2021年01月11日
平家落人伝説 〜湯西川〜
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり...という書き出しで始まる平家物語。平清盛は中国の宗との貿易や文化の発展、芸術の振興に力を注いだといわれていますが、64才でその生涯を閉じたそうです。そして、4年後の1185年壇ノ浦の戦いで、平家は源氏に敗れ...滅亡したと思われていた平家の人々が、日本各地に逃れ実は生き残っていたというのが平家落人伝説。
栃木県日光市湯西川も、日本各地に残る平家落人伝説の地のひとつとして古くから知られ、平忠実が落ち延びたとされる険峻峡の秘境ながら森閑に開けた里には、多くの秘話、伝説や風習、芸能が連綿として継承されてきているそうです。
なかには、武具を納めたという平家塚や各家に伝わる平家ゆかりの品々などの伝説を裏付けるものが存在しているそうなんです。温泉の発祥は、1573年で400余年の歴史があり、平家の落人の子孫が発見されたと伝わっているそうです。追討から逃れ、身を潜める山村生活を営み生きるため、この地では今もなお端午の節句に鯉のぼりを揚げない、たき火をしない、鶏を飼わないなど独自の風習が残っているそうです。
2020年は、新型コロナウイルスの影響で中止になりましたが。毎年、6月上旬に「平家大祭」というお祭りが開催され、平家の武者や姫に扮した総勢200名余が練り歩く「平家絵巻行列」や琵琶演奏や雅楽など、平家に関する催しが繰り広げられるそうなんです。
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