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2020年09月30日

ワインの収量について

さて、先日の記事で、ワイナリーを開くには、最低の醸造量の規定がある、ということを書きました。
https://fanblogs.jp/loveswine/archive/8/0

特区であれば、年間2,000リットル、
それ以外なら、年間6,0000リットル。

となると、どれくらいの畑が必要になるのかが気になります。





そこで調べてみましたら、
ワインには、「収量」という考え方があるようです。

これは、t/haだとか、hl/haで示される値で、
1ヘクタールのぶどう畑あたりで何トンのぶどうが、あるいは、何ヘクトリットルの果汁が収穫できるか、という数字になります。

この収量が多ければ、沢山ワインが生産できるということになるのですが、ぶどうの質をたかめるには、ぶどうの房を減らして、糖度を高めるのがよいと言われております。
つまり、収量を減らして、量より質を選ぶ生産者もいるということです。





本当かどうかはわかりませんが、
一般的なボルドーの村名ワインが45hl/ha、
超低収量と言われるロマネ・コンティが28hl/haと言われます。

自然な作り方をするナチュールワインでは、
無農薬、無化学肥料だったりしますので、一般的には収量が低いと言われます。





では、仮に、40hl/haだったとします。
そうすると、40hl=4,000リットルですから、
年間2,000リットルを醸造するためには、2,000÷4,000=0.5ha
6,000リットルであれば、6,000÷4,000=1.5ha
の畑が必要になります。
1.5haとなると、125m四方の土地になりますので、
スタートアップとしてはなかなかのハードルとなります。

なるほど、ワイナリーを始めるのはなかなか大変なのですね。
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