あれもこれも興味ありますねん！

世間一般のPlayStationVITAに対する期待とは関係なく、

実は着々とパワーアップしているVITAです。


先日バージョンアップされ、初代PSタイトルが起動する様になったばかりですが、

ナスネも発売になり、テレビの視聴や、録画した番組の持ち出しも非常に便利になりました。

そして今度はPS3用タイトルの一部をリモートプレイで遊べる様になりました。


「リモートプレイ」はゲームに詳しくない人には分かりにくい話ですが、

PS VITAやPSPをPS3のコントローラー兼モニターとして利用出来る機能で、

PS VITA(PSP)とPS3は、無線LANを通じて接続されるため、

PS3本体やモニターの設置された場所に縛られず、

無線LANの届く範囲であれば、好きな場所で遊べる機能です。


とは言え、リモートプレイで楽しめる内容は、

ゲーム以外のコンテンツが殆どで、

音楽や画像、映像を楽しめる程度でした。


それが今回はPS3とVITAの組合せで、

◯TOKYO JUNGLE
◯ICO
◯ワンダと巨像
◯God of War HD & God of War II HD
◯God of War Collection

の５タイトルに対してリモートプレイで、”ゲームプレイ”が楽しめる様になりました。

と言うニュースを聞いて、やはり一番最初に気になるのが、

”どれほど実用的な機能なのか？”と言う事です。


コントローラーに関しては、今や無線接続が当たり前ですので、

すっかり抵抗感もなくなりましたが、

リモートプレイでは操作内容だけではなく、プレイ画面も無線通信で提供される訳です。

動きの少ないゲームでは何の問題もないでしょうが、

今回対応すると発表されたタイトルはアクション性の高いゲームも含まれているのが

正直に言って驚きに値する部分であり、

これは是非テストしてみたいと思った訳です。


まぁ幸い５タイトルの内、３タイトルも所有していましたので、

テストプレイをするのに苦労はありませんでした。


そんな訳で、早速VITAを起動し、リモートプレイを選択しました。

正直言って、VITAでリモートプレイを選択するのは久方ぶりですね。


で、無事接続が完了し、PS3の画面が表示されたら、ゲームディスクを挿入し早速プレイを！

と思ったのですが、

「リモートプレイで操作する事は出来ません」

の冷たい反応。。。


先に通常起動でPS3を起動させ、

タイトル別に最新パッチを適用させておく必要があったのでした。



さて、パッチの適応を済ませると再びVITAよりリモートでアクセスし、

再びゲームタイトルを選択してみると、今度は見事に起動出来ました。


暫くすると、コントローラのボタン割り当てに関する注意書きが表示されました。

PS3に対して、VITAではボタン数が不足しているため、

L2やR2ボタンなどの割り当てを選択します。



３種類のプリ設定と、プレイヤーの自由設定から選択出来るのですが、

ゲームによって「タイプ２」が推奨だとか、「タイプ３」が推奨だと表示される

ちょっとした親切設計となっておりました。


設定した事を確認する様な操作をすると、いよいよゲームが起動します。


ICOとGOW2を使った検証動画を作成してみましたので、

こちらで実際の感じを確認してみて下さい。



＃画面がVITAの有機ELデスプレイの表示域より一回り小さく表示されていますが、
＃これはリモートプレイの出力解像度に合わせた表示を選択しているからです。
＃最大表示←→解像度通り　は画面をダブルタップ事で変更出来ます。

正直言いまして、

VITA起動→リモートプレイ選択→PS3との接続→ゲーム起動→コントローラー設定

と、実際にプレイを楽しめるまでは、かなりの時間を浪費する事になります。

これは本当に時間がかかるので、もっとどうにかならないものでしょうか？


しかし、それを除いて言うならば、アクションゲームであっても、

結構ストレスなく楽しめる出来栄えです。

動画を観て頂いても分かると思うのですが、

プレイが出来ないほども大きな遅延はおこっていません。


ただし、これはテストプレイをする前から想像出来ていた事ですが、

無線LANの電波状況によっては、一時的に画面がフリーズし、

スキップしてしまう様な事も結構起こります。


もちろんこれは無線LAN親機の性能が関係するでしょうし、

PS3or無線LAN親機との距離なども関係してくるでしょう。


ただし私のテスト環境下では、無線電波状況がかなり良いと思われる状態でも、

一瞬画面が飛んでしまう現象がおこっていたので、

ゲーム的にかなりシビアな場面に差し掛かっている時では、

それによって自機が死んでしまうだとか、スコアを落とすなんで事はあるでしょうね。


また今回はテスト出来ませんでしたが、

外出先からインターネット越しにリモートプレイをする事も可能です。

これらシステムの特性を合わせて考えると、RPGなどが最も適したジャンルだと思われます。


それに、外出中に経験値稼ぎが出来ればなぁ。。。　

なんて事を誰でも考えた事があると思うのですが、

そんな事が可能になる面白い機能なので、是非拡充してもらいたいものですね。


あと注意が必要なのは、ゲームディスクを本体にセットしておく事ですね。

これを忘れるとどうやってもプレイ出来ません。

外出先からでは、本当にどうにもなりませんしね。



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本日の番外編

しかし、家庭内でこれだけ接続に時間がかかるなら、

インターネット越しでは、もっと時間がかかるかもしれません。

それなら、タイトルを１つ購入すると、PS3用とVITA用の２つのソフトがパッケージされていて

クロスセーブで楽しませてくれる方がよっぽど快適だと思うんですがね。。。

こちらの方がずっとずっと省エネですしね。


さてさて、これらVITAの付加機能を拡充する事で、

任天堂のWiiUに対抗する事が出来るでしょうか？？　頑張って欲しいものです。