カニとマグロとFX

投資とはあぶく銭でするものだ
勝手にそう思いこんでるおれは本業がしっかりしてくれていないとこんなブログで悪態をつくわけにもいかず、やっぱり本業あっての自分なんだなってつくづく感じるわけです
立場の違いはあれど皆さんも同じなんじゃないですか？

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派遣の契約更新なしとか期間工の契約更新なしとかを過大に報道しているように感じますが、本当に必要なのは雇用体型の固着化じゃなくて突発的な事態に対応できるセーフティーネットの構築なんじゃないかなって思うわけです
契約更新されなかった派遣社員に対して自業自得論が飛び出る昨今、正社員だっていつまで安泰でいられるかわからないし、我々経営者に至っては失業保険すらない状態で負債を抱えたまま放り出されるわけで、破産手続きできるだけの費用が手元にある状態ならば中小零細企業はそのお金を支払いにまわしてしまうんですよ、本当に金がどこからも手配できなくなって最後はクビを吊るしかない状態にされてしまうわけです
失敗したのは自業自得として、そこから再生する機会は与えてくれないとだれもチャレンジしないこじんまりとした社会になっちゃうと思うんだけど、どうだろうね？

で、その最後の最後の選択をしなきゃならない状況にまもなく陥る企業が多くなると思うのです
春に決算のところが多く、そのうち赤字に転落する企業は多いと思うのです、これはあくまでも感覚ですが異業種交流会などに顔を出していればその雰囲気の暗さからやっぱりそうなんだろうなって思う程度ですけどね
春に赤字に転落するとどうなるか、銀行からの融資がまずなくなることでしょう、これ致命的なんです
家庭の感覚で背の丈に合わない借金をしてるからって一言で言う人もいますが、事業ってのはどれだけの金を回して何％の利益を上げるかが事業です
その回す金がなくなればどうすればいいのか、事業縮小か廃業かだけです、今の人件費削減は事業縮小の選択、しかし中小零細に取って常にギリギリの経営をしていたりすれば事業縮小するほどの規模もなく即廃業、それも強制退場の形で退場するしかなく、破産するための費用も捻出できずただただ夜逃げするか首吊って借金返済に充ててもらうかしかない状態になるわけです

失敗から学べることも多いのに

なんて思いますが社会にそんな余裕がないんですかね？
不況といいながら新車が街を走り回るこの社会に本当にないんですかね？
失敗した経営者なんて絶対に自動車関係じゃなきゃ働きたくないとか居酒屋の店員は嫌とか言わないと思いますけどね
起業しろと言うならば失敗したときに生きていられる状態を保てるセーフティーネットがあってもいいと思うんだけどな、でもあんまり簡単に起業されても迷惑がかかるのでなかなか難しいのかね？

とりあえず自分自身の会社がつぶれないようにひたすら本業をがんばるしかありません、自立なき者に語る資格なし
セーフティーネットの必要性を語ると共に、自分自身はお世話にならないようにと心に強く念じながら仕事に集中しようと思うしがない零細企業の一経営者のぼやきでした

ネットで借りて自宅に届きポストへ返却