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今更ながらKinectについて思う事。

更ながら、Xboxの周辺機器Kinectについて個人的な感想を書きたいと思います。

先に申し上げると、Kinectとマイクロソフトに関する批判的な内容が含まれます。


まず先日のE3におけるマイクロソフトのカンファレンス内容から分かった事があります。

カンファレンスのオープニングを飾ったのは、世界的に期待されているタイトル、

Call of Duty MW3でした。

同ソフトに対する期待は、Xboxユーザーでなくとも相当のものなので、

オープニングタイトルとなっても何ら可笑しいものではありませんでした。


そして次々と発表されていく強力なラインアップ。


マイクロソフトのカンファレンスは、Xboxコンソールが円熟期に入った事を示す内容であり、

また、Kinectを邁進させる姿勢を改めて強烈にアピールするものでした。

マイクロソフトは、このプレゼンが成功だったと思っているのでしょう。


しかし、私にはKinectの限界をマイクロソフト自らが世界に晒したショーにしか見えませんでした。


オープニングを飾ったCODを含めた即応性を求められるタイトルで、

操作のためにKinectを用いる事を発表したのは、

TOM CLANCY'S GHOST RECON FUTURE SOLDIER

Forza Motorsport4

の2つだけでした。


中には、音声コントロールでのkinect活用をアピールしているタイトルもありましたが、

そんな事はKinectでなくとも、数ドルのマイクがあれば出来る事です。


シビアで即応性を求められるタイトルからは、KinectはNoだと言われたと見て取れます。


Forzaはマイクロソフトのゲームですから、Kinect戦略の中において、”対応”は、

操作の快適性よりも優先される事項と考えて良いでしょう。


唯一残るのは、TOM CLANCY'S GHOST RECON FUTURE SOLDIER。

Kinectを使ったFPS(TPS)の楽しさを味わえるとすれば、

現状発表されている本格派シューティングゲームの中では、このタイトルのみと言う事になります。

最低でもこのタイトルをプレイしてから感想を書かなければ失礼な気もしますが、

私自身がこれまでKinectでゲームをプレイした感想や、

多くのデベロッパーがFPS/TPSにKinectを見送った事を合わせて想像するに、

やはりKinectの反応遅延が、最大の障壁になるのだと思います。


ここからは私の個人的感覚論になりますが、Kinectには、

コントローラーフリーで得られる楽しさと同時に、

コントローラーフリーがための”不安”と”つまらなさ”があります。


まず「不安」の部分を申し上げます。


Kinectの様なコントロールデバイスが目の前に現れるまでは、コントローラーフリーの世界に

私は憧れを持っていました。

良く引き合いに出されるのですが、トム・クルーズ主演の映画「マイノリティーリポート」の

劇中で描かれた、未来でのコンピューター操作のシーンです。

あれを初めて見た時、「あんな操作、疲れるだけだから、技術的可能となっても製品化はない」と

理論的には整理しながらも、やはり憧れの様なものは持っておりました。

しかし、実際にKinectで似たような操作を試してみると、想像していた以外の部分で、

カジュアル的なエンターテイメント入出力にしか向いていない事が理解出来ました。


PCで言えば、キーボードのタッチ感覚1つ、

TVリモコンでいえば、再生ボタンを押した時の感覚1つに

私たち人間は、安心感を持っている事に改めて気付いたのです。

キーボードでなくとも、照明装置のスイッチでも良いのですが、

スイッチを押す時の抵抗感、スイッチを完全に押した時の歩留まり感、カチッと言う音。

それらすべての感覚があって、人間は「スイッチを押した」と言う快感的な安心感を得られるのです。

Kinectの様にヴァーチャル空間に設置されたボタンを何度押しても、

当然ながら人間は”確かに押した”と言う安心感は感じられるはずはなく、

むしろ「正確に押せているのか?」と言う不安感だけが残るのです。


面白い事に、不安を感じるのはマシン側でも同じ様で(?)

人間が、その操作を望んだのかどうかを確実には判断出来ず、

XboxのKinectでは、そのスイッチのところに手などを数秒間静止させる事で、

マシンと人間の両者が合意する機会を作っています。

これは、Kinectの様な非常に高度なセンサーを導入した割には、

すごく馬鹿げた操作(現象)と言えるのではないでしょうか?



次に”つまらなさ”の部分について書きます。

”不安”の部分に似ているのですが、やや違いがあるので、私は区別して考えています。


実はこちらの部分は、ゲーム業界では古くから知られている感覚です。

コントローラーの振動機能などがそれに当たります。

人間は、目で得られる情報以外にも音や感覚で得られる情報を

思っている以上にメインに使っているのです。

先ほどの照明装置のスイッチの話の例で考えてもらえばより分かりやすいはずです。


実はスイッチを押したかどうかを判断するのは、むしろ目よりも、

音や指先から伝わる物体の移動感や振動などの感覚なのです。


実際に照明スイッチを押す時の事を冷静に振り返ってみてください。

目を使うのは、スイッチの位置を確認する時のみで、

位置を確認した後、その操作から操作実行の確認までは

ほぼ指先と耳で行っているのではないでしょうか?

最後の最後に目で照明装置に変化がある事を確認しているだけで、

本当にスイッチを押しているかどうかを目で確認する事があるとすれば、

照明装置の灯りに変化が”無かった”時だけだと思います。


ゲームでも同じ事で、たとえば車のゲームにおいて、

自分が操作する車が、壁などと接触したかどうか?についてを確認するには、

音も使って知らせてあげた方がより自然ですし、

さらに振動装置を併せて知らせてあげた方が、もっと効果的です。


車が停止する様な大クラッシュをしたのなら話は別ですが、

少し擦ったぐらいならば、目は車の挙動を整えたり、計器類、周りの状況把握のために使うために

フルで使われていますので、

それ以外に擦った事を画面で表現するのは余計な演出が必要となるかもしれませんし、

そもそもそんな表現が無いのは”リアル”という世界からは随分かけ離れた世界と言う事になります。


さらにKinectでは、音の次のステップとして、「振動」はあり得ないので、

仕方がなく目で確認させる事になり、そこでプレイヤーに余計な負担を迫る事になる場合もあります。


もっとダイレクトに”楽しさ”と言う部分で言えば、

ハンドルコントローラーのフォースフィードバックの様な画面以外での表現は絶対に無理ですし、

Wiiリモコンの様なプレイヤーに個別の音を提供する事も出来ません。


楽しさを追求したはずのKinectセンサーでは、

○コントローラーフリーで操作出来る
○体全体を使って操作出来る

という楽しさを得られる反面、昨日まで使っていたコントローラーでは普通に提供されていた

楽しさが失われているのです。


更には、無くてはならないはずの即応性が得られないコントローラーとなれば、

マイクロソフトがKinect発売当初からアナウンスしている様に、

すべてのゲームにおいて、このKinectセンサーが有効に機能するとは言えないと思うのです。


しかし、私はKinectを買いたいと言う人を止める気はないですし、

むしろオススメしたい事もあります。

DanceCentral等のゲームでは、私自身、心の底から楽しんでいるからです。


つまり私が言いたいのは、

現行のKinectがすべてのゲームに対応するなんてお馬鹿なアナウンスや、

下手なドラマ混じりのトレーラーで消費者を惑わす様な事はやめて、

もっとKinectが最適で心から楽しめる様なゲームを出せば良いんだと思います。


下手にすべてのゲームにKinect対応させようとすると、

ゲームの質の低下を招きかねないし、

本来は良い出来だったゲームさえダメゲーにしてしまう可能性さえあると思います。


またKinectは完全にコントローラーフリーとはせずに、

片手で持てるようなコントローラーとセットで利用させる事で、

より多くのタイトルにフィットさせられる気もしますし、

それがユーザーにとって負担と考えるのであれば、

通常のコントローラーと組み合わせて操作させるような仕組みを

積極的に導入すべきだと思います。


ブラッシュアップしたKinect2的なコントローラーを出すのもアリかもしれませんが、

とりあえず来年ぐらいまではその時期ではないでしょうからね。



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