生産ラインの制御システムなどの知識は非常に深くなりますが、
保険、金融などの業務知識、開発経験を得る事が難しくなります。
その上、仕事上のやり方は、親会社の影響を強く受けた方法で行うため、
自分のやり方や進め方がなかなか出来ない、ということもあるそうです。
工場の生産システムにトラブルが起こった場合は、すぐに対応しないと
生産が停止する危険性があるため、トラブル時はかなり精神的、肉体的に負荷が掛かります。
(2〜3時間生産が止まると、億単位の損失になる場合があります。)
親会社の意向に大きく左右されることがあるため、不本意な転勤や所属変更は
往往にしてあります。
上司も、親会社からの出向者が多く、IT関係に疎い人が付いた場合は非常にやりづらい
という事もかなりあるそうです。
Aメー子のメリット
その反面、給与や、待遇については、親会社のルールとほぼ同じなので、
他のSIerよりかはマシに思えました。
また、納期や、価格面では、非常に恵まれていると感じました。
ピエロは現在の所、顧客としての立場で関わっていますが、
納期面はかなり優遇されていると、感じました。
また、見積もりの段階でも、単価として無理に下げるような要求が
出来ない仕組みになっています。
というのは、システム子会社であっても、下請けという立場は変わりはなく、
下請法や、コンプライアンスなどの取り決めがしっかりなされています。
そのため、子会社に対して、過度な要求を行うと、コンプライアンス違反として
会社の監査部門から注意勧告を受けてしまいます。
よって、単価や、納期面については他のSIerと比較すると非常に有利だと感じます。
Bまとめ
以上のことをまとめると以下の通りになります。
<メーカー子会社>
待遇面 ◎:コンプライアンス、労務規定は守ってくれる。
経験値 △:1つの分野については詳しくなるが、幅の広い経験は出来ない。
安定性 ◎:親会社から仕事がもらえるため、安定性は高い
仕事上 △:親会社からの出向者次第では、非常にやりづらくなる可能性あり。
IT業界を自分の腕一本で渡り歩こうとしている人にとっては、
メーカー子会社は息苦しく、やりづらい会社に感じると思います。
しかし、普通のサラリーマンとして、IT業界に従事しようとしている人にとっては
独立系よりメーカー子会社の方がメリットがあると感じます。
これはピエロが見聞きした情報を元に書かせていただきました。
もちろん、他にも多くのメーカー系子会社があるため、
一概には言えないですが、当たらずとも遠からずかと思います。
皆様の転職活動や、就職活動の糧になれば幸いです。
最後まで読んでいただきまことにありがとうございます。
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