2008年10月06日
あなたの医療費は、やぶ医者ほど高い!
あなたの医療費は、やぶ医者ほど高い!
医療費つまり、診療報酬の計算方法には出来高払いと、定額・包括払いの二種類がある。
出来高払いとは細分化された一つ一つの医療行為毎に点数を設定し、この全てを合算する方法だ。
殆どの開業医や中小または大規模病院の一部が出来高払いを採用している。
例えば、あなたが風邪で受診し、対応した医師が「普通の風邪ですから、自宅安静だけでもよくなります」と判断して、検査も処方もしなければ、初診料のみで済む。
ところが、「だるいのは肝臓が悪いのかも知れない」といって、血液検査や腹部超音波検査などを行い、「やはり、急性上気道炎ですね」といって抗生剤、鎮痛下熱剤、抗ヒスタミン剤、去痰剤など、てんこ盛り処方を貰うと、帰宅安静に比べてはるかに高価である。
皮肉なことに、これらの薬の副作用で、胃の具合が悪くなり、再診して、急性胃炎の診断で検査や胃薬を貰うと、また支払いが増える。
風邪位ならまだよいが、他の病気で誤診され、誤診に基づいて検査や処方をされると、患者の支払いは雪だるま式に増える。
「自宅安静でよい」といった医師は儲からない。
この弊害を排除するため厚労省は数年前から、定額・包括払いを導入した。
定額・包括払いとは、「まるめ」ともよばれ、例えば投薬・検査・注射をまとめて1月毎に何点とするように、いくつかの治療行為をまとめて点数化した算定方法である。
虫垂炎は○点、胆嚢摘出術は○点などと、病院が負担した経費とは関係なく決まっている。
病院としては、医療用品や薬を安上がりしないと赤字になりかねない。
保険点数の高い病名を付けても、発覚しなければよいが、そんなことはないように望むしかない。
治療に関与した医師の経験年数は、医療費には反映されない。
つまり、レントゲンでも新米の研修医がみて見落としても、経験ある専門医が正しくみても、患者の支払いは同じだ。
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