くり子です。
今日はA子のお話。
A子は音楽学部。
くり子とバックグラウンドがかなり違うので、普通なら友人になる機会がなさそうです。
同室になったことで、様々なお話を聞くことが出来、とても刺激的でした。
しかも、彼女の友達はハープやフルートで演奏(練習だけど)を聴かせてくれます。
くり子はかなり音痴だったようで、一緒にカラオケに行った時など、「私の絶対音感を狂わせるほどの音痴ね!」と言われました。
それまで、カラオケになど行ったことも無く(大学デビューですな)、音楽の授業ですら歌を歌っての採点ということもなく、そもそも選択授業で音楽を選ばず。音痴だと意識せずに気持ちよく歌ってきたのに・・・。
そして、今までの友人たちもくり子に対して敢て指摘することも無く野放しにされていたようでした。
そんな彼女に色々なコンサートに連れて行かれ(クラッシックです。チケット購入の割り当てがあるようでした。)、音楽の世界の事を教えてくれます。
「私たちピアニストはね、指や腕がとても大事なの。発表会の前など、ここ一番の演奏の前には、トイレに行ったって手を洗わないのよ。水に手を触れてふやけたり、けがをしやすくなってもダメなので。体育の授業だって別メニューよ。バスケはもちろんのこと、テニスもやってはだめなの。」と。
大学に着ていく服も必ずスーツです。
リクルートスーツのようなものではなく、シャネルスーツのような華やかなお洋服。
「Gパンで受講するなんてありえない。教授に失礼にあたるでしょ。」と。
・・・特異な世界を垣間見たような気になっていましたが、後に同室になったピアノ科の先輩は・・・
「いやいや。トイレに行ったら手はあらうでしょ?!」と。
うん。やっぱり人それぞれ・・・ということですね。
タグ:寮生活
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