くり子です。
1回生の後期、寮のお部屋替えです。
くり子はとにかく大きなお片付けが苦手です。
この、半年に1度行われるお部屋替えの作業はとても苦痛でした。
部屋の荷物を段ボール箱に全てまとめ、布団も布団袋に押し込みます。
入室する方も退室する方も使用中の部屋に一斉に移動するわけですから、きちんと荷物をまとめておかないとぐちゃぐちゃになってしまいます。
そして不思議なことに入寮するときには蜜柑箱5箱だったはずの荷物がそんなもんじゃないくらいに増殖しています。
このお部屋替えの部屋割りとメンバー構成は、M先生とN先生というお二人の舎監先生と寮長が決めるという噂でしたが、実際のところは知りません。
ドキドキしながら部屋とメンバー発表を待ちます。
新しいお部屋は新寮で、4回生のC先輩と同級生のD子と同室になりました。
C先輩はとても気さくで優しい先輩でした。
C先輩はお部屋だけプロポーズされたようで、今までの部屋より少し広くて角部屋でした。
また新寮なので、引越しは楽です。
大きな荷物が各寮を行き来する中、同じ建物内の移動。
超簡単なお引越しのはずが・・・
荷物を解いて並べ終わるまでかなりの時間を要しました。
C先輩は、イベント前になると、休講の空き時間などを使って、ケーキを作ってくれました。
ブラウニーやスポンジケーキ、プリンなど。
後にくり子も時間が空いていたら手伝わせてもらいましたが、最初はサプライズだったので、本当にうれしかったです。
最初はウエルカムパーティー。
次はD子のお別れパーティー。
D子は向学心のある子で、第一志望の大学に転学することが決まり、11月には東京へと帰ることになったのでした。
11月からはC先輩との二人部屋です。
夜10時の点呼が終わった後からティーパーティー。
C先輩のボックスからはココアや紅茶など何でも出てきます。
お客様は、過去のC先輩のお子様達。
色んなお話をしました。最初はテーマを決めて話し始めても、そこは女子会。話題は多岐にわたり、話も行ったり来たり。
C先輩には本当にお世話になり、とても楽しい半年でした。
卒業の時にはケーキ作りの道具や食品類(小麦粉やココアなど)を、それらを入れていたカートごと譲ってくれました。(C先輩もかつての親様から譲ってもらったものだそうです)そして、お菓子作りのレシピ本も。
くり子にお子様が出来た時は同じ様にもてなしたいと思いましたが、なかなか先輩のような魅力的な親様にはなれませんでした。
こういった関係で、学年や学部を超えて繋がることが出来ました。
今ではこれらの寮は、寮として使われていません。(地震後に建て替えられ、個室の寮になったらしい)
タグ:寮生活
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