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2023年07月07日

離れがたい、このままそばに・・・という感情(覚書)

5日朝、お空に帰ったはなちゃんと一緒に、学校へ向かう娘を送り出した。

市営の火葬場にペットの火葬をお願いするには、まず役所での申請が必要。
最寄りの役場に電話で問い合わせると、申請書への記入が必要だという事だった。
犬の場合は死亡届も必要だそうだけど、猫は必要なし。
これは犬の場合、年1回の狂犬病予防接種が義務つけられている関係かな・・と思った。
料金は1100円。
提出用の申請書と控え、あと注意事項の用紙をもらって役所を後にした。

注意事項に、生花や愛用品など燃焼の妨げになるものは入れないで下さいとの文言。
途中でお花を買って入れてあげるつもりだったけど、現場で中を職員が確認すると書いてあったので断念。

その後まっすぐ火葬場に向かうつもりだったのに、ためらう気持ちが湧いてくる。
このまま行ったら、これでもうはなちゃんの姿を見ることが本当に出来なくなってしまう・・。
はなちゃんは死んじゃったけど、このままずっとそばに置いておきたい・・と。
もちろん、そんな事はできないしいけないと分かっているのに。
運転するうちに火葬場を遠回りしたり、通り越したり。

結局、グルグル周辺を何周かして、近くの他の施設の駐車場に入り気持ちを落ち着かせることに。
箱を開けて、はなちゃんの姿を目に焼き付ける。
頭や体をなでて、気持ちに踏ん切りをつけようとした。
いつまでもこんなことしてちゃだめだ・・と思いつつ、気持ちの整理がつくまで車の中でしばらく過ごした。

想像していなかった感情だった。
本当に最後の最後なんだ、もうはなちゃんがいなくなっちゃうんだと思うと、離れがたい思いがあふれ出した。
もちろんはなちゃんが息をひきとった時も悲しかったけど、その時はまだ手元にはなちゃんがいたから。
はっきり手放す・・という状況がこんなにも辛いとは思ってなかった。

それでも昼前にはなんとか火葬場までたどり着き、手続きを済ませた。
なんとも言えない、悲しい寂しい気持ち。
帰宅してからは、何もする気になれず抜け殻になってた。
こてつは様子のおかしいのに気づいたのか、心配そうに見つめては鳴いていた。(つづく)







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