2008年12月07日
女性に起こる外陰ジストロフィーとは?
女性に起こる外陰ジストロフィーとは?
外陰の発育異常または栄養障害に基づく病変の総称である。
このうち周囲皮ふ面よりも、やや沈下性で萎縮性の白色斑状を
呈するものを硬化性苔癬(たいせん)という。
硬化性苔癬の晩期には皺襞(ひだ)を形成し、
小陰唇の消失や腟口狭窄を来すようになり、
この状態を外陰萎縮症と呼ぶことがある。
更年期以降にエストロゲン分泌量が減少すると、
外陰の皮膚または粘膜の色調が消失し、
弾力組織の消失により外陰は萎縮を示すようになる。
その状態で白斑が生じるものを外陰白斑症という。
皮膚は乾燥して損傷されやすく、そう痒や熱感や疼痛の原因となる。
男性は男性ホルモンの量は減少するが、老年期でも、
その分泌は保たれるので、女性の外陰部に起こるような現象はない。