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先日テレビで放映されていた京都にある「鈴虫寺」。　
（妙徳山 華厳寺みょうとくざん けごんじ　 ）

日本で唯一、わらじをお履きになっているお地蔵様です。

これは、お地蔵様が願いを叶え、救いの手をさしのべるために、
歩いて来てくださるからだそうです。

そして願いが叶った暁には、お札を返しにいきます。

普通、お札は１年経ったら返しにいくものですから、そのあたりも少し
違いますね。

しかーし。
そもそもお札を１年で返すというのはどこからきたのでしょう？

一説には、かつて稲荷大社には油揚げが供えられ、キツネを呼び
寄せていたことに由来するといいます。

キツネは穀物や農作物を食い荒らすねずみ　　を退治してくれる
益獣だったそうです。

油揚げの匂いに惹かれて人里まで降りてきたキツネは、神社で縄張りを
主張するためにあたりに匂いをつけます。

農家の人々は この匂いのついた「神社の石」を拾い、持ち帰って
害獣対策に使ったというのです。

そして、その　匂いの効力が１年だった、ということだそうです。

お守りに期限があるのはなんでー？　と常々思っていましたが、
確かに消費期限切れだったというわけですねー。






学生時代、香水をがんがんにつけている女性の近くで講義を受け、
窒息しそうになった経験があります・・・。

席は決められていたので立つわけにもいかず、必死に横を向いて
ぱくぱくと口呼吸。

（いっそうのことエラ呼吸したかった・・・）

早く授業、終わってー　　と祈っていました。

また。
社会人になってからは、接客中に、その前に来られた方の残り香で、
くしゃみがこみ上げてきて、こらえる余り涙目状態になりました。

たまらず、くしゃみを連発すると、その方は「あ、ごめんね。私かしら」
の質問に、「いえ違います」と言いながらもくしゃみは止まらず。

そんな私を見て「あ、じゃあ、帰るね」と去っていきました。


うむ。
確かに香は人にしろ動物にしろ追いやる力がある・・・。

香水のご利用は計画的に。



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