古い都と書いて、古都。
どこの都市をさすかというと、奈良と京都です。
むかしむかしの政治の中心地。
どちらが先に都だったのかは、歴史を思い出すとわかると思います。
平城京のあった奈良です。
710年から784年まで、都でした。
平安京のあった京都はもっと長く、794年から東京に遷都した1869年まで、都でした。
1000年ごえです。
旅行に行ったことのある人は、気がついたかもしれませんが、高い建物はありません。
京都は、高さが最大31mと決められています。
7〜10階建てのビルに相当しますよ。
もちろん、景観や街並みを守るためです。
京都・奈良ともに、景観条例があります。
なので、コンビニやファストフードの看板は、ほかと違ってずいぶんと落ち着いた色合いです。
旅行に行ったときは、確認してみてください。
プチプチ情報
“小京都”という言葉を、聞いたことがありますか?
京都のように、古い町並みが残っている小さな都市のことを言います。
たとえば、秋田県の角館(かくのだて)町は、“みちのくの小京都”と呼ばれています。
“瀬戸内の小京都”は、どこだと思いますか?
広島県の尾道(おのみち)市です。
日本全国には、“○○の小京都”と呼ばれる所が、けっこうありますよ。
残念ながら、“小奈良”はありません。
1000年も都だった京都には、太刀打ちできないのです。
がんばれ! 奈良
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