2009年06月15日
中性脂肪と体脂肪とは?
中性脂肪は血液中を流れている脂肪の1種です。
健康人の空腹時の中性脂肪の値は50〜150程度です。
健康な若い人では、朝食前はほとんど150以下ですが、
食後は250位にはなります。
一方、メタボな人では食後の中性脂肪が500〜1000、
あるいは、これ以上あることも珍しくありません。
中性脂肪が、こんなに高いと、動脈硬化は加速しますし、
激痛を伴う急性膵炎を起こしても不思議ではありません。
体脂肪は、血液中にはなく、皮膚の下(皮下)と内臓に蓄積された脂肪です。
皮下脂肪も内臓脂肪もお腹のあたりで目立ちますが、
鯉のぼりのようなゆるゆるの洋服でごまかすこともできます。
しかし、太ももや二の腕は隠しようがなく、メタボな女性の悩みになります。
内臓脂肪を貯め込んだメタボ人をみるたびに心配するのは、
彼らの洋服のサイズではありません。
内臓肥満型のメタボは、糖尿病、高脂血症、高血圧になりやすく、
これらは全て動脈硬化の危険因子です。
困ったことに、単なるメタボには症状がありません。
これは推測ですが、東京マラソンのタレントさん、
歌手の村田さん、ジャイアンツの監督などは
動脈硬化関連因子に絡んだものではないでしょうか!?
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