いろいろと調べていると、「緩衝能が著しく低い」という専門用語に出会いました。
聞き覚えはありますが、このハウス栽培で「立ちはだかる難題」として再び出会うとは思っても見ませんでした。
鳥取砂丘でラッキョウを栽培されている例がありますが、適合品目は限られてきます。
砂地は保水性、保肥力が少なく、地温が上昇し、肥切れを起こしやすく、連作障害を誘発するとあります。
この特性を一言で表現するものが、「緩衝能が低い」ということになります。
即ち、微生物の力を借りずに、機械的に培地をコントロールすることだけが砂地栽培が成り立つ拠り所になるわけです。
先代は養液供給と施設維持、限定された販売ルートに身動きが取れなくなり、頓挫せざるを得なかった。
今ようやく判ったのか、と評されても仕方ありません。
日々、方向性を定めていく。
適した品種、排除される品種。
半分は砂をひっくり返し、有機培土へ入れ替えをすることに。
琵琶湖から運んだという30トン以上の砂。この砂をトマト、ピーマン、じゃがいもなどのナス科や人参、メロンに使わせていただきます。
よし見えてきた、と思ってもまた軌道修正することになるでしょう。
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