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千客万来
頼まれるといやとは云えない。 Old Navigator&Skipperです。 歴史感覚を大事にと思っております。 読書-戦国〜終戦までの「表の話から裏のそれまで」。加えて支那の「春秋戦国〜三国志」まで。
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2011年02月11日
あんこう・鮟鱇のうんちく-春旬魚-まぐろぐ
あんこう・鮟鱇のうんちく-春旬魚-まぐろぐ

活きあんこう-北レシピ-津軽海峡の「あんこうのとも和え」

= 津軽の海峡活きあんこう =
●本稿では北の冬・春レシピあんこうのとも和えを紹介。
 下北半島の風間浦村の活きあんこうを提案。
●加えて鮟鱇の漁業と人との関わり
 -その社会性を述べます。
 

== レシピ・活きあんこう ==
●あんこうは食材として、「キアンコウ」という種類です。
 体全体が柔軟性に富み、粘りがあるため、
 普通の魚と異なり「吊るし切り」をする。
 吊るし切りは、下あごにフック(鉤)をかけて体をつるし、
 アンコウの口から散水をいれて胃を膨らませ、
 柔らかい胴体に張りがでたところを解体する方法である。
 
●船ではホイスト(揚貨装置)で吊り、
 腰に負担がかからないようにしてやる-北の漁師。

●七つ道具
 柳肉(身肉、頬肉)の他に、
 皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣)、
 えら、トモ(ヒレ)が食用にされる。
 
●一般には七つ道具と、
 野菜を味噌または醤油味で調味しあんこう鍋として供される。
 漁師どもは「味噌仕立て」を好みます。
 特に肝臓は ''' アンキモ ''' と呼ばれ、
 ボイルしてポン酢にもみじおろしで食べるなど、
 美味として珍重され、
 見た目と食感から「海のフォアグラ」とも云われている。
 身よりもその他の部位(七つ道具)の方が旨いとされる。
 
●漁師たちは、
 魚の身はあまり食べない。
 陸の人達がホルモンを食すが如く、
 珍しいところ、かわった味のするところ、
 役得で-蛇の道は蛇-鯨などは最たるものですね。
 
●あんこうの栄養-老婆心ながら
 基本的に水分(全体の約80%)。
 白身の部分は脂質が少なくヘルシーである。
 アンコウの身にはビタミンB12やB1、
 ナイアシン等のビタミンBが含まれ、
 皮膚や粘膜の健康維持、そして貧血予防に良いとされている。

 さらにあん肝は脂質が多く高カロリーで、
 ビタミンA(レチノール)やビタミンB12、
 ビタミンDが豊富に含まれている。
 肌の健康を維持したり、老化防止、
 視覚の暗順応に良いとされている。
 
=== あんこうの吊るし切り ===
●写真にて説明します。
 最初に皮のゴミをおとす

 1.上あごに出刃を入れて皮をはぐ
  皮境の旨みを忘れず食す
[http://www.youtube.com/watch?v=_TDR84yfW-w 動画・あんこうの吊るし切り] 
 2.同じように腹側も
 
 3.水の重みを利用して裁く
  肝を大事に-吊るし切り終わり
  
 4.身は一口大に切る
  かつ洗わないこと
  内臓の胃袋その他は裏返してしごき
  内容物をすてる
  
 5.同時進行で別鍋で肝を味噌を入れて炒める
 
 6.5に身と内臓・骨・ささみ(鰓)入れ
  塩で味を調える
  
●参考までに吊るさないで切る
[青森のサメと四季の魚・アンコウ]ガキの頃から食わされたのがこの魚たちです。 

●こうして大鍋で火を入れ入れ、
 毎日飽きないで食らう-くるび(くるみ)味とはこのことか。
 いたって簡単シンプル-北の漁師。
 
== あんこう・漁業との関わり == 
●風間浦の海峡では「あんこうの空釣り」で釣るという。

●参考までに[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/yanagikara/yanagikara.htm たこの空釣り]
 たこは一年で生を終わる-故に猛烈な補食活動をする。
 これがため盛んに産卵行動が活発で、
 餌を求めて動き回る。
 
●[http://www.fishexp.hro.or.jp/shidousyo/fishery/gyogyou/ankousasi/ankousasi.htm あんこうの刺網]
 
●四月の半値-仲買のしきたり。
 この盛漁期日増しに陸へ陸へ入る-浅所に移動。
 そして四月になると、
 とたんに浜値が半値となる。
 「肝は暖かくなると小さくなる」- 魚屋の風習。
 
●あんこうの神戸の話・「あんこう鍋-若狭湾のそれ」
 北の漁場で大きさがピンにもならないあんこうを、
 「食べやすく包丁を入れ-パック詰め」にして、
 スーパーで売っていた。
 肝の全くないそれは商売?
 驚きました。
 関西の昔からの、曰く「若狭の鯖・同鯛etc.」。
 若狭湾の魚-伝統・食習慣であろうと感じます。
 
◎主張-北の漁師
 ・小さくても旨いと思う人たち。
 ・大でなければあんこうの味がしない。
 
 誤解を恐れないでいわせてもらうと、
 まさに「グルメ感覚の問題」ではありませんか。
 
 結論-これだけの特殊な魚・何らかの漁獲規制、
    「最低持続生産量」を目指すべきと思います。
   
以上筆をおさめます。シリーズ続けます。

★[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/10930873.html ぶり・鰤のうんちく]

 [https://fanblogs.jp/maglog/ ぶり・鰤のうんちく]
 
 [http://maglogger.blogspot.com/ あんこう・鮟鱇のうんちく]
 
 
 H23 2011-02-11T06:00
 まぐろぐ 
 
 

Posted by 千客万来 at 06:10 | 春旬魚 | この記事のURL
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