2008年10月04日
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは?
帯状疱疹はウイルスによる感染症だ。
この病気はインフルエンザなどとは異なり皮膚の症状や神経痛のような痛みを伴う特徴がある。
体力や免疫力が弱った時に起こりやすい。
この病気の原因は、水ぼうそう(水痘)と共通のヘルペスウイルス科のウイルスだ。
水ぼうそうは多くの人が幼児期に罹る病気だが、症状がおさまってもウイルスは神経の根本にある神経節という部分に生き残っていて、潜伏感染とという。
この生き残っていたウイルスが人体の抵抗力が弱まった時に再び活動を始め、
帯状疱疹として発病する。
ウイルスに対する抵抗力が弱まる誘因としては加齢、癌や免疫不全などの病気、手術、薬剤などがある。
感染している神経の支配領域に一致して水疱が多発し、
帯状(おびじょう)に分布するのがこの病気の名前の由来だ。
この皮膚症状は特徴的なので、診断は比較的容易だ。
病気が起こりやすい部位は胸、腹などの胴体部分および顔の三叉神経領域だ。
通常、病変は体の右または左の片側にのみ起こる。
しかし、免疫能力が極度に低下した状態では両側、
または全身に分布することもある。
水疱内溶液にはウイルスが含まれていて接触感染する。
通常はもっと簡便な血液中の抗体測定による診断確認が行われる。
この疾患が問題となる点は知覚神経に病変をきたすため、
強い痛みを生じることだ。
この痛みは神経痛様であり、発疹、水疱を生じる数日前から
感じることもあるが、この場合、診断は難しい。
皮膚症状、発熱など症状が改善した後も痛みだけが長期間残る場合も多い。
このウイルスに対してはバルトレックスが有効で、ウイルスの増殖、
活動性を阻止できる。
変だなと思ったら、モタモタしないで病院に行こう。
内科か皮膚科に行くとよい。
この病気では回復後に、最も多いのが神経痛が残こることだ。
この痛みは非常に頑固で、種々の鎮痛剤が使われるが、
十分な効果がないこともある。
痛みの部位によっては神経節ブロックや硬膜外麻酔を行うこともある。
この病気は免疫能力の低下した場合に再発することがあるので、
注意が必要だ。
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