2009年05月17日
自殺死は交通事故死の4倍以上だ!
自殺死は交通事故死の4倍以上だ!
最近の日本では毎年3万件を超える自殺が生じているが、
この数は交通事故死者数の4倍強だ。
また,自殺未遂者数は自殺者の最低でも10倍はいると推定されている。
さらに,自殺未遂あるいは自殺が1件生じると、
当事者と強い関係にあった人の最低5人が
強烈な精神的打撃を受けるといわれている。
自殺は死にゆく人だけの問題にとどまらず、
非常に多く人々のメンタルヘルスを脅かす深刻な問題なのだ。
自殺の危険因子の中でも特に重要な点は下記である。
1)自殺未遂歴:
自殺を図ったが幸い救命された人でも、
適切な治療を受けないままだと同様の行為を繰り返し、
自殺に至る率は一般人口よりもはるかに高い。
一見、致死性の低い手段であったとしても、
自殺未遂は深刻に取り上げる必要がある。
2)精神障害の既往;
自殺者の約9割は生前に何らかの
精神障害に罹患していたことはWHOの調査でも明らかだ。
しかし、適切な精神医学的治療を受けていた人となると、
ごくわずかである。
精神障害を早期に診断し、適切な治療を受けさせることで、
少なくとも3割は自殺率を下げることが可能だと
WHOは繰り返し強調している。
また、同時に複数の精神障害に罹患している状態では、
さらに自殺率が高い。
3)事故傾性:
自殺は何の前触れもなく突然起きるというよりは、
しばしば、それに先行して自分の安全や
健康を守れない状態が生じている。
本人自身も単なる偶然の事故などと考えていて、
無意識的な自己破壊傾向だと
認識していないことさえあるので、注意が必要だ。
私が以前に勤務していた病院の周辺は農家も多かったので、
農薬の服毒自殺が毎晩のように来た。
農薬自殺はとりあえずの救命はできても、
農薬自殺は後遺症がひどくて、気の毒であった。
現在勤務中の病院は、高層マンションも多いので、
飛び降り自殺が目立つ。
高層ビルからの飛び降り自殺は即死が多く、
心臓マッサージを試みても、骨が砕けていて、
グニャグニャの例が多い。
飛び降り自殺はレントゲン検査すれば、
全身骨折なのですぐ分かる。
高濃度バナジウム含有天然水!「富士青龍水」