2014年10月11日
韓国の社交辞令「今度、ご飯でもいっしょに食べよう」
韓国で「今度、ご飯でもいっしょに食べよう。」と言われたら、どう返事したらいいのでしょうか? 韓国の代表的な社交辞令、そのおもしろい事情についてお話しします。 |
1.社交辞令は社交辞令
「今度、ご飯でもいっしょに食べよう」韓国のドラマなどでもよく出てくる言葉です。この社交辞令は、韓国人が最もよくつくウソでもあります。というのも、この言葉は「食事の約束」ではないからです。ただの別れの挨拶だと思っていい話です。
언제, 밥 한번 먹자.
2.そこまで親しくない人に言う、別れの挨拶
この社交辞令を言うのは、久しぶりに会った知人、同窓会で会った昔の友達など、久々に会って今はそこまで親しくない人です。言うタイミングは別れの時。
A:「今度、ご飯でもいっしょに食べよう。」同窓会で久しぶりに会って名前もやっと思い出した人に「今度、ご飯でもいっしょに食べよう。」と言われたら、「じゃ、いつにする?」と聞き返してみましょうか。相手は相当答えに苦しむでしょう。
B:「うん、また連絡してね。」
「また連絡しようね。」「うん、今度一緒に食べよう。」くらいの返事でいいでしょう。
男女共通:「今度、ご飯でもいっしょに食べよう。」ご飯だろうとお茶だろうとお酒だろうと、同じです。そこまで親しくない人との別れのあいさつ、その気まずい雰囲気を紛らわせる言葉なんです。
主に女性:「今度、お茶でもしようよ。」
主に男性:「今度、お酒でも一杯しよう。」
3.「今度」はいつになるかわからない、不思議な言葉
親しい人、普段よく会っている人にこの社交辞令を使うことはありません。本当に一緒に食事したい人には言うことがなく、一緒に食事することがないだろうと思っている人には言う、不思議な言葉なんです。
韓国の人もこの社交辞令は「本当のことじゃないただの社交辞令だからイヤ!」と思う人が多いです。
もちろん、ご飯を一緒に食べることもなければ、それ以来連絡をすることもほぼないでしょう。
二人のうちどちらかが結婚することになる前までは。
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