（脱IT業界）大手メーカー系に転職した者のつれづれなる日記

初めての方、初めてまして
2回目以降の方、ご愛読ありがとうございます

前回までのおさらい。

ブラック中小IT企業に入ってしまったらどうするかということで、
以下の3つを挙げさせて頂きました。
�@会社に残る場合
�A転職を行う。（脱IT）
�B転職を行う。（IT業界内）
前回は�@を紹介させて頂きました。
今回は、�A転職を行う。（脱IT）について書かせて頂きます。

�A転職を行う。（脱IT）

ブログのコンセプトとしては、この回が一番あっているかと思います。
（脱ITについては（脱IT業界）転職活動、就職活動についてpart1〜3もご一読下さい。）

よくIT業界は潰しが全く利かないと言われています。
確かに、経歴や経験という意味合いでは、IT系に一度入ってしまうと
他業種、他業界に行くことは容易ではありません。

ピエロも転職時にエージェントさんに、IT系以外を希望しましたが、
ほぼ全員無理だと言われました。

確かに、急に機械設計や回路設計などの職種に転職は非常に難しいと思います。
ただ良く考えていただきたい。
この時代に、業務システムを使用せず、回っている業務があるでしょうか？
まだ、20代であれば志望動機、アピールさえ上手くすれば、
ホワイト企業に受かることも出来ます。
では、どのようにアピールしていくか？ですが、下記はピエロが行った方法です。

志望動機：（製造業）
１．なぜ、この業界へ？
　　前職でのユーザーが製造業のお客様で、その時に製造業でのやりがいや、
　　目に見えるものづくりの醍醐味を教えていただき、
　　今度は製造業に行きたいと思いました。
　　（ここで、具体的な話を盛り込む。業界のどのような点に興味を抱いたのか？）
　　また、顧客要望に応えるため、開発、設計、製造すべての人たちが
　　一丸となって取り組む姿に非常に魅力に感じました。
　　
２．なぜ、この会社へ？
　　そのときのお客様が御社の製品を使用しており、品質のよさ、
　　サポートのよさなど話しておりお客様の貢献度の高さや、
　　技術力の高さなどを聞いているうちに是非御社で働きたいとと思い、
　　応募させていただきました。
　　（会社が自社の強みとしている点や、自信としている点を盛り込む。）
　　また、御社の業界シェアNo1の○○など他社にはない強みを持っている点や、
　　現在社会全体で必要度が高い○○業界への進出を見ると、
　　非常に先見の明があると感じた点も応募動機です。

３．この会社で貢献できる事。
　　（応募職種によって変わるかと思いますが、一例です。）
　　資材調達などの場合。（一般的に事務系）
　　前職では、資材調達に関するシステム開発を行っており、
　　もし御社で働かせていただければ、元IT従事者としての視点で
　　業務改善を行い御社の力になりたいと思います。
　　
　　生産技術などの場合。（一般的に技術系）
　　製造業の知識はありませんが、各工程での歩留まりの向上には、
　　生産実績データの解析や最適化などが必要かと思います。
　　その際には、前職で培った経験を元にシステム化を行いどの工程が
　　ボトルネックとなっているかなどの見える化を進めて行きたいと思います。
　　
以上がピエロが行った事です。もちろん、希望職種によってはかなり
変更しなくてはいけませんが大まかには3点になります。

１．希望業界に行こうとした理由の明確化

他業種に移る場合は必ず聞かれることかと思います。
なぜ、ITからこの業界へ？この理由を明確にしないと面接する側は非常に不信に思います。
ここでポイントは面接官を納得させることです。
単純にITが嫌になったから、インフラ関係は安定しているから
では受かるものも受かりません。

どの業界にもやりがいや魅力があるはずです。そこを突くと好印象です。
また、それぞれの会社で何を作っているか？によってアレンジするのがいいかと思います。

鉄鋼・重工関係であれば、規模の大きさやものづくりの根幹を
支えている部分がポイントとなるでしょう。
医療機器関係であれば、他人の健康を支えている事、
インフラ関係であれば、人々の生活を支えている事などを
挙げるのがいいと思います。
ですが、それだけでは非常にパンチに欠けると思います。
自分の経験や身近な人の話を交えることをお勧めします。

では、そのような経験がない場合はどうするか？？

簡単です。作り上げればいいのです。

自分が希望する業界の人間にあって話を聞けばいいだけのことです。
難しいように聞こえるかもしれませんが、ピエロも大学、高校の友達で
連絡先を知っている人間に片っ端から連絡をとり、事情を説明し話を聞きにいきました。

少しでも、プラスになる情報があればそれを元にストーリーを組み立てて
納得のいく形にして説明する。それだけです。
ストーリを組み立てる段階では、うそは入るかもしれませんが、
そこは自分の転職活動を成功させるためと割り切り必要悪とみなしましょう。

２．受ける会社の志望理由の明確化

会社毎に、強み弱みがあるはずです。
アピールしたい製品や自社の社風などその会社が
自分の強みとしている点を挙げることです。
その会社のwebを調べればどのお客さんを相手に取引を
しているかなどは把握できるはずです。

それ以外でポイントとなる点としては、製品開発の経緯や会社の経歴などがあります。

ピエロが受けた会社で、ある会社の子会社でしたが親会社が開発を諦めた製品を
自社に持ち帰り改善を繰り返し、その会社のヒット製品とした会社がありました。
その会社は一時期は倒産にまで追い込まれていましたが、
有志が集まり起死回生のヒット商品を作り出したのです。

ここで、ピエロが強くアピールした点は、
親会社が諦めた製品を諦めずに開発を行った事と、それによって倒産を免れた点です。
それは、その会社にしかない経験で、それが他社とは違う強みだと感じたためです。
人事の人も非常に、共感していただき無事内定まで漕ぎ着けた経験があります。

その製品自体を褒めるのではなく、それに至った経緯や倒産の危機を
どうやって切り抜けたかなどがその会社の強みとしていると判断し、
そこをアピールしました。

大切なのは、会社がアピールしたいことを理解しそこを志望動機と結びつけることです。

３．この会社で貢献できる事。

先ほど一例を挙げさせて頂きましたが、それ以外でも自分の中にあるスキルや強みを
アピールする事が重要です。求人の職種に絡めてアピールする事が大切です。
IT系の人間であれば、業務改善の提案や顧客交渉の経験などを
アピールするのが一番いいかと思います。どの業務もシステム化が
されているあるいは、これから必要となる場合が多いからです。

ただし、気を付ける点はその会社が必要としている力が
自分のなかにあるスキルと合致しているか否かです。

相手が交渉力を求めているのに、技術力をアピールしてもポイントは低いでしょう。
では、会社が求めている力が自分にない場合はどうするか？
ですが、part2でも記述しましたが
自身の中にある解決能力をアピールする事です。
どの職種でも業界でも大切なことなので、まずは解決した事例や
それによって得たスキルをアピールする事です。

とりあえず、3点を挙げさせて頂きました。纏めると以下の点です。
１．希望業界に行こうとした理由の明確化
→面接官が納得しそうな理由作りとストーリー作り。
２．受ける会社の志望理由の明確化
→その会社にしかない強みや魅力を伝えること。
３．この会社で貢献できる事。
→自身にあるスキルや強みをアピール
（会社が求めているスキルを強くアピール）
これがすべてではないですし、最善の方法であるとも思いませんが、
少なくともピエロはこの方法で内定を勝ち取りました。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

それでは、次回は�B転職を行う。（IT業界内）を書かせて頂きます。
今回はこれで筆を置きます。

ご愛読ありがございました。

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