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2019年06月07日

あるサプリの過剰摂取に要注意 米・前向きコホート研究より

アメリカ3万899人分を対象に、食事およびサプリからの栄養摂取と死亡リスク〔全死亡、心血管疾患(CVD)、がん〕との関連について前向きコホート研究

中央値で6.1年の追跡期間中に、死亡は3,613例で認められ、うちCVD死亡が945例、がん死亡が805例 カルシウムのサプリからの摂取ががん死亡と関連していた。

骨粗鬆症の女性に昔よく、ビタミンDとカルシウム製剤を投与して、心筋梗塞で死亡した症例が多かった。

栄養学が理解できて補充できれば不利益を被ることは少ないが、
過剰症がたった6年で、
有意差が出るほど
がんを発生させているのはなぜなのか?

あるサプリの過剰摂取に要注意
米・前向きコホート研究より

2019年04月15日 05:00 サプリ.jpg


栄養素を食事で取るか、
サプリメント(サプリ)で取るかー。

米・Tufts UniversityのFan Chen氏らが同国成人の栄養摂取に関するデータと死亡との関連を検討したところ、
あるサプリでは過剰摂取による死亡率が上昇することが分かったとして、
Ann Intern Med(2019年4月9日オンライン版)に報告した。

カルシウムのサプリ過剰摂取で相対リスク1.5倍に

文字通り栄養補助食品であるサプリ摂取の是非に関しては、
健康への悪影響も指摘され、議論が絶えない。

そこでChen氏らは、1999〜2010年の米国民保健栄養調査(NHANES)の成人データ3万899人分を対象に、
過去30日間のサプリ摂取、食事およびサプリからの栄養摂取と死亡リスク〔全死亡、心血管疾患(CVD)、
がん〕との関連について検討するため、前向きコホート研究を行った。

中央値で6.1年の追跡期間中に、
死亡は3,613例で認められ、
うちCVD死亡が945例、がん死亡が805例であった。

摂取栄養素別に見たところ、
ビタミンA、ビタミンK、マグネシウム、亜鉛、銅の適量摂取例では、
全死亡およびCVD死亡の減少が認められたが、これは食事からの摂取に限られた。

またカルシウムについては、
食事に比べサプリからの過剰摂取によりがん死亡が上昇しており、
カルシウムのサプリ非摂取群と比べた
サプリ摂取群の相対リスク(RR)は1.53(95%CI 1.04〜2.25)と有意差が示された。

同氏らは「観察研究のデータであるため、
残差交絡による影響とサプリ摂取については思い出しバイアスの可能性が考えられる」
としながらも、
「今回の結果からは、米国の成人においてはサプリ摂取による死亡減少との関連は示されなかった」
と結論付けた。

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田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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