先日、三菱のゲーミング液晶ディスプレイ MDT231WGが届きました。
実は、
IT総合情報サイトのITmediaさんが募集していた、
同ディスプレイのモニター募集に応募したところ、
本当に運の良い事に当選したのでした。
この40年近い人生で、この様な懸賞とか、抽選みたいなものには、サッパリ縁の無い人生でしたので、
当選メールが届いた時には、ちょっとしたパニック状態でしたw
そんな訳で、これから数回に分けて、このゲーミングディスプレイMDT231WGの
使用体験を書いてみたいと思います。
詳細なスペック等は、
三菱さんのサイトや、
ITmediaさんのサイトにお任せして、
自分の素直な感想のみを書いていくつもりです。
難しい事はどうせ私には理解出来ませんしね^^;
当選メールが来て、簡単な手続きを済ませてから数日後、無事、ディスプレイが届けられました。
23インチディスプレイとは言っても、
液晶テレビならば40インチ程度の品を買えるほどの高級品ですから、
箱を開けるにもワクワク感で一杯です。^^;
で、本体を取り出し、一番最初にやったのが、PC・PS3への接続でなければ、
通電テストでもなく、コチラ。
リフティングターンですw
このブログで、MDT231WGの一番最初の画像がこれだと、
こんな縦長のモニターなのか?って
思う人も若干名いらっしゃるかもしれませんね。(そんな訳ない?^^;;
このディスプレイはもちろん横長ワイドのサイズなのですが、
シューティングゲームなど、一部のゲームの為のリフティングターン機能で、
この様に縦長ポジションに設置出来るのです。
#仕事ために縦画面を必要とされる方もいらっしゃるでしょうが。。
私は、縦長画面で使用するゲームを持っていないのですが、
機構オタクな私は、通電よりもまず、リフティングターンを試さずにいられないのでしたw
この、スピーカーは動かさないまま、数ミリの隙間でディスプレイがターンするのが素晴らしいww
ちなみに、説明書を見ながらでも、リフティングターンを行うのは、少しドキドキものでした。
届いたばかりのディスプレイを壊してしまうんじゃないか?と。。。
流石に初めてターンをさせた時は、ドキドキ&もたつきの操作でしたが、
2回目には、説明書を見る事なく、スムースにターンさせる事が出来ました。
ロックスイッチも1箇所ですし、覚えてしまえば、本当に簡単にターンさせられます。
で、そんなリフティングターンを堪能した後はいよいよPC&PS3との接続です。
実は、私が普段メインで使用しているディスプレイも三菱製なのでした。
MDT242WG(3代前?の旧製品)です。
#名前も似ており、混同しやすいので、以後、便宜上、”旧製品”と書きます。
PCとはマルチディスプレイの内のメインの1台として接続し、さらにPS3も接続しており、
仕事、ネット、ゲームと、本当に普通のテレビよりも、旧製品画面を観ている時間が長いほどです。
なので、旧製品とMDT231WGを単純に入れ替えて、
この数年の間にどれだけ三菱のディスプレイが進化したのか確かめたいと思い、
旧製品を取り外して持ち上げてみたところ、
そのディスプレイ全体の大きさに改めて驚いてしまいました。
その時に初めて気が付いたのですが、比較といえば私の家には、
MDT231WGと比較出来るディスプレイが他にもあるのです。
液晶方式は違いますが、「HDMI接続も可能なスピーカー付きのディスプレイ」と言う意味では、
ゲーム機用のディスプレイとしても購入した人もいるのではないかな?と。
そんな訳で、いきなり差し替えて固定してしまうのではなく、
初日はいろいろとディスプレイを入れ替えながら、MDT231WGを試してみる事にしました。
MDT231WGの比較に使ったのはコチラの3機種です。
三菱 VISEO MDT242WG
ACER P244W
LG M237WS-PM
上でも書いた通り、液晶方式も違いますし、発売時期もバラバラで少し無意味に感じる比較ですが、
これらのモニターからの買い替えという事があっても良いでしょうから、
簡単に比較してみたいと思います。
#ACER P244W以外は、いくつもの入力端子を備えたマルチメディアディスプレイです。
左上 MDT231WG 右上 MDT242WG
左下 M237WS-PM 右下 P244Wまず、大きさの比較ですが、画面そのもののサイズ差は少しありますが、
旧製品が飛びぬけて、かさ張る様に感じます。
縦幅に加えて、ディスプレイの厚みもありますし、また重量も比較にならないほど重いです。
ディスプレイの全体の厚みと重量ならば、MDT231WGもほぼ同じなのですが、
MDT231WGの場合は、本体ユニットとは別体でディスプレイ部分だけ薄くなっており、
見た目の厚みが軽減され、スッキリして見えます。
重心が最も低いのがMDT231WGで、デスク面の一番近い場所にディスプレイが位置するのですが、
MDT231WGには、ディスプレイの高さを調整する機構がありますので、
無段階で60mm(スペック表に表記による)まで高さの調整が可能となっています。
旧製品も高さ調整が出来ますが、調節に伴いディスプレイが大きく前後に移動し、
人との距離関係も、使用スペースも変わりますので、あまり使っておりませんでした。
外見の感想が長くなりましたが、肝心のディスプレイとしての比較をしてみたいと思います。
実は、旧製品には、かねてより疑問に思う事がいくつかありました。
まず最初にあまりグラデーションの表示が得意では無いと思われる事です。
よく見る画面では、PS3のホーム画面ですね。
PS3をお持ちの方はよくご存知だと思うのですが、PS3は特別な設定をしていなければ、
日々少しずつ違う色の綺麗なグラデーションを表示しています。
#上記の4機種比較写真の画面がPS3のホーム画面です。
そのグラデーションの表示が段差のある表示になってしまうのです。
また、ゲーム中の画面でも、やはり空だとか、
滑らかなグラデーションであって欲しい部分に色の段差が出来るので、
いつもそれが気になっておりました。
結果から言うと、MDT231WGでは、グラデーションは綺麗に表示される様になっていました。
何の設定もせずに電源を入れただけでは、MDT231WGのみ色温度が大きく違う様で、
色調の違いこそ感じるものの、グラデーション表示にはひとまず安心しました。
次に気になっていた事は、スルーモードを利用した時の表示画面の縦横比の歪みです。
旧製品はパネルサイズが、発売当時のワイドサイズ主流だった24.1型1920x1200ですので、
PS3などを接続し、等倍表示すると、上下に隙間を作って1920x1080を表示するのです。
隙間が出来る事自体には問題はないのですが、
表示遅延が最小になるスルーモードをオンにすると、いくつかの画像処理がオフになると言う事で、
画面表示が若干ながら縦長表示になってしまい、
画面をみると、直感的に気持ち悪さを感じていたのでした。
しかし、MDT231WGでは、ここも解消されています。
MDT231WGでは、もともとFullHDジャストのワイドパネル1920x1080なので、
PS3をHDMI接続しても上下に隙間は出来ないのですが、
スルーモードをオンにしても、表示比率に変動はありませんでした。
またスルーモードをオンにする事で、旧製品同様、いくつかの機能に制限が出るのですが、
その制限も軽減されている模様です。
#詳しくは使い込みながら改めて確認したいと思います。
最後にリモコンの感度ですね。
個体差などによるものであれば申し訳ないのですが、
少なくとも私の手元にある旧製品ではリモコンの感度が非常に悪かったのです。
製品の機構上、どこにリモコンの受光部があるのかを理解していないと、
かなりイライラするほどの感度の悪さだったのですが、
本体デザインも一新されたMDT231WGではリモコンの感度は全く問題がなくなっています。
ついでに、私にとっては新しい機能である、超解像技術(ギガクリアエンジン2)も試してみました。
比較画像はコチラです。(比較にはスクエアエニックス FF13-2トレーラーを使用)
上が超解像機能オフ、下が超解像機能100%状態。
オフ(0%)〜100%まで10%刻みで調整する事が可能です。
こうしてみると機能の効果が、かなりはっきりと分かりますね。
100%で使用というのは行き過ぎかもしれませんが、
のっぺりして判りづらいゲーム画面などでは効果を発揮しそうですね。
そのあたりまで確認したところで、各ディスプレイにPS3をHDMI接続し、
グランツーリスモ5をプレイして、
ゲームプレイにおけるディスプレイの比較を行う事にしました。