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2022年08月25日

歴史135・太平天国の乱

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 戦争は、負けると賠償金を取られます。

 アヘン戦争(歴史134参照)に負けた清(しん・今の中国)は、賠償金を支払うため、人々にたくさんの税をかけました。

 重税を喜ぶ国民はいません。

 政府に不満を持って当たり前。

 そんなとき、

「打倒! 清朝」

 と、兵をあげた人がいます。

 洪秀全(こうしゅうぜん)です。

 太平天国という国をつくり、自ら天王(てんのう)と名乗りました。

 目指したのは、土地を平等に分け、貧富の差がない社会。

 考え方は、まさに社会主義。

 この国の反乱こそ、太平天国の乱です。

 しかし、残念ながら、太平天国は滅びます。

 洪秀全が、自殺したからです。

 病死とも言われていますが・・。

プチプチ情報

 中国には、隋(ずい)の時代から、役人になるための科挙(かきょ)という試験制度がありました。

 太平天国をつくった洪秀全は、この試験に3回落ちています。

 そして、神経衰弱となった彼は、キリスト教の影響を受けていたので、自分を“イエスの弟”だと、思い込むようになります。

 そのうち、拝上帝会(はいじょうていかい)というカルト団体をつくります。

 それが、太平天国という国となり、清と戦っていくのです。

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コロ丸
塾講師・文筆業をしています。 塾では、小・中学生を教えています。イラストは素人なので、ヘタなのは勘弁してください。 『簡単中学歴史』、『勉強嫌いの勉強法』、『受験勉強の戦略』を電子書籍で出しています。
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