ホリー氏は14歳の時、母親に買ってもらった『日本の魅力99』という本との出会いが、日本に深くはまっていく最初だったといいます。そして16歳、文通友達の日本人から送られた3代目市川猿之助が演ずる『義経千本桜』のDVDに心酔することになります。その立ち居振る舞い、台詞、表情、衣装、舞踊、音楽、鳴り物すべてに圧倒されます。お隣の国西ドイツから傍受できる電波で、垣間見る「自由」。社会主義の閉塞感とは無縁ではなかったようです。その後も日本の映画を数多く見ます。高い競争率を経てカレル大学日本学科に入学。その間2回の日本留学を経て、日本大使館に勤めた後、大学の非常勤講師として活躍されています。「チェコ蔵」を主宰し、翻訳、日本映画の字幕、通訳を通じてチェコと日本の橋渡しをされています。ドボルザーク、カフカ、ナブラチロワの祖国にあらためて強く関心が行きます。
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