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2018年09月12日

握力が弱いが、2型糖尿病リスクが高い 閉眼片足立ちが下手も2型糖尿病リスクに関連

2型糖尿病リスクの評価に簡便な体力テストが有用か
握力が弱いが、2型糖尿病リスクが高い
閉眼片足立ちが下手も2型糖尿病リスクに関連


握力とバランス感覚が重要な指標に、東北大

国際医学短信2018年8月22日 (水)配信 一般内科疾患内分泌・代謝疾患その他

 握力と片足バランスという簡便に測定できる体力テストの成績で、
日本人の2型糖尿病の発症リスクを評価できる可能性があると、
東北大学大学院運動学分野講師の門間陽樹氏らの研究グループが「Journal of Epidemiology」7月28日オンライン版に発表した。

これらの体力テストは従来の全身持久力テストよりも簡便に行えることから、糖尿病スクリーニングの指標として有用性が高いと考えられるという。

 研究グループは、新潟県労働衛生医学協会の健診データを用いて、体力テストを2回以上行った糖尿病を発症していない成人2万1,802人を対象に、最大で6年間追跡して解析した。

対象者の年齢は20〜92歳で、女性が6,649人だった。
体力テストには、
筋力を評価する「握力」と
下半身のパワーを評価する「垂直飛び」、
バランス感覚を評価する「閉眼片足立ち」のほか、
「立位体前屈」(柔軟性)や「全身反応時間」(反射神経)、「仰臥位足上げ」(筋持久力)が含まれた。

対象者をこれらの成績で4つの群に分けて、糖尿病の新規発症との関連を調べた。

 中央値で5年の追跡期間において、972人が新たに糖尿病を発症した。

解析の結果、体重当たりの握力の成績が悪いほど2型糖尿病リスクが高いことが分かった(最も握力が高い群と比較した、他の3つの群における2型糖尿病発症のオッズ比は1.16〜1.56)。

また、閉眼片足立ちの成績も2型糖尿病リスクと有意に関連していた(同じくオッズ比は1.03〜1.49)。

 さらに、垂直飛びと立位体前屈の成績についても2型糖尿病リスクとの関連が認められたが、BMIで調整後の解析ではこれらの関連は有意ではなくなった。

仰臥位足上げと筋持久力については、2型糖尿病リスクとの関連は認められなかった。

 以上の結果を踏まえて、研究グループは「今回の研究から、

簡便に測定できる握力の成績で2型糖尿病リスクを評価できる上に、
バランス能力と2型糖尿病リスクとの関連も初めて明らかになった。

これらの体力テストの成績は独立して2型糖尿病の発症に関与すると考えられ、今後のより詳細な検討が期待される」と話している。

HealthDay News 2018年8月20日
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田中松平
元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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