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2011年12月11日
月蝕
最近放置でした。すみません。忙しすぎるって程でもないのですが、なんとなくいろいろやることがありすぎて。うまくいかないものです。
今日は月蝕ですね。皆既月食になると、月が赤く見えるのが不思議です。光学的には、波長の長い赤い光だけが届くから、というのが理由らしいですが。
暦を巡って人は長い間苦悩を続けてきました。様々な暦が作られては消えていき、その果てとして太陽暦が生まれました。人類史も浅いですが、太陽暦もまた浅い歴史しか持っていません。それでも大きな役割を果たして来ました。刻一刻と時を刻み、重ね続けて、2011年。新たな終わりと、新たな始まりをまたその身に刻もうとしています。
今日は月蝕ですね。皆既月食になると、月が赤く見えるのが不思議です。光学的には、波長の長い赤い光だけが届くから、というのが理由らしいですが。
暦を巡って人は長い間苦悩を続けてきました。様々な暦が作られては消えていき、その果てとして太陽暦が生まれました。人類史も浅いですが、太陽暦もまた浅い歴史しか持っていません。それでも大きな役割を果たして来ました。刻一刻と時を刻み、重ね続けて、2011年。新たな終わりと、新たな始まりをまたその身に刻もうとしています。
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2011年11月03日
ドラフト パリーグ編 その一
結局あの後悪化してしまってブログどころではなくなってしまった貧弱なまっくろくろすけ。まっくろくろすけに虚弱体質とかあるのでしょうか?
天国から地獄に落ちた千葉ロッテ。一位は大学No1左腕藤岡投手を、競合の結果見事引き当てました。沢村投手や福井投手らのように、即戦力として活躍できるでしょうか。二位に変則左腕中後投手。150キロを投げるのにサイドハンドやアンダーハンドでも投げるという上中下そろった不思議な投手。苗字もなんとなく不思議な感じで似合っている気がします。どのようなピッチングをするのか、楽しみですね。
三位は鈴木大地内野手。僕としてはかつて背泳ぎの選手として活躍した人を連想する人ですが、勿論野球で後ろ向きに走ったりはしないでしょう。シュアなバッティングが持ち味というポスト西岡選手な選手です。大学や全日本の主将も勤めてますのでチームリーダーとしても活躍するかもしれません。四位は変則右腕の益田投手。セットアッパー候補でしょうか。防御率0.75が光ります。
投手3名という指名は、比較的的確な判断かと思います。野手陣は、去年ブレイクした選手たちが今年の経験を活かしていければ十分フォロー可能なレベルと言えるでしょう。怪我人を出さないことが、一番の課題ですね。まあ、どのチームもそうですが。
東北の期待を一身に背負うも、五位に低迷した楽天。一位はJR北海道の武藤投手。スライダーが武器の投手だそうです。田中投手と競演できるかも?
二位には金沢の釜田投手。歳内投手との投げあいをはじめ、優れたピッチングで甲子園を沸かせました。田中二世として一年目から活躍してほしいですね。三位の三好投手は春に活躍した投手です。高卒ルーキーコンビの活躍に期待しています。
四位に岡島捕手。捕手が盤石とは言いがたく、また打撃もつながりをかく楽天だけに、打てる捕手というのは魅力的でもあります。五位六位は北川選手、島内選手と外野手を指名。将来の中軸や一番としての活躍が期待されます。ただ、投手力に一番の課題を持つチームだけに、もう少し投手の補強に力を入れるべきだったかもしれない、というのが正直な感想です。
最後の最後でクライマックスシリーズ進出を逃したオリックス。一位指名は東芝の安達選手。打力が光る選手のようで、将来のクリンアップ候補でしょうか。二位は縞田選手。対照的に守備力の高い選手。打力には問題があるので、まずは守備固めから出場機会を伸ばしていく、という感じでしょうか。三位四位は佐藤投手、海田投手と社会人投手二人です。佐藤投手は制球に難があるようですが、海田投手はセットアッパーとして即戦力になる可能性があります。
五位は庄司捕手。強肩強打の捕手。こういう捕手がレギュラーを取れると、チーム力が大きくあがるのですが、阿部捕手や矢野捕手、谷繁捕手、城島捕手のような存在になれるでしょうか。
六位以降、野手が並びます。ただ、オリックスも投手力に不安を大きく残すチーム。投手の補強が最優先だと思うのですが、どうなのでしょうか。
セパ両リーグともにクライマックスシリーズ第二ステージ突入。シリーズで勝ち抜いたことのないソフトバンクは一勝を上げ、そしてセリーグはヤクルトが昨日の借りを返しましたね。ともに見所の多い面白い試合でした。
天国から地獄に落ちた千葉ロッテ。一位は大学No1左腕藤岡投手を、競合の結果見事引き当てました。沢村投手や福井投手らのように、即戦力として活躍できるでしょうか。二位に変則左腕中後投手。150キロを投げるのにサイドハンドやアンダーハンドでも投げるという上中下そろった不思議な投手。苗字もなんとなく不思議な感じで似合っている気がします。どのようなピッチングをするのか、楽しみですね。
三位は鈴木大地内野手。僕としてはかつて背泳ぎの選手として活躍した人を連想する人ですが、勿論野球で後ろ向きに走ったりはしないでしょう。シュアなバッティングが持ち味というポスト西岡選手な選手です。大学や全日本の主将も勤めてますのでチームリーダーとしても活躍するかもしれません。四位は変則右腕の益田投手。セットアッパー候補でしょうか。防御率0.75が光ります。
投手3名という指名は、比較的的確な判断かと思います。野手陣は、去年ブレイクした選手たちが今年の経験を活かしていければ十分フォロー可能なレベルと言えるでしょう。怪我人を出さないことが、一番の課題ですね。まあ、どのチームもそうですが。
東北の期待を一身に背負うも、五位に低迷した楽天。一位はJR北海道の武藤投手。スライダーが武器の投手だそうです。田中投手と競演できるかも?
二位には金沢の釜田投手。歳内投手との投げあいをはじめ、優れたピッチングで甲子園を沸かせました。田中二世として一年目から活躍してほしいですね。三位の三好投手は春に活躍した投手です。高卒ルーキーコンビの活躍に期待しています。
四位に岡島捕手。捕手が盤石とは言いがたく、また打撃もつながりをかく楽天だけに、打てる捕手というのは魅力的でもあります。五位六位は北川選手、島内選手と外野手を指名。将来の中軸や一番としての活躍が期待されます。ただ、投手力に一番の課題を持つチームだけに、もう少し投手の補強に力を入れるべきだったかもしれない、というのが正直な感想です。
最後の最後でクライマックスシリーズ進出を逃したオリックス。一位指名は東芝の安達選手。打力が光る選手のようで、将来のクリンアップ候補でしょうか。二位は縞田選手。対照的に守備力の高い選手。打力には問題があるので、まずは守備固めから出場機会を伸ばしていく、という感じでしょうか。三位四位は佐藤投手、海田投手と社会人投手二人です。佐藤投手は制球に難があるようですが、海田投手はセットアッパーとして即戦力になる可能性があります。
五位は庄司捕手。強肩強打の捕手。こういう捕手がレギュラーを取れると、チーム力が大きくあがるのですが、阿部捕手や矢野捕手、谷繁捕手、城島捕手のような存在になれるでしょうか。
六位以降、野手が並びます。ただ、オリックスも投手力に不安を大きく残すチーム。投手の補強が最優先だと思うのですが、どうなのでしょうか。
セパ両リーグともにクライマックスシリーズ第二ステージ突入。シリーズで勝ち抜いたことのないソフトバンクは一勝を上げ、そしてセリーグはヤクルトが昨日の借りを返しましたね。ともに見所の多い面白い試合でした。
2011年10月30日
2011年ドラフト続き
昨日は本当にしんどくて更新どころではなかったです。すみません。
で、今日も咳が続く一日。気管支炎があるので、合わせて空気の乾いてくるこの時期はつらいですね。
今年三位の巨人は、一本釣りを予想されていた菅野投手をなんと日本ハムに取られるという大波乱。そこで大きな修正を余儀なくされるのですが、英明高校の左腕松本投手を獲得。外野手の松本選手と対照的な長身の持ち主。でこぼこコンビ活躍なるか?
二位も関西ナンバーワン左腕といわれる今村投手を獲得。三位にはちょっと異色の経歴の一岡投手。沖データコンピュータ教育学院だけにデータ野球が得意?でも現状150キロの速球でねじ伏せるほうが得意なようです。
五位になって俊足好打の内野手高橋選手を指名。最近の巨人のスピード野球にはうってつけの選手かもしれません。七位まではまた投手で、育成ドラフトまで含めると13人中11人が投手の極端な指名。さらなる層の強化を図った形です。特に先発は不足気味なので、そこの解消が図ることができるか。内海投手、東野投手、沢村投手を中心にどう編成していくのか、見ものです。
終盤に怪我人続出で失速し、二位に終わったヤクルトは光星学院の川上投手。一試合にランニングホームランと満塁ホームランを記録するなど、長打力と総力を兼ね備えた選手。投手でもありますが、やはり外野手として育てていくのでしょう。三位には社会人外野手の比根屋選手。共に青木選手という走攻守揃った先輩を手本に一年目から活躍してほしいですね。
二位はカットボールが持ち味の木谷投手。カットボールもそうですが、制球に課題があるのも何となく親近感があります。ただ、速球の威力もあるようで、小さく制球に拘るより思いっきり打者の胸元に投げ込んだほうがいいかもしれません。四位と五位、六位も即戦力の期待の高い投手。太田投手は制球もよさそうですし、高校時代は由規投手と同級生だったという中根投手は速球の伸びがよく、素質は高く評価されていたようです。由規投手にとってもいい刺激になりそうですね。古野投手も社会人出身の制球力の高い投手だそうで、勝負度胸しだいでは相当タイトな状況のリリーフも任せられるかもしれません。
怪我人に苦しんだ今期、控えの層の薄さに悩まされたヤクルト。しかし、それにより機会を得られた若手たちがどれほどの存在感を示せるか、来期の課題になりそうです。
後半戦、驚くほどの強さで一位に上り詰めた中日は、高校ナンバーワンスラッガーの高橋選手。二位は歳内投手に投げかった釜田投手に匹敵するといわれる西川投手と高校生の有力選手を獲得。将来性を見据えた補強に成功したといえるのではないでしょうか。
三位以降は全て投手。四位の辻投手は制球もよく、トレーニングを重ねて球威が上がってくれば、先発として十分な活躍が見込めます。異色は六位の宋相勲(ソン・サンブン)投手。韓国の信一高出身です。福井工大福井に韓国人留学生として所属していたそうで、190センチの長身から投げ下ろす球は角度があって打ちづらそうです。
明日はパリーグ、と行きたいところです。クライマックスシリーズも盛り上がっていますし、野球を楽しみたいところですが、咳がひどい……
で、今日も咳が続く一日。気管支炎があるので、合わせて空気の乾いてくるこの時期はつらいですね。
今年三位の巨人は、一本釣りを予想されていた菅野投手をなんと日本ハムに取られるという大波乱。そこで大きな修正を余儀なくされるのですが、英明高校の左腕松本投手を獲得。外野手の松本選手と対照的な長身の持ち主。でこぼこコンビ活躍なるか?
二位も関西ナンバーワン左腕といわれる今村投手を獲得。三位にはちょっと異色の経歴の一岡投手。沖データコンピュータ教育学院だけにデータ野球が得意?でも現状150キロの速球でねじ伏せるほうが得意なようです。
五位になって俊足好打の内野手高橋選手を指名。最近の巨人のスピード野球にはうってつけの選手かもしれません。七位まではまた投手で、育成ドラフトまで含めると13人中11人が投手の極端な指名。さらなる層の強化を図った形です。特に先発は不足気味なので、そこの解消が図ることができるか。内海投手、東野投手、沢村投手を中心にどう編成していくのか、見ものです。
終盤に怪我人続出で失速し、二位に終わったヤクルトは光星学院の川上投手。一試合にランニングホームランと満塁ホームランを記録するなど、長打力と総力を兼ね備えた選手。投手でもありますが、やはり外野手として育てていくのでしょう。三位には社会人外野手の比根屋選手。共に青木選手という走攻守揃った先輩を手本に一年目から活躍してほしいですね。
二位はカットボールが持ち味の木谷投手。カットボールもそうですが、制球に課題があるのも何となく親近感があります。ただ、速球の威力もあるようで、小さく制球に拘るより思いっきり打者の胸元に投げ込んだほうがいいかもしれません。四位と五位、六位も即戦力の期待の高い投手。太田投手は制球もよさそうですし、高校時代は由規投手と同級生だったという中根投手は速球の伸びがよく、素質は高く評価されていたようです。由規投手にとってもいい刺激になりそうですね。古野投手も社会人出身の制球力の高い投手だそうで、勝負度胸しだいでは相当タイトな状況のリリーフも任せられるかもしれません。
怪我人に苦しんだ今期、控えの層の薄さに悩まされたヤクルト。しかし、それにより機会を得られた若手たちがどれほどの存在感を示せるか、来期の課題になりそうです。
後半戦、驚くほどの強さで一位に上り詰めた中日は、高校ナンバーワンスラッガーの高橋選手。二位は歳内投手に投げかった釜田投手に匹敵するといわれる西川投手と高校生の有力選手を獲得。将来性を見据えた補強に成功したといえるのではないでしょうか。
三位以降は全て投手。四位の辻投手は制球もよく、トレーニングを重ねて球威が上がってくれば、先発として十分な活躍が見込めます。異色は六位の宋相勲(ソン・サンブン)投手。韓国の信一高出身です。福井工大福井に韓国人留学生として所属していたそうで、190センチの長身から投げ下ろす球は角度があって打ちづらそうです。
明日はパリーグ、と行きたいところです。クライマックスシリーズも盛り上がっていますし、野球を楽しみたいところですが、咳がひどい……
2011年10月28日
ドラフト 開けてびっくり
今年もやってきました。プロ野球ドラフト会議です。
日本シリーズどころかクライマックスシリーズも始まっていないような状況でのドラフトってだけでも異例です。今年はどのような選手が入ったのでしょうか。
セリーグから見てみましょうか。
最下位の横浜は投手力の補強に大学№1左腕の藤岡投手を指名しますが、獲得に失敗。結局速球は右腕の唐津商の北方投手を獲得しました。他にハーフの長身投手佐村投手、技巧派の古村投手を獲得しました。
二位には強肩捕手の高城捕手と弱い投手力、捕手を補強。ただし、獲得選手のほとんどが高卒のため、即戦力にはなりにくそうです。抑えは山口投手で固定できそうですが、今年売出し中の若手がどれほどがんばれるか、にかかってきそうです。リーグ最多得点の打撃陣でどれほど打ち込めるかに今年もかかりそうです。
五位の広島は四人を指名。
一位の野村投手は即戦力の期待も高い投手。前田健太投手、福井投手、今村投手、野村投手と若い投手が中心になってローテを支えてくれたらかなり強くなりそうです。二位の菊池選手は171センチながら長打力もあるようです。シェアなバッティングを心がければ高アベレージを残せる一番や三番にうってつけのタイプかもしれません。
四位にもシェアなバッティングが売りの早大のキャプテン、土生選手を指名。打撃力に波のあるチームを支える存在になってほしいですね。将来の選手会長?
育成にも四人指名。自前の戦力を育てるのが伝統のカープだけに、どのような選手が育ってくるか楽しみです。
四位に終わってしまった阪神は大学屈指の外野手慶応大の伊藤選手を指名。高橋由伸選手二世の呼び声高い走攻守揃った選手。全盛期の金本選手や鳥谷選手のような攻撃力の高い打者に育つことを期待です。
一番驚いたのは二位の歳内投手。このブログであれば最早紹介不要の選手ですが、阪神が行くとはちょっと意外でした。去年の一二三投手と合わせて高卒コンビの活躍が期待されます。僕にとっては岩田投手と合わせて楽しみな投手が増えたことになり、それだけで阪神から目が離せない状態になりそうです。
三位には広角打者の大阪桐蔭の西田選手、四位にはタフな伊藤投手。伊藤と伊藤が最初と最後を締めました。
とこの辺で今日は区切りたいと思います。すみません、風邪を引いて咳が止まらない状態なのでゆっくり更新していきたく思います。
急に寒くなりましたが、みなさんはお身体のほうはいかがでしょうか。温かくして過ごしていただけたらと思います。
日本シリーズどころかクライマックスシリーズも始まっていないような状況でのドラフトってだけでも異例です。今年はどのような選手が入ったのでしょうか。
セリーグから見てみましょうか。
最下位の横浜は投手力の補強に大学№1左腕の藤岡投手を指名しますが、獲得に失敗。結局速球は右腕の唐津商の北方投手を獲得しました。他にハーフの長身投手佐村投手、技巧派の古村投手を獲得しました。
二位には強肩捕手の高城捕手と弱い投手力、捕手を補強。ただし、獲得選手のほとんどが高卒のため、即戦力にはなりにくそうです。抑えは山口投手で固定できそうですが、今年売出し中の若手がどれほどがんばれるか、にかかってきそうです。リーグ最多得点の打撃陣でどれほど打ち込めるかに今年もかかりそうです。
五位の広島は四人を指名。
一位の野村投手は即戦力の期待も高い投手。前田健太投手、福井投手、今村投手、野村投手と若い投手が中心になってローテを支えてくれたらかなり強くなりそうです。二位の菊池選手は171センチながら長打力もあるようです。シェアなバッティングを心がければ高アベレージを残せる一番や三番にうってつけのタイプかもしれません。
四位にもシェアなバッティングが売りの早大のキャプテン、土生選手を指名。打撃力に波のあるチームを支える存在になってほしいですね。将来の選手会長?
育成にも四人指名。自前の戦力を育てるのが伝統のカープだけに、どのような選手が育ってくるか楽しみです。
四位に終わってしまった阪神は大学屈指の外野手慶応大の伊藤選手を指名。高橋由伸選手二世の呼び声高い走攻守揃った選手。全盛期の金本選手や鳥谷選手のような攻撃力の高い打者に育つことを期待です。
一番驚いたのは二位の歳内投手。このブログであれば最早紹介不要の選手ですが、阪神が行くとはちょっと意外でした。去年の一二三投手と合わせて高卒コンビの活躍が期待されます。僕にとっては岩田投手と合わせて楽しみな投手が増えたことになり、それだけで阪神から目が離せない状態になりそうです。
三位には広角打者の大阪桐蔭の西田選手、四位にはタフな伊藤投手。伊藤と伊藤が最初と最後を締めました。
とこの辺で今日は区切りたいと思います。すみません、風邪を引いて咳が止まらない状態なのでゆっくり更新していきたく思います。
急に寒くなりましたが、みなさんはお身体のほうはいかがでしょうか。温かくして過ごしていただけたらと思います。
2011年10月22日
しばらくぶりです
忙しくてブログまで手が回らずいたのですが、その間にプロ野球は順位が決まり、あとはタイトル争いの大詰めを迎えています。そして遠くリビアではカダフィ大佐が死亡したとのことで、一連の騒動に一応のけりがついたと見るべきでしょう。一つの区切り、にしか過ぎませんが。
徐々に深まりゆく秋色。暑いのも寒いのも苦手な僕は、貴重な心地よく暮らせる時間を、多分無駄に遣っているような気がします……
徐々に深まりゆく秋色。暑いのも寒いのも苦手な僕は、貴重な心地よく暮らせる時間を、多分無駄に遣っているような気がします……
2011年10月02日
司馬遼太郎記念館を訪ねて
今日は司馬遼太郎さんの記念館を訪ねてきました。
歴史物を書く一人として、司馬さんはとても大きな目標であるわけですが、行って感じたのはこの人に追いつくのは大変なことだなということです。ただし、諦めではなく、後を追う価値があるという意味です。
物を書くにあたって、様々な資料(僕の場合は史料でもある)に当たるのは当然なのですが、特に司馬さんはその量が半端ではありません。自宅の蔵書で一つの図書館に匹敵するほどの量があるそうです。それだけの力を注いで一つの作品を作り上げてこられたのですから、今の僕が及ばないのは当然でもあります。
記念館の中の手紙で、司馬さんは「二十一世紀の街角には私はいないでしょう。(中略)私は君たちに二十一世紀はどうだったかとたずねたい」(記憶の中なのでかなり曖昧ですが、大意はこの通りです)と残しておられます。同時に、現代文明の暴走に心を痛め、しかし人間はそれほど愚かでもなく、その過ちに気づくことができるともおっしゃっています。
二十一世紀がどのような世紀か、その全てを見ることは当然僕にもできないのですが、少なくとも、ただ人間は二十世紀の過ちには気付いて、より正しい道を歩こうとしている、と報告できるような気が、しています。
歴史物を書く一人として、司馬さんはとても大きな目標であるわけですが、行って感じたのはこの人に追いつくのは大変なことだなということです。ただし、諦めではなく、後を追う価値があるという意味です。
物を書くにあたって、様々な資料(僕の場合は史料でもある)に当たるのは当然なのですが、特に司馬さんはその量が半端ではありません。自宅の蔵書で一つの図書館に匹敵するほどの量があるそうです。それだけの力を注いで一つの作品を作り上げてこられたのですから、今の僕が及ばないのは当然でもあります。
記念館の中の手紙で、司馬さんは「二十一世紀の街角には私はいないでしょう。(中略)私は君たちに二十一世紀はどうだったかとたずねたい」(記憶の中なのでかなり曖昧ですが、大意はこの通りです)と残しておられます。同時に、現代文明の暴走に心を痛め、しかし人間はそれほど愚かでもなく、その過ちに気づくことができるともおっしゃっています。
二十一世紀がどのような世紀か、その全てを見ることは当然僕にもできないのですが、少なくとも、ただ人間は二十世紀の過ちには気付いて、より正しい道を歩こうとしている、と報告できるような気が、しています。
2011年09月30日
衛督朝嘉通が「秋夜周廬に寓直し、早雁を聴く作」に和す <嵯峨天皇>
涼秋八月驚塞鴻 涼秋八月 塞鴻に驚く
早報寒声雑遠空 早くも寒声を報(つ)げて 遠空に雑(まじ)はる
絶域伝書全漢信 絶域 書(ふみ)を伝へ 漢信を全くし、
関門表弓守胡戎 関門弓を表し 胡戎を守る
凌雲陣営低天末 雲を凌ぐ陣営 天末に低く
叫夜遙音振水中 夜(よわ)に叫ぶ遙音(よういん) 水中に振ふ
蔡女弾琴清曲響 蔡女琴を弾きて 清曲響き
潘郎作賦興情融 潘郎賦を作りて 興情融(とお)る
朝搏渤?南度事 朝(あした)に渤?(ぼっかい)に搏(はねう)ちて 南度(なんと)を事とし
夕宿煙霞耐朔風 夕(ゆうべ)に煙霞に宿りて 朔風(さくふう)に耐ふ
感殺周廬寓直者 感殺(かんさつ)す 周廬に寓直する者
終霄不寐意無窮 終霄(よもすがら)に寐(い)ねられず 意(こころ)窮まり無からん
岩波文庫 「王朝漢詩選」より
えーっと、寒くなってきましたね。以上。
中秋も秋分も過ぎて随分と日が暮れるのが早くなって、仕事が終われば真っ暗であることに驚いたりするこのごろです。あの甲子園の熱闘からそれほど経っていないと思うのに、プロ野球も気がつけばクライマックスが間近になっていたり。ニュートリノが光速を超えたとしても、時間が止まる事はないのですね。
漢詩一覧(五代以降)へ
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早報寒声雑遠空 早くも寒声を報(つ)げて 遠空に雑(まじ)はる
絶域伝書全漢信 絶域 書(ふみ)を伝へ 漢信を全くし、
関門表弓守胡戎 関門弓を表し 胡戎を守る
凌雲陣営低天末 雲を凌ぐ陣営 天末に低く
叫夜遙音振水中 夜(よわ)に叫ぶ遙音(よういん) 水中に振ふ
蔡女弾琴清曲響 蔡女琴を弾きて 清曲響き
潘郎作賦興情融 潘郎賦を作りて 興情融(とお)る
朝搏渤?南度事 朝(あした)に渤?(ぼっかい)に搏(はねう)ちて 南度(なんと)を事とし
夕宿煙霞耐朔風 夕(ゆうべ)に煙霞に宿りて 朔風(さくふう)に耐ふ
感殺周廬寓直者 感殺(かんさつ)す 周廬に寓直する者
終霄不寐意無窮 終霄(よもすがら)に寐(い)ねられず 意(こころ)窮まり無からん
岩波文庫 「王朝漢詩選」より
えーっと、寒くなってきましたね。以上。
中秋も秋分も過ぎて随分と日が暮れるのが早くなって、仕事が終われば真っ暗であることに驚いたりするこのごろです。あの甲子園の熱闘からそれほど経っていないと思うのに、プロ野球も気がつけばクライマックスが間近になっていたり。ニュートリノが光速を超えたとしても、時間が止まる事はないのですね。
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2011年09月24日
世界が変わる、かもしれない。
昨日、ニュートリノが光速を超えたという実験結果が公表されました。
実験自体は三年にも渡って続けられてきたものだそうですが、ほんのわずかながら、相対性理論における「質量のある物質は光速を超えることができない」という定理を上回ったそうです。もしこれが事実なら、それこそ世の中がひっくり返りかねない可能性を秘めた発見ということになります。タイムトラベルや宇宙旅行などに必須といわれる超光速物質。それを手中に収めたことになります。
ただ、GPSによる測定だけに、GPSの精度という大きな問題があり、また、これまでの絶対の定理を覆すという事態の大きさから、発表する側もそこには自信がないようです。今後様々な実験をさらにかさねて、結果の正しさを裏付けていく必要があるのでしょう。
ただ、ニュートリノはそれ自体極めて特殊な性質であり、また質量も殆どゼロであることから(僕たちの感覚でいう質量ゼロと量子力学の質量ゼロの間にはものすごい差がありますが)どんな振る舞いをしてもおかしくない可能性を持ってはいます。僕はいまだに判然としていない暗黒物質(ダークマター)の中が怪しい、などと勝手に思っていたので、ちょっと意外でもありましたが。とはいえ、量子力学のみならず、世界の、文字通り、最先端を行くだけに、楽しみな発見であります。
実験自体は三年にも渡って続けられてきたものだそうですが、ほんのわずかながら、相対性理論における「質量のある物質は光速を超えることができない」という定理を上回ったそうです。もしこれが事実なら、それこそ世の中がひっくり返りかねない可能性を秘めた発見ということになります。タイムトラベルや宇宙旅行などに必須といわれる超光速物質。それを手中に収めたことになります。
ただ、GPSによる測定だけに、GPSの精度という大きな問題があり、また、これまでの絶対の定理を覆すという事態の大きさから、発表する側もそこには自信がないようです。今後様々な実験をさらにかさねて、結果の正しさを裏付けていく必要があるのでしょう。
ただ、ニュートリノはそれ自体極めて特殊な性質であり、また質量も殆どゼロであることから(僕たちの感覚でいう質量ゼロと量子力学の質量ゼロの間にはものすごい差がありますが)どんな振る舞いをしてもおかしくない可能性を持ってはいます。僕はいまだに判然としていない暗黒物質(ダークマター)の中が怪しい、などと勝手に思っていたので、ちょっと意外でもありましたが。とはいえ、量子力学のみならず、世界の、文字通り、最先端を行くだけに、楽しみな発見であります。
2011年09月19日
王者の名を制むる
故に王者の名を制むるや、名定まりて実辨じ、道行われて志通ずれば、則ち慎んで民を率いて一にす。故に辞を析(わか)ち、擅(ほしいまま)に作りて以て正名を乱り、民をして疑惑せしめ人をして辨訟多からしむるは、則ち、これを大姦と謂い、其の罪は猶お符節度量を為(いつわ)るの罪のごとし。
岩波文庫 「荀子」より
岩波文庫 「荀子」より
2011年09月11日
9.11
東北の震災から丁度半年、奇しくもアメリカの同時多発テロと同じ日。
世界を震撼させた二つの出来事は、まったく性質の違うものながら、未曾有の出来事であり、そして長引き、解決への糸口がつかめずにいるという共通項があります。
協調するのが人なら、争うのもまた人。温かさを持った人間が、しかし殺し合い、奪い合う。
一致団結というのは容易いけれども人と人の間の内にあるものがそれを許さない。その一方で人と人の間の内にあるものが、見知らぬ人たちをつないでいく。連綿と。
これまで続いてきたことであり、そしてこれからも続くであろう事。それだけと言えばそれだけ。
結局はこれもまた人というものを確認させるだけのことでしかないのかもしれない。
世界を震撼させた二つの出来事は、まったく性質の違うものながら、未曾有の出来事であり、そして長引き、解決への糸口がつかめずにいるという共通項があります。
協調するのが人なら、争うのもまた人。温かさを持った人間が、しかし殺し合い、奪い合う。
一致団結というのは容易いけれども人と人の間の内にあるものがそれを許さない。その一方で人と人の間の内にあるものが、見知らぬ人たちをつないでいく。連綿と。
これまで続いてきたことであり、そしてこれからも続くであろう事。それだけと言えばそれだけ。
結局はこれもまた人というものを確認させるだけのことでしかないのかもしれない。