2008年04月24日
液晶モニターの正しい使い方・選び方
と、いうわけで 『EIZOガレリア銀座』 で、液晶モニターの勉強をしてきたわけですが、
私自身も忘れないように、しっかり復習しようと思います。
『EIZO』 と聞いて、はじめはピンとこなかった私ですが、大手液晶モニターメーカーの株式会社ナナオが運営していると聞き、
『ナナオ』 なら、聞いたことがある、そうだウチの仕事用のMacにも・・・と、思い、夫に確かめたところ
「違うよ。見積もりは出してもらったけど、高くて諦めたんじゃん」
と、いうことでした・・・
自分の毎日使っているモニターすら分からずに、説明を聞いたところで、どうなることやら・・・と思いつつ、長年の夫の憧れ、『ナナオ』 のモニターに触れるべく、行ってまいりました。
液晶モニターの正しい使い方・選び方
セミナーでは、以下の流れで進められました。
1 サイズ
2 解像度
3 視野角
4 輝度
5 コントラスト
6 色域
7 応答速度
8 液晶パネル
9 モニターと疲れの関係
10 様々なモニター
ということですが、順に説明していこうと思います。
1 サイズ
モニターのサイズは、『液晶部の対角線の長さ』 を示しています。
大型薄型テレビ50インチの場合、1インチは2.54センチなので 127センチ!
小学生の低学年の身長くらいあるんですね!
また、アスペクト比 というものがあり、アスペクト比とは、画面や画像の縦と横の長さ(ピクセル数)の比ということで、
通常のコンピュータのモニターは 16対10 。
横に1920の光、縦に1200の光が並んでいるそう。
また、液晶テレビは、アスペクト比が、16対9。
横に1920個、縦に1080個の光・・・・・と、いうことは・・・パソコンのモニターの方が、少しですが、より細かくなっているんですね。
これは、フルハイビジョン の規格なんですが、これを決めたのは、NHKが最初にBSデジタルを含むハイビジョン放送をアスペクト比を16:9で決めたからだそうです。
横に長い画面を決めたのは、NHKだったんですね。
でも、やっぱりアスペクト比4:3のもののほうが、見やすい感じがします。
2 解像度
解像度・・・よく聞くけど、初めて意味が分かりました・・・
解像度とは、情報量の多さの違いだそうです。
解像度が高いほど、より多くの情報を画面に表示できるそうです。
3 視野角
液晶テレビは、見る角度によって良く見えたり見えなかったりしますよね。
しかし、最近では、技術の進歩で、あまり気にならなくなりましたが、なかなか解消できていないのが、
『色度変異』 だそうです。
それも、上下の差。
最近では、ネットの表示をスクロールせずに見える 『縦型』 も併用できるモニターも出てきていますが、縦型にしたときに、色度変異がないかが、これからモニターを選ぶ時には重要だそうです。
4 輝度
輝度とは、白がより白いかを表しています。
動画(テレビ)には、輝度がより高いものが、見やすいそうです。
単位にしたら、350カンデラくらいはほしいそう。
反対に、普段のパソコンでの作業では、あまりに明るいと疲れてしまい ワードやエクセルなどの作業には、80カンデラ以下で十分だそうです。
ちなみに 『ナナオ』さんでは、事務作業には60カンデラだそうです。
今は、パソコンでテレビやゲームなどの動画やレポート作業など、色々な場面で使うので、輝度の調整・調節ができるものが良いそうです。
最初に、「白がより白いか」 と書きましたが、白くは見えて、実は白くないというのも見せてもらいました。
これは、『ナナオ』さんが出荷前に 商品管理をきちんと目視するためのルーペですが、
白い部分を見てみると
赤・青・緑で構成されていたんですよ!
それなのに、白く見えるなんて不思議!
5 コントラスト
黒をより黒に表示できるか。
白と黒の差でもあります。
輝度と割り算して、より低いほうが黒を鮮やかに表示しているそうです。
6 色域
肉眼で見える 色の範囲。 最近では、緑部分が広がっているそう。
最近では、 Adobe RGB に対応したカメラが普及していますが、せっかく Adobe RGB に対応したカメラで撮ったのなら、 Adobe RGB に対応したモニターで見なければ、せっかく Adobe RGBの対応したカメラを買っても意味がありません。
Adobe RGBに対応したカメラを買ったなら、モニターもそれに対応したものを、ということでした。
しかしながら、まだまだ本流は、sRGB。
どちらでも対応しているモニターを選ぶのが良いそうです。
7 応答速度
最近は、だいぶ解消されているようですが、液晶が出回り始めたころ、スポーツなどをみていると 人影がなんだかヘンと思ったことがありませんか? 残像が残ったり・・・
動画を中心に見る人は、 応答速度 に気をつけて選ぶと良いですね。
8 液晶パネル
液晶画面は、様々な用途によって、作り分けられているそうです。
プロカメラマンが使う 50万円もするモニターや、
医療現場で多用されているモニター。
特に、医療現場では 『ナナオ』 のモニターは信頼されているそうです。
小さな影をも見逃せない医療現場で信頼されているなんて、技術の高さをうかがわせます。
ここでは、液晶モニターの構造も見られるんですよ。
バックライトは、直径2ミリくらいの細いライトが何本も付いているんですね。
ここでは、さまざまなモニターがあるので、使用用途と予算で選ぶことができます。
9 モニターと疲れの関係
これも、大変勉強になった話しでした。
モニターによる疲れは、以下のものがあるそうです。
・明るさによる疲れ
・見た目の色の違いによる疲れ
・目とモニターの位置による疲れ
・モニターの表示性能による疲れ
・コントラストによる疲れ
・画面設定は適正か
一つづつ、原因と対策も説明がありました。
・明るさによる疲れ
モニターと環境の明るさが異なると疲れる。
対策
環境と同程度の明るさに、モニターを調節
(調整できるモニターを買う)
・見た目の色の違いによる疲れ
モニターと環境の色温度が異なると疲れる。
対策
環境と同程度の色温度に、モニターを調節
(室内は一般的には、色温度は5000度)
特に買ったばかりのテレビは、色温度が9000度に設定されているので、調整する。
・目とモニターの位置による疲れ
モニターと正対しない状態で画面を見続けていると疲れる
対策
モニターを若干見下ろす姿勢なるようにモニターを設置する。
調整するには、
チルト: 画面の向きを上下に動かせる機能
スウィーベル:画面を左右に動かせる機能
高さ調節(重要)
これらの機能がついたモニターを選び、自分に合った状態にして、置く。
・モニターの表示性能による疲れ
「ブレ」や「ちらつき」があるために疲れる。
対策
デジタル入力にする。
(DVIのコネクタの付いたモニターを選ぶ)
製造過程に厳密に品質チェックされたものか。
・画面設定は適正か
作業にあった画面設定をしていないために疲れる。
対策
作業に応じて 輝度 を変える。
ファインコントラスト
自分で画面設定ができる。
オートファインコントラスト
スイッチを押さなくても画面が切り替わるたびに、コントラストが変わる。
自分の好みにもできる。
以上が、『EIZOガレリア銀座』 で教わった、液晶モニターの選び方です。
ほとんど素人の私ですが、とても丁寧に説明してくださり、かなり 『液晶モニター通』 になったような気がします。
次回、テレビやパソコンのモニターを買い換える時には、必ず 『液晶モニター』は、避けては通れないものです。
ぜひ、参考にしてモニターを選びたいと思いました。
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挑戦中・・・
私自身も忘れないように、しっかり復習しようと思います。
『EIZO』 と聞いて、はじめはピンとこなかった私ですが、大手液晶モニターメーカーの株式会社ナナオが運営していると聞き、
『ナナオ』 なら、聞いたことがある、そうだウチの仕事用のMacにも・・・と、思い、夫に確かめたところ
「違うよ。見積もりは出してもらったけど、高くて諦めたんじゃん」
と、いうことでした・・・
自分の毎日使っているモニターすら分からずに、説明を聞いたところで、どうなることやら・・・と思いつつ、長年の夫の憧れ、『ナナオ』 のモニターに触れるべく、行ってまいりました。
液晶モニターの正しい使い方・選び方
セミナーでは、以下の流れで進められました。
1 サイズ
2 解像度
3 視野角
4 輝度
5 コントラスト
6 色域
7 応答速度
8 液晶パネル
9 モニターと疲れの関係
10 様々なモニター
ということですが、順に説明していこうと思います。
1 サイズ
モニターのサイズは、『液晶部の対角線の長さ』 を示しています。
大型薄型テレビ50インチの場合、1インチは2.54センチなので 127センチ!
小学生の低学年の身長くらいあるんですね!
また、アスペクト比 というものがあり、アスペクト比とは、画面や画像の縦と横の長さ(ピクセル数)の比ということで、
通常のコンピュータのモニターは 16対10 。
横に1920の光、縦に1200の光が並んでいるそう。
また、液晶テレビは、アスペクト比が、16対9。
横に1920個、縦に1080個の光・・・・・と、いうことは・・・パソコンのモニターの方が、少しですが、より細かくなっているんですね。
これは、フルハイビジョン の規格なんですが、これを決めたのは、NHKが最初にBSデジタルを含むハイビジョン放送をアスペクト比を16:9で決めたからだそうです。
横に長い画面を決めたのは、NHKだったんですね。
でも、やっぱりアスペクト比4:3のもののほうが、見やすい感じがします。
2 解像度
解像度・・・よく聞くけど、初めて意味が分かりました・・・
解像度とは、情報量の多さの違いだそうです。
解像度が高いほど、より多くの情報を画面に表示できるそうです。
3 視野角
液晶テレビは、見る角度によって良く見えたり見えなかったりしますよね。
しかし、最近では、技術の進歩で、あまり気にならなくなりましたが、なかなか解消できていないのが、
『色度変異』 だそうです。
それも、上下の差。
最近では、ネットの表示をスクロールせずに見える 『縦型』 も併用できるモニターも出てきていますが、縦型にしたときに、色度変異がないかが、これからモニターを選ぶ時には重要だそうです。
4 輝度
輝度とは、白がより白いかを表しています。
動画(テレビ)には、輝度がより高いものが、見やすいそうです。
単位にしたら、350カンデラくらいはほしいそう。
反対に、普段のパソコンでの作業では、あまりに明るいと疲れてしまい ワードやエクセルなどの作業には、80カンデラ以下で十分だそうです。
ちなみに 『ナナオ』さんでは、事務作業には60カンデラだそうです。
今は、パソコンでテレビやゲームなどの動画やレポート作業など、色々な場面で使うので、輝度の調整・調節ができるものが良いそうです。
最初に、「白がより白いか」 と書きましたが、白くは見えて、実は白くないというのも見せてもらいました。
これは、『ナナオ』さんが出荷前に 商品管理をきちんと目視するためのルーペですが、
白い部分を見てみると
赤・青・緑で構成されていたんですよ!
それなのに、白く見えるなんて不思議!
5 コントラスト
黒をより黒に表示できるか。
白と黒の差でもあります。
輝度と割り算して、より低いほうが黒を鮮やかに表示しているそうです。
6 色域
肉眼で見える 色の範囲。 最近では、緑部分が広がっているそう。
最近では、 Adobe RGB に対応したカメラが普及していますが、せっかく Adobe RGB に対応したカメラで撮ったのなら、 Adobe RGB に対応したモニターで見なければ、せっかく Adobe RGBの対応したカメラを買っても意味がありません。
Adobe RGBに対応したカメラを買ったなら、モニターもそれに対応したものを、ということでした。
しかしながら、まだまだ本流は、sRGB。
どちらでも対応しているモニターを選ぶのが良いそうです。
7 応答速度
最近は、だいぶ解消されているようですが、液晶が出回り始めたころ、スポーツなどをみていると 人影がなんだかヘンと思ったことがありませんか? 残像が残ったり・・・
動画を中心に見る人は、 応答速度 に気をつけて選ぶと良いですね。
8 液晶パネル
液晶画面は、様々な用途によって、作り分けられているそうです。
プロカメラマンが使う 50万円もするモニターや、
医療現場で多用されているモニター。
特に、医療現場では 『ナナオ』 のモニターは信頼されているそうです。
小さな影をも見逃せない医療現場で信頼されているなんて、技術の高さをうかがわせます。
ここでは、液晶モニターの構造も見られるんですよ。
バックライトは、直径2ミリくらいの細いライトが何本も付いているんですね。
ここでは、さまざまなモニターがあるので、使用用途と予算で選ぶことができます。
9 モニターと疲れの関係
これも、大変勉強になった話しでした。
モニターによる疲れは、以下のものがあるそうです。
・明るさによる疲れ
・見た目の色の違いによる疲れ
・目とモニターの位置による疲れ
・モニターの表示性能による疲れ
・コントラストによる疲れ
・画面設定は適正か
一つづつ、原因と対策も説明がありました。
・明るさによる疲れ
モニターと環境の明るさが異なると疲れる。
対策
環境と同程度の明るさに、モニターを調節
(調整できるモニターを買う)
・見た目の色の違いによる疲れ
モニターと環境の色温度が異なると疲れる。
対策
環境と同程度の色温度に、モニターを調節
(室内は一般的には、色温度は5000度)
特に買ったばかりのテレビは、色温度が9000度に設定されているので、調整する。
・目とモニターの位置による疲れ
モニターと正対しない状態で画面を見続けていると疲れる
対策
モニターを若干見下ろす姿勢なるようにモニターを設置する。
調整するには、
チルト: 画面の向きを上下に動かせる機能
スウィーベル:画面を左右に動かせる機能
高さ調節(重要)
これらの機能がついたモニターを選び、自分に合った状態にして、置く。
・モニターの表示性能による疲れ
「ブレ」や「ちらつき」があるために疲れる。
対策
デジタル入力にする。
(DVIのコネクタの付いたモニターを選ぶ)
製造過程に厳密に品質チェックされたものか。
・画面設定は適正か
作業にあった画面設定をしていないために疲れる。
対策
作業に応じて 輝度 を変える。
ファインコントラスト
自分で画面設定ができる。
オートファインコントラスト
スイッチを押さなくても画面が切り替わるたびに、コントラストが変わる。
自分の好みにもできる。
以上が、『EIZOガレリア銀座』 で教わった、液晶モニターの選び方です。
ほとんど素人の私ですが、とても丁寧に説明してくださり、かなり 『液晶モニター通』 になったような気がします。
次回、テレビやパソコンのモニターを買い換える時には、必ず 『液晶モニター』は、避けては通れないものです。
ぜひ、参考にしてモニターを選びたいと思いました。
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