https://fanblogs.jp/loveswine/archive/56/0
今日は、本家のボジョレーヌーヴォーについて、面白い話を聞きましたのでそのことを書いてみます。
ちょっと批判的な記事です(笑
まずは、基本的な知識から、
・もともとは、その年のぶどうの出来をチェックするための試飲会。
・その年の9月に収穫したぶどうを11月に飲む。なので、急ピッチで製造・醸造するために特別な醸造法を使う。
・11月の第3木曜日が解禁日。今年は2020年11月19日。
・時差の関係から、先進国では日本が世界で最初に11/19になるので、世界で最も早くボジョレーが飲める。
これは、とあるワインレストランのソムリエの方のお話だったのですが、
そのお店では、ボジョレーヌーヴォーは出さないとのこと。
その理由は、
・通常ワインは、輸送コストを抑えるために船便を利用するが、ボジョレーヌーヴォーの場合は、スピード勝負なので、空輸になる。
・そのために、値段のほとんどが輸送代になってコストパフォーマンスが低い。
・フランスだったら、樽から直接注いで一杯数百円のような安い値段で楽しめるかもしれないが、日本では値段が高くなってしまう。
・船便を待っていれば同じワインを半額で飲めるが、その時期にボジョレーヌーヴォーを飲もうというひとはほとんどいない。
・世界で最初に、というのが誇らしく、多少高くてもお金を使ったバブルの時代に流行ったお祭りみたいなもの。
・ボジョレーヌーヴォーを出すのなら、同じ値段でもっと美味しいワインを楽しめるので、そっちを楽しんでほしい。
とのことでした。
日本ではコンビニでも売られるボジョレーヌーヴォーですが、
こういう説明を聞くと、なるほど、と思いますね。
その年のぶどうの出来をチェックする、ためにボジョレーヌーヴォーを飲む人は日本には少ないと思いますが、これもお祭りなので、楽しみ方はひとそれぞれで良いと思います。
私は・・・ボジョレーヌーヴォー飲むなら、同じ値段の別のワインを探します(笑
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image