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Docomo 21ヶ月ぶりの月間純増1位

帯電話各社が11日発表した12月の契約数によると、

新規契約から解約を差し引いた純増数で、NTTドコモが42万9900件となり、

21カ月ぶりに首位となった様です。

同社が首位になるのは2010年3月以来との事です。


ドコモにそんな人気になる様なスマホか何かが発売されたっけ??と思ったんですが、

純増を押し上げたのはソニーのPS VITAでした。


初回生産のVITA 3G/Wi-Fiモデルには、3G回線を使ったプリペイド通信プランが

無料セットとなっており、VITAを購入した人が

セットで盛り込まれた103時間と言う通信時間に限られるものの

無料で3G回線を利用出来る仕組みになっております。


現在のところVITAはドコモのSIMロックがされていますし、

無料セットのプリペイド通信の提供元がドコモですので、

自然とドコモの契約者数をアシストする形になった様です。


そういう私もVITA 3G/Wi-Fiモデルのユーザーですが、

実は「ドコモと契約した」と言う自覚がなかったものですから、

このニュースを見て非常に驚きました。


そもそもの話になるのですが、この仕組には少し嫌悪感の様なものを感じております。


基本的に接続先をドコモしか選べない事が、この嫌悪感のベースです。

ここで私の個人的なドコモに対するイメージの話を持ちだしてしまうと

話が変な方向に行き始めるので、そこは置いておいて、、、


まず、VITAの電源を投入して初期設定を始め、

いくつかのステップを進めると、気がつけば3G回線が使える状態になっています。

その際には、「ココからはドコモと契約に関するステップだ」と言う表記は全くありません。

言ってしまえば、ボタンを一つ押してステップを進めるだけで、

勝手にドコモとの契約が成り立ってしまうのです。


ここは「便利さ」や誰でも簡単に3G回線を使える様になる「親切さ」と

紙一重な部分もあり、理解が出来ない訳ではないのですが、

ただの1回でもドコモと契約になる事の注釈を入れないのは如何なものかと思うのです。


また、プリペイドプランが、いくら”無料セット”だとは言え、

そのプランをいつ利用するか?に関しては、ユーザーに委ねられるべきだと思うのですが、

今の初期設定ステップでは、そのあたりの選択の自由は無に等しいと思うのです。


もし上記の様な事を懸念するのであれば、購入して電源を投入する前に

SIMカードを抜いておく必要がある訳です。


この様に「気がつけば契約」の状態にしておいて、

「はい、あなたはドコモユーザーですよ。」「今月はドコモが純増1位ですよ」って

ニュースを聞いてもあまり良い気分がしないのです。


ともあれ、現在は無料セットのSIMカードを抜いて利用している人も多い様ですが、

権利が喪失してしまう前には、無料通信分を消化しようとするでしょうし、

VITA初回限定版は50万台ですし、その後も暫くは

20時間の無料通信プランがセットになった限定版がロールアウトになる様ですので、

多くは望めなくとも、いくらかはVITAがドコモの純増をプッシュし続ける事でしょう。



ちなみに今後もVITAを3G回線に接続させて通信させるとすると、

どこかの携帯会社との契約が必要になる訳ですが、

その場合、やはり自由にその接続先を選択させて欲しいのです。

○通信のための料金プラン

○通信料金支払のための契約口の複数化

○メインで使うエリアの電波状況

などなど、やはりドコモだけに固定されるのは納得し難いものがあります。


ドコモをベースとしたMVNO(仮想移動体通信事業者)を含め、

いくつかの選択肢があるのは事実ですが、

早期に根本的な選択の自由がユーザーに与えられる事を望む訳です。


それにしても、SIMカードを抜いて利用する実態がある事をソニーはどう考えているんでしょうか?


常に動画を観る様な回線占有をするのはともかくとして、

やはり何の気兼ねも無しに通信対戦が出来る様なインフラやゲームを整えて欲しいものです。


VITAと言うマシンが発表され、そのスペックを見た時に、

多くのゲーマーが新しいゲームの世界の到来を予感したと思うんですが、

ソニー自身がその根幹部分に揺らぎを持っていない事を祈るのみです。



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