2008年10月05日
痔の種類と症状とは?
痔の種類と症状とは?
痔とは肛門というわずか数cmの部位に発生する病気の総称だ。
日本人の成人男女1万人を対象とした調査によると、
約75%の人が過去または現在、痔の経験があるとの答えがある。
痔の症状に程度の差はあるが、約4人に3人は痔を持っている、
いわゆる痔主である。
痔は一般に(1)痔核(2)痔瘻・肛門周囲膿瘍(3)裂肛の3つのタイプがある。
痔核とは一般に“いぼ痔”とよばれているもので痔の約半数を占める。
痔核の症状は出血と脱出だ。
痔核では通常は痛みを伴わない鮮やかな色の出血であることが多く、
紙に付く程度のものからほとばしり出るようなものまで様々だ。
痔核からの出血の頻度もたまに出血するだけであったのが次第に増え、
ひどくなると排便のたびに出血するようになる。
痔瘻・肛門周囲膿瘍は直腸・肛門部の感染症で、
「あな痔・はれ痔」とも呼ばれる。
痔瘻は小さなくぼみに便の中の細菌が入り込み、
まず肛門腺に感染を生じ、次第に直腸・肛門周囲に化膿が広がり、
「肛門周囲膿瘍」となる。
排膿されるとそのまま自然に治る場合もあるが、
多くは直腸・肛門と交通のある管(瘻管)が形成され「痔瘻」となる。
裂肛は肛門の上皮に生じた創の総称で「切れ痔」とも呼ばれ、
びらんや亀裂などの浅いものから潰瘍などの深いものまで程度は様々だ。
痔の予防対策ととしては下記があげられる。
(1)バランスよく食べる。
(2)肛門はいつも清潔にする。
(3)排便は短時間ですませる。
(4)便意を我慢しない。
(5)便秘・下痢にならないようにする。
(6)体を冷やさないようにする。
(7)長時間、同じ姿勢は避ける。
パソコンはまずいかも知れない。
(8)アルコール、刺激物は控えめにする。
しかし、症状の強い時はためらわずに診察を受けよう。
自分で判断すると他の病気、例えば直腸・肛門癌、
ポリープなどと間違う可能性もある。
痔の治療には、薬・手術・東洋医学のはり灸などがあるが、
必ず外科の医師と相談しよう。
キーワードハンター
初期費用無料のSEOサービス【コムズ】!