2011年03月05日
科学の力で見直される漢方-未病への挑戦-まぐろぐ
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= 科学の力で見直される漢方 =
●本稿ではH23 2011-03-03付け産経新聞
-「明日への処方箋(5)」の記事から引用して、
科学の力で見直される漢方(薬)の特徴、
期待される将来性、研究の動きを紹介します。
次いでお隣支那の輸出抑制策などの問題挙げます。
== 漢方薬の特徴 ==
●漢方薬は薬草などの「生薬」を複数組み合わせて作られる。
そのため、さまざまな薬効成分が含まれている。
特定の成分だけを抽出して化学合成する西洋薬にはない特徴だ。
●慶応大医学部漢方医学センターの渡辺賢治診療部長は、
「一つの薬にいろんな有効成分が含まれているのが漢方の最大の利点。
高齢者になれば複数の症状が出てくる。
それらすべてに西洋薬を使えば
何十種類も薬を飲まなければいけないケースもある。
漢方は原則1つの薬で対応できる」と話す。
== 朝野を挙げての今後の動き ==
●インフルエンザの症状を抑える「麻黄湯(まおうとう)」なども、
医療現場で活躍する場面が増えている。
民間調査会社「IMS」によると、
漢方薬の国内市場は10年で1・3倍に成長。
厚生労働省も昨年2月、
漢方薬などの有効性を検証するプロジェクトチームを設置、
検討を進めている。
== 研究段階での動き ==
●認知症で失われた記憶を、漢方薬で回復させる研究も進められている。
認知症は進行を遅らせる薬はあるが、
記憶を回復させる薬はない。
●研究をしているのは富山大の東田千尋准教授(神経薬理学)。
注目したのは「加味帰脾湯(かみきひとう)」という漢方薬。
不眠症などに使われるが、
古い文献に健忘症への効果が期待できる内容が書かれていた。
●東田准教授は「脳は他の臓器とは比べものにならないくらい複雑。
多くの有効成分を持つ漢方薬が多面的に作用することで、
症状の改善に結びついているのではないか」と話す。
●江戸時代の、
「越中富山の薬売り」にまでルーツをたどることができる富山大には、
約2万7千点の生薬が保管され、
科学的な分析が進められている。
同大の小松かつ子教授(生薬学)は断言する。
「漢方は『非科学』といわれるが本当は『未科学』。
科学のメスを入れることで、新たな薬が生まれる可能性は高い」
「明日への処方箋」は、新技術だけではない。
日本人がこれまで培ってきた英知にも眠っているのだ。
東洋医学は「兵法系」から医療系が始まり ''' 病名より証を診よ '''とあります
== 筆者の所感 ==
●''' 補薬・補剤 ''' -漢方は大きく東洋医学の一部分として述べます。
・「補剤(ほざい)」とは、
人体に足りなくなってきている気、血などを補う意味や、
六臓の機能が衰えた場合に、
機能を正常化する意味で用いられる薬剤のことをいいます。
補気薬、養血薬、補陽薬、
滋陰薬と呼ばれる薬などが補剤にあたります。
・''' 六臓六腑 ''' について
東洋医学では、病気は臓腑の変調によって起こるとされています。
「五臓六腑」ということばを耳にすることがありますが、
この五臓六腑というのは、人体の中心となる臓腑のことを指すことばです。
ただし、東洋医学では六臓六腑としています。
・六臓
肝・心・脾・肺・腎・心包のことをいいます。
「心包」-実際にある臓器ではなく、架空のものです。
心臓は人間の体の中でもっともよく働いている臓器なので、
これを補佐し、保護するものとして考えられました。
「心包」という名前は、心臓をだいじに包む袋ということからつけられてものです。
・六腑
胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦のことをいいます。
「三焦」-心包に深い関わりのある「三焦」もまた、
実質的な臓器ではありません。
「三焦」というのは、三つの熱源という意味です。
人間の体は、生きている間は温かいので、
体の中に熱をつくる源があるに違いないという考えから生まれもので、
これは東洋医学独自の考え方です。
・世の中には割り切って考えられないことが多くあります。
東洋医学では、長年の経験的な治療のなかで、
形のない臓器をつくることによって、
この割り切れないものをまとめたといえます。
・補剤と逆の効果を担当するのが瀉剤(瀉法)です。
瀉法のなかには、
肩こりなど鬱血せる生血を小柄で刺して取り去る法も含まれます。
●この北の漁師は、
食が身体をつくる・東洋医術からの発想-未病への挑戦-まぐろぐfeelingのサイトを、
己の信念の発露として発表したものですが、
永らく船方漁師として生きてきました、
''' 戦陣医術 ''' であります。
「サプリ頼むな自分を頼め」、
「古の道を聞いても唱えても我行いにせずば甲斐なし」-私の行動則。
●生薬の原材料の問題と政治性
・国内生産はともかく、
原産地の支那がレアアースなどと共に、
不穏な国家戦略漢方産業の市場規模10年後に5.6兆円に-中国の発表がしきりに懸念されるところです。
・現下の永田町における民主党政府政策では、
真に心もとない。
・長くない行く末の下に、
実効を挙げられるよう望むことしきり。
※第5部 飛躍 明日への処方箋(5)科学の力で見直される漢方
QLife漢方女性に多い不定愁訴
を一読されて、
「転ばぬ先の杖の糧」とされては如何でしょうか。
-碩学の清水幸子先生(日本産婦人科学会)が、
「女性の健康習慣」にちなんで解説してます。
★北の漁師の母港
未病への挑戦
北の漁師の定係港-2
女性の健康習慣スタート
H23 2011-03-05T15:50
まぐろぐ
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= 科学の力で見直される漢方 =
●本稿ではH23 2011-03-03付け産経新聞
-「明日への処方箋(5)」の記事から引用して、
科学の力で見直される漢方(薬)の特徴、
期待される将来性、研究の動きを紹介します。
次いでお隣支那の輸出抑制策などの問題挙げます。
== 漢方薬の特徴 ==
●漢方薬は薬草などの「生薬」を複数組み合わせて作られる。
そのため、さまざまな薬効成分が含まれている。
特定の成分だけを抽出して化学合成する西洋薬にはない特徴だ。
●慶応大医学部漢方医学センターの渡辺賢治診療部長は、
「一つの薬にいろんな有効成分が含まれているのが漢方の最大の利点。
高齢者になれば複数の症状が出てくる。
それらすべてに西洋薬を使えば
何十種類も薬を飲まなければいけないケースもある。
漢方は原則1つの薬で対応できる」と話す。
== 朝野を挙げての今後の動き ==
●インフルエンザの症状を抑える「麻黄湯(まおうとう)」なども、
医療現場で活躍する場面が増えている。
民間調査会社「IMS」によると、
漢方薬の国内市場は10年で1・3倍に成長。
厚生労働省も昨年2月、
漢方薬などの有効性を検証するプロジェクトチームを設置、
検討を進めている。
== 研究段階での動き ==
●認知症で失われた記憶を、漢方薬で回復させる研究も進められている。
認知症は進行を遅らせる薬はあるが、
記憶を回復させる薬はない。
●研究をしているのは富山大の東田千尋准教授(神経薬理学)。
注目したのは「加味帰脾湯(かみきひとう)」という漢方薬。
不眠症などに使われるが、
古い文献に健忘症への効果が期待できる内容が書かれていた。
●東田准教授は「脳は他の臓器とは比べものにならないくらい複雑。
多くの有効成分を持つ漢方薬が多面的に作用することで、
症状の改善に結びついているのではないか」と話す。
●江戸時代の、
「越中富山の薬売り」にまでルーツをたどることができる富山大には、
約2万7千点の生薬が保管され、
科学的な分析が進められている。
同大の小松かつ子教授(生薬学)は断言する。
「漢方は『非科学』といわれるが本当は『未科学』。
科学のメスを入れることで、新たな薬が生まれる可能性は高い」
「明日への処方箋」は、新技術だけではない。
日本人がこれまで培ってきた英知にも眠っているのだ。
東洋医学は「兵法系」から医療系が始まり ''' 病名より証を診よ '''とあります
== 筆者の所感 ==
●''' 補薬・補剤 ''' -漢方は大きく東洋医学の一部分として述べます。
・「補剤(ほざい)」とは、
人体に足りなくなってきている気、血などを補う意味や、
六臓の機能が衰えた場合に、
機能を正常化する意味で用いられる薬剤のことをいいます。
補気薬、養血薬、補陽薬、
滋陰薬と呼ばれる薬などが補剤にあたります。
・''' 六臓六腑 ''' について
東洋医学では、病気は臓腑の変調によって起こるとされています。
「五臓六腑」ということばを耳にすることがありますが、
この五臓六腑というのは、人体の中心となる臓腑のことを指すことばです。
ただし、東洋医学では六臓六腑としています。
・六臓
肝・心・脾・肺・腎・心包のことをいいます。
「心包」-実際にある臓器ではなく、架空のものです。
心臓は人間の体の中でもっともよく働いている臓器なので、
これを補佐し、保護するものとして考えられました。
「心包」という名前は、心臓をだいじに包む袋ということからつけられてものです。
・六腑
胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦のことをいいます。
「三焦」-心包に深い関わりのある「三焦」もまた、
実質的な臓器ではありません。
「三焦」というのは、三つの熱源という意味です。
人間の体は、生きている間は温かいので、
体の中に熱をつくる源があるに違いないという考えから生まれもので、
これは東洋医学独自の考え方です。
・世の中には割り切って考えられないことが多くあります。
東洋医学では、長年の経験的な治療のなかで、
形のない臓器をつくることによって、
この割り切れないものをまとめたといえます。
・補剤と逆の効果を担当するのが瀉剤(瀉法)です。
瀉法のなかには、
肩こりなど鬱血せる生血を小柄で刺して取り去る法も含まれます。
●この北の漁師は、
食が身体をつくる・東洋医術からの発想-未病への挑戦-まぐろぐfeelingのサイトを、
己の信念の発露として発表したものですが、
永らく船方漁師として生きてきました、
''' 戦陣医術 ''' であります。
「サプリ頼むな自分を頼め」、
「古の道を聞いても唱えても我行いにせずば甲斐なし」-私の行動則。
●生薬の原材料の問題と政治性
・国内生産はともかく、
原産地の支那がレアアースなどと共に、
不穏な国家戦略漢方産業の市場規模10年後に5.6兆円に-中国の発表がしきりに懸念されるところです。
・現下の永田町における民主党政府政策では、
真に心もとない。
・長くない行く末の下に、
実効を挙げられるよう望むことしきり。
※第5部 飛躍 明日への処方箋(5)科学の力で見直される漢方
QLife漢方女性に多い不定愁訴
を一読されて、
「転ばぬ先の杖の糧」とされては如何でしょうか。
-碩学の清水幸子先生(日本産婦人科学会)が、
「女性の健康習慣」にちなんで解説してます。
★北の漁師の母港
未病への挑戦
北の漁師の定係港-2
女性の健康習慣スタート
H23 2011-03-05T15:50
まぐろぐ