奈良時代、朝廷はたびたび唐(今の中国)へ遣唐使を送っています。
すぐれた制度や文化を取り入れるためです。
9世紀末に中止されるまで、計15回ほど派遣されました。
唐へ渡った人の中に、阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)という人がいます。
しかし、日本へ帰るとき、海は荒れに荒れ、唐に引き返しました。
結局、帰国はかなわず、50年以上も唐で過ごしています。
一方、唐から日本へ渡ってきた人もいます。
唐の僧である鑑真(がんじん)は、何度も渡航に失敗し、失明しながらもやってきました。
日本で、仏教の教えを広めています。
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あなたのクラスに、男子の転校生が来るとします。
ガラッとドアを開けて入ってくると、なんとイケメン!
女子はみな、一瞬で目がキラキラに輝くことでしょう。
しかも、お父さんはえらいお役人。
礼儀正しくて頭もよかったら、担任の先生まで、メロメロになるかもしれません。
見た目がいいというのは、1つの武器になります。
遣唐使も同じです。
中国の皇帝の前に、日本の代表として、チビ・デブ・ハゲという、三重苦を抱えた男が現れたらどうですか?
高身長のイケメンが颯爽と現れれば、印象もよく、交渉事もうまくいきやすくなります。
なので遣唐使は、家柄や教養と同じくらい、容姿も重視されたそうです。
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